NBA選手、チーム契約をトークン化 投資家は年利配当などを受領

13日に発行か?

NBAのブルックリン・ネッツのプレイヤーであるSpencer Dinwiddie選手が、自身のセキュリティトークンを発行することをTwitter上で報告した。発行は現地時間13日の予定だがNBA側は法務面でレビュー中であり、予定通りに発行されない可能性もあるようだ。

「The Spencer Dinwiddie bond(Spencer Dinwiddie債)」と呼ばれるこのトークンは「Professional Athlete Investment Tokens(PAInT)」の一種であり彼のチームとの契約に裏打ちされている。

チームとの契約自体を証券化して、選手は割引された契約金を先に獲得できるほか、投資家は年間の配当や特典を得ることができる。パフォーマンスによるボーナスもあり、そこからも配当が得られる仕組みをトークン設計で提供するという。

ツイートでは20日に締め切りを迎えるオールスターゲームのファン投票も呼びかけ、以下の様にコメントした。

トークンの発行が上手くいってオールスターにも選ばれたなら、チームメイトにビットコインを配り、トークンホルダーの中から8名をオールスターゲームに招待する

なお、10日に発表されたファン投票の第2回途中経過ではDinwiddie選手の名前は所属カンファレンスの上位10名には入っていなかったようだ。

NBA側の反発

契約を証券化するアイデア自体は昨年9月に明らかになった。

Dinwiddie選手はイーサリアムベースのアスリートや芸能人への投資プラットフォーム「DREAM Fan Shares」を創設し、自身のトークン「SD8トークン」を発行しようとしたが、NBAの反対に遭い、発行が中断された経緯がある。

基本的には、3400万ドルの3年契約をトークン化することでDinwiddie選手は即座に最大1350万ドルを手に入れ、トークン保有者は3年間毎月4.95%の配当を得るというものだったが、当初予定されていた、契約の3年目にプレイヤーオプション(選手が契約を破棄する権利を持つ)を行使してより高い契約を勝ち取った際により大きな配当を配るというスキームについて、NBAは難色を示した格好だ。

Dinwiddie選手によればNBA側は選手保護の観点からプレイヤーオプションの不確実さを憂慮しているようだ。

今回のTwitter上での発表に至るまでにNBAの法務チームと何度か話し合い、最終的には3年目のプレイヤーオプションによる配当の増額に関する部分を削除したようだ。

なお、今回のトークンはデジタル証券発行プラットフォーム企業の「Securitize」の支援のもと、発行を行なっている。

参考:Spencer Dinwiddie Discusses Digital Tokenization Plan, Happening Against The NBA’s Wishes

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