トム・リー氏が相場を予測
米投資企業Fundstratのトム・リーが、仮想通貨ビットコイン(BTC)投資の今後6カ月間の利益率は197%まで拡大する可能性があるとの見解を過去の統計データを用いて指摘した。Yahoo Financeのインタビューで明かした。
Highlight: “We’re really optimistic on crypto and bitcoin this year,” @fundstrat’s Global Advisors Managing Partner & Head of Research Tom Lee says. “Whenever bitcoin breaks back into its 200 day, its average six-month gain is 197%.” pic.twitter.com/2tqzsuOV0m
— Yahoo Finance (@YahooFinance) February 4, 2020
今回のインタビューで、Fundstrat社は、2020年はBTCを初め仮想通貨に対して楽観的な見方をしていると説明。BTCに対して強気な姿勢を見せる根拠としては、5月に予定される半減期、コロナウイルスや地政学リスクによる利用促進を挙げた。昨年トランプ大統領が仮想通貨を批判したが、今年は大統領選があるので、それも追い風になるとみているという。
また今回のインタビューでは、「充分な期間が経過し、現在は良いプロジェクトしか生き残っていないはずだ。真の発展を見せ、根本的な価値を持つ資産には多くの関心が寄せられる。だから今、仮想通貨に注目すべき時だと思っている」と語った。BTCが197%まで拡大する根拠としては、200日移動平均線(MA)を超えた時の平均利益率である197%が根拠だとした。
BTCの価格が200MAの重要性には話題として度々触れるトムリーは、改めて長期的な傾向を表す指標を超えたことを評価し、強気相場に突入したと説明。また米株式市場(ナスダック)やゴールドなどと比較し、BTCは2020年最もリターンの高い金融商品だと述べている。