はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX

米グーグル、独自の暗号鍵が構築可能に OpenSKプロジェクト開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

独自セキュリティキーの構築が可能に

米Googleがオープンソースプロジェクト「OpenSK」を開始したことが分かった。GitHubで公開されているこのプロジェクトでは、開発者が独自のセキュリティキー(クリプトキー)を構築することができる。

インターネット上のパスワードをより安全な認証方法に置き換えることを最終目標としており、Googleのブログ投稿では、オープンソースとして公開することの意図を、次のように述べた。

研究者と開発者のコ​​ミュニティの力を借り、OpenSKがやがて革新的な機能、強力な暗号技術をもたらし、信頼性の高いフィッシング耐性トークンとパスワードレスWebの普及を促進することを目指す。

小型機器で身元を証明

従来の2FA(二段階認証)形式では、多くの場合、SMSベースの認証を中心に展開されていた。対照的に、暗号キーはコンピューターにドングル(PCに接続する小型機器)より直接入力され、身元を証明するという。

出典:Google

Googleは、半導体メーカーNordic Semiconductor社の無線通信用チップをドングルに選択、この10ドルのドングルをGoogleのオープンソースファームウェアと一緒に使うことにより、誰でも自分でOpenSKのパラメーターを自由にテストし、拡張するなど、独自のセキュリティキーを作成することが可能だ。

ハードウェアは、NFC、Bluetooth Low Energy、また専用ハードウェア暗号化コアを備えたUSB-Aを備えている。Googleは、キーを保護して携帯するための、3D印刷可能な収納ケースも提供している。

ユーザーがオンラインのデータをより細かく制御できる、プライバシー重視の分散型インターネットへの取り組みは拡大し続けており、GoogleのOpenSKプロジェクトも人々がオンラインで自分のIDをより簡単に保護できるようにして、このトレンドを促進するものになりそうだ。

さらにOpenSKプロジェクトにより、人々は自宅で、オンラインIDとアカウントを制御するのに役立つデバイスを使用することに馴染み、仮想通貨のハードウォレットなど類似デバイスの導入も容易になる可能性が考えられる。

参考:グーグルブログ

CoinPostの注目記事

中国、暗号法を正式に施行 ブロックチェーンやデジタル人民元で法的基盤
2019年仮想通貨やブロックチェーンで再び揺れた中国で、暗号法(密码法)が正式に施行された。ブロックチェーン技術の促進やデジタル人民元にも法的基盤を提供するものとなる。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/15 水曜日
11:40
バイナンス、韓国への再進出なるか 当局がGopax買収で二年半ぶりに審査再開=報道
韓国当局が仮想通貨取引所バイナンスのGopax買収審査を約二年半ぶりに再開したと伝えられる。米国での訴訟取り下げが背景で、今年中の役員変更承認の可能性もある。
11:25
テザー、セルシウス破産管財団に約450億円和解金支払う
ブロックチェーン・リカバリー・インベストメント・コンソーシアム(BRIC)は、テザーがセルシウスネットワークの破産管財団に約450億円を支払ったと発表した。2024年8月に提起した訴訟が和解に至った。
10:40
ウィズダムツリー、ステラ(XLM)ETPを欧州市場で上場
米ウィズダムツリーがステラブロックチェーンのネイティブトークンであるXLMに投資できるETPを欧州で立ち上げた。現物裏付け型で管理報酬は0.50%と欧州最低水準となる。
10:25
米カリフォルニア州、休眠仮想通貨の強制清算を阻止する法案成立
米カリフォルニア州で休眠仮想通貨の自動清算を禁止する法案が成立。現物のまま州政府に移転され所有者は価格上昇時に恩恵を受けられるようになる。
10:20
イーロン、ビットコインのエネルギー基盤構造を評価
イーロン・マスク氏は、仮想通貨ビットコインは法定通貨で見られる増刷による価値低下に耐性があるとの見方をXに投稿。最近はマスク氏がビットコインに言及するのは珍しい。
08:00
S&Pグローバル、チェーンリンク経由でステーブルコイン評価を提供開始
S&Pグローバルがチェーンリンクと提携し、ステーブルコイン安定性評価をブロックチェーン上で提供すると発表した。格付け機関の評価がスマートコントラクトで直接利用可能になるのは業界初となる。
07:10
メタプラネットの企業価値、初めて保有ビットコインの価値を下回る
仮想通貨ビットコインの財務戦略企業メタプラネットは、mNAVが一時的に初めて1を下回った。これは、市場がメタプラネットを保有するビットコインの価値よりも低く評価していることを意味する。
07:00
ブータンが国民IDシステムをイーサリアムに導入、世界初の事例に
ブータンが国民デジタルIDプラットフォームをイーサリアムに統合し、人口規模のID管理システムを公開ブロックチェーンに接続した初の国となった。2026年第1四半期までに完全移行を予定している。
06:35
シティグループ、2026年に仮想通貨カストディサービス開始へ
米金融大手シティグループが2026年に仮想通貨カストディサービスを開始する計画。過去2~3年間開発を進め今後数四半期以内に市場投入する見込みだ。
06:15
金融庁、仮想通貨のインサイダー取引規制を導入へ=報道
金融庁が仮想通貨のインサイダー取引を禁じる規制を導入と日経が報道。未公開情報をもとにした売買を禁止し違反者に課徴金を課す金商法改正案を2026年国会に提出。
06:05
米下院議員、401k退職金制度への仮想通貨投資解禁法案を提出
米下院議員が401k退職金制度での仮想通貨投資を可能にする法案を提出と報じられた。トランプ大統領の大統領令を法制化し恒久的な措置を目的とする。
05:50
バイナンス、大規模ロスカットのユーザーに455億円相当救済金を配布
バイナンスが総額4億ドルの業界支援プログラム「Together Initiative」を開始。トランプ関税発表後の市場急落で清算被害を受けたユーザーに3億ドルを配布する。
05:35
米政府、2.1兆円相当ビットコインを押収申請
米司法省が過去最大となる127,271BTC(約2.1兆円相当)の民事没収訴訟を申し立て。米政府のビットコイン準備金は現在の価格で5.4兆円を超えた。
10/14 火曜日
18:47
Hyperliquidの大口投資家、トランプ一族との関与を否定 再びビットコインを大規模ショート
トランプ関税発表直前にビットコイン7億ドルをショートし約2億ドルの利益を得た大口投資家が、再び3億4千万ドル規模のBTCショートポジションを構築。インサイダー取引疑惑が浮上するも本人は否定。市場では1.3兆円規模の強制清算が発生し史上最大級の暴落に。
18:24
JPモルガンがビットコイン取引サービス参入へ カストディは外部委託で対応
JPモルガンのデジタル資産部門責任者が、顧客向けビットコイン取引サービスの提供を正式に確認した。カストディ業務は外部委託を検討し、コインベースとの提携も強化。大手金融機関の暗号資産市場参入が本格化する中、JPモルガンの戦略的アプローチとは。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧