はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

JPモルガン・BoA・Citi:米大手銀行がクレジットカードでの仮想通貨購入禁止へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

クレジットカードでの仮想通貨購入を停止するクレジットカード会社が増加中
JPモルガンチェースと、バンクオブアメリカ、シティグループが、クレジットカードを使用した仮想通貨の購入を停止することを発表しました。キャピタルワンフィナンシャルと、ディスカバーファイナンシャルサービスもすでに仮想通貨購入を停止していて、クレジットカードでの仮想通貨購入禁止の動きが進んでいます。
クレジットカードを通じた仮想通貨購入の問題点
現在の下落相場では、クレジットカード利用による貸し手のリスクが高くなります。さらに、クレジットカードによる購入を認めると、クレジットカードの不正利用で仮想通貨に換金されること、資金洗浄の監視が容易ではなくなることが考えられます。

暴落中の仮想通貨を取り扱わない方針を示している米大手クレジットカード会社が増えてきています。

JPモルガンチェースと、バンクオブアメリカ、シティグループは、クレジットカードを使用した、ビットコインやその他の仮想通貨の購入を停止することを発表しました。

JPモルガン,BOA,シティが仮想通貨購入目的でのクレジットカード利用を新たに禁止

JPモルガンチェースの広報担当者であるMary Jane Rogers氏は、2月3日にその廃止を開始し、信用リスクが取引に左右されないようにすると述べました。

バンクオブアメリカは、2月2日に大手仮想通貨取引所でのクレジットカード取引の停止を開始し、個人や法人のクレジットカードに関わらず適応されるといいます。

広報担当者のBetty Riess氏は、デビットカードには制限がかかることはないと言及しました。

さらに、2月2日にシティグループでも、クレジットカードでの仮想通貨購入を停止する主旨が公表されました。

広報担当者のJennifer Bombardier氏は、市場が成熟するにつれて、このポシリーの見直しは行うと付け加えています。

クレジットカードで仮想通貨を購入することにはいくつかの問題点が存在する

仮想通貨の購入を認可すると、借り手が投資の目測を誤り、返済が行われなくなる可能性があり、貸し手にとっては大きな悩みの種になっています。

さらに、盗んだカードや、盗んだ個人情報を元に不正利用され、仮想通貨に換金されてしまうリスクもあります。

また、銀行は、顧客が資金洗浄を行なっていないか監視することを義務付けられていますが、ドルが仮想通貨に交換されると、その監視は容易ではなくなります。

クレジットカードでの購入禁止が仮想通貨に及ぼす影響は?

2月2日には、11月以降初めてビットコイン価格が$8000を割り、12月18日と比較するとその価値は半値以下になっています。

この暴落は、世界中での規制脅威や、価格操作への懸念、仮想通貨及びICOの広告を禁止するというフェイスブックの発表によって引き起こされていると考えられています。

そして現在、カードでの購入が禁止されると、仮想通貨熱狂者達はその購入がさらに困難になり、下落圧力はさらに強まる可能性があります。

すでに、キャピタルワンフィナンシャルディスカバーファイナンシャルサービスではクレジットカードによる仮想通貨取引を取りやめていました。

マスターカードは、今週、ネットワーク上の国際間取引額が2018年で22%増加したことを明らかにし、その一部が顧客による仮想通貨の購入であることを公表しました。

同社は、仮想通貨の価格が下落しており、既にトレンドが減退してきている事を警告しています。

ディスカバーファイナンシャルサービスのCEOであるDavid Nelms氏は、2018年1月のインタビューで、顧客の需要によって変わることもあり得ると前置きした上で、仮想通貨取引の取り扱いを否定しています。

彼は、現時点で仮想通貨を使用しているのは、中国などからお金を出そうと考えている犯罪者であると批判しました。

Bitcoin Ban Expands Across Credit Cards as Big U.S. Banks Recoil

Feb 2, 2018 by Jennifer Surane and Laura J Keller

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/04 金曜日
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。
07:45
米下院、7月14日の週を「仮想通貨週間」と指定 3つの主要法案を審議
米下院指導部が7月14日の週を「仮想通貨週間」に指定し、GENIUS法、CLARITY法、反CBDC監視国家法を審議すると発表。
07:25
IMF、パキスタンの仮想通貨採掘などへの補助金提供提案を却下
IMFは、パキスタン政府による仮想通貨マイニングなどのための電気代補助提案を却下。同国は、ビットコインのマイニングとAIのデータセンター向けに2,000MWの電力を割り当てる計画を発表している。
07:20
ビットコイン今後の価格、9.5万ドルまで下落の可能性も=アーサー・ヘイズ分析
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏は、8月のジャクソンホール会議まで市場が横ばいか軟調な展開を予想。TGA補充の影響でビットコインが9万~9.5万ドルまで下落する可能性があるという。
06:30
米国初のソラナ現物ETF、取引開始初日で出来高約48億円の好スタート
「REXオスプレイ・ソラナ・ステーキングETF」が7月3日に取引開始。米国初のステーキング機能付き仮想通貨現物ETFとして約100万ドルの運用資産で滑り出し。
06:10
米上場ナノ・ラボ、72億円で仮想通貨BNB追加購入
ナスダック上場のナノ・ラボが74,315BNBを約5000万ドルで購入。総額5億ドルの転換社債プログラム第1弾として、BNB流通量の5-10%保有を目指す。
05:50
上場企業の仮想通貨トレジャリー戦略に警鐘、F・テンプルトンが「負の連鎖」リスク指摘
フランクリン・テンプルトンのアナリストが流行する企業の仮想通貨トレジャリー戦略について分析。プレミアム維持の困難さと市場下落時の負の連鎖リスクに警告。
05:35
ルミス議員、仮想通貨税制改正法案を再提出 300ドル未満取引の免税など盛り込む
ルミス上院議員が仮想通貨税制改正法案を再提出。300ドル未満の小額取引免税、マイニング・ステーキング報酬の二重課税解消など包括的な改正を提案。
07/03 木曜日
18:23
Aptos LabsがYellow Cardと提携、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金開始 
Aptos LabsとYellow Cardが提携し、アフリカ20カ国で手数料無料のステーブルコイン送金サービスを開始した。USDT・USDC対応で即時決済を実現し、数百万人のユーザーがステーブルコインをより迅速かつ手頃な価格で利用できるようになった。
18:10
ストラテジー社のビットコイン財務戦略:価値創造と潜在リスクの両面
米国のストラテジー(マイクロストラテジー)などビットコイントレジャリー企業の財務モデルを軸に、株式を通じた投資の仕組みやレバレッジ効果、税務上のメリットなどを解説。日本のメタプラネットなど類似上場企業の動きも取り上げ、再現性の条件やリスク要因を多角的に考察する。
17:26
スイスFINMA規制のAMINA銀行、リップル社RLUSDを世界初サポート
スイス金融監督局(FINMA)規制下のAMINA銀行が、リップル社の米ドル建てステーブルコイン「RLUSD」の取扱いを開始。時価総額660億円超のRLUSDをサポートする世界初の銀行として、機関投資家向けに保管・取引サービスを提供。
16:14
米仮想通貨取引所コインベース、「LiquiFi」買収でトークン発行支援事業強化へ
米コインベースがトークン管理プラットフォーム「LiquiFi」を買収。トークン発行者を初期段階から支援するプラットフォームであり将来的に機関投資家向けサービスにも統合予定だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧