WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨別「大口投資家割合と推移」ビットコイン、ETH、XRPほか|Coin Metrics調査

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

大口保有者の割合調査

仮想通貨取引・ブロックチェーンのデータ分析を行うCoin Metricsが、仮想通貨の分散性に関するレポートを発表した。

レポートではBTC、ETH、LTC、BCH、BSV、XRP、XLMなどの大口分布率などがが列挙され、現在の大口状況とその推移が報告された。

大口の偏りは、仮想通貨の分散性を評価するために重要な指標と強調。供給量に対してウォレットが占める資産の割合を、以下の8つの区分にそれぞれ分け、各推移を掲載した。

  • (全体供給量の)100億分の1〜10億分の1(桃)
  • 10億分の1〜1億分の1(黄緑)
  • 1億分の1〜1000万分の1(赤)
  • 1000万分の1〜100万分の1(水色)
  • 100万分の1〜10万分の1(橙)
  • 10万分の1から1万分の1(紫)
  • 1万分の1から1千分の1(緑)
  • 1千分の1以上(青)

ビットコイン

BTCの大口比率:11%(大口の定義:総供給量から算出して0.1%以上)

ビットコイン(BTC)が誕生してからしばらくは、黎明期に携わった一部個人により大量のBTCが保有されていたが、2011年頃からは分散化が着実に進んでいるという。現在では数百万を超えるアドレスがBTCを保有するまでに至っている。

具体的には、2011年2月時点で、BTCを大量に保有するアドレス(総供給量の0.1%以上)は全体の33%を占めていたが、2020年1月には、その割合が11%にまで保有水準が変化した。総供給量の1000万分の1以下と少額のBTCを保有するアドレスも2011年頃から、徐々に増加している。

出典:Coin Metrics

イーサリアム

ETHの大口比率:40%  (大口の定義:総供給量の0.1%以上)

イーサリアム(ETH)はビットコインと異なり、クラウドセールが行われたため、初期のETHはかなり中央集権的なスタートを切っている。2016年7月に、一部のアドレスによるETHの寡占状態はピークに達し、総供給量の0.1%以上を保有するアドレスは60%を記録した。

一方、ICOバブルが収束した2018年以降になると、ETH保有量の偏りは改善。2020年2月現在は、40%まで分散化が進んでいる。全体供給量10万分の1以下の小口ETH保有するアドレスも、数を徐々に伸ばしている。

出典:Coin Metrics

ライトコイン

LTCの大口比率:46%  (大口の定義:総供給量の0.1%以上)

ライトコイン(LTC)も当初は、寡占状況からスタートしている通貨。2013年以降は大口アドレス(総供給量の0.1%以上)の割合が複数回、変化していることが見て取れる。

詳細を確認すると、2013年の価格上昇と2017年から2018年の仮想通貨バブルに伴う価格の急騰がきっかけとなり、一般投資家が参入。LTC保有者の分散性を後押しした可能性がある。

出典:Coin Metrics

ビットコインキャッシュ

BCHの大口比率:29%  (大口の定義:総供給量の0.1%以上)

ビットコインキャッシュ(BCH)は、BTCから派生し誕生したことから、分散性のマップは一定数引き継いでいる。一方、時間の経過と共に、大口保有者の割合が僅かに上昇しており、これまでの3通貨とは違う変化値が見て取れた。

BTCからハードフォークされた2017年には、大口アドレス(総供給量の0.1%以上)の割合は14%であったが、2020年2月には29%にまで拡大している。

出典:Coin Metrics

ビットコインSV

BSVの大口比率:24%  (大口の定義:総供給量の0.1%以上)

ビットコインSV(BSV)の大口の割合は基本的には一定の推移を保っている。2020年2月現在は、大口アドレスの割合は24%で推移している。

出典:Coin Metrics

リップル

XRPの大口比率:85%  (大口の定義:総供給量の0.1%以上)

XLMの大口比率:95%  (大口の定義:総供給量の0.1%以上)

リップル(XRP)およびステラ(XLM)は、発行プロセスや発行企業が存在する点などが異なるため、現時点での大口アドレスが占める割合は大きい。具体的な数字をみると、XRPの大口アドレス(総供給量の0.1%以上)は全体の85%で、XLMの大口アドレスの割合は全体の95%を占めている。

XLMに関しては、2019年11月に、ステラ開発財団により550億トークンを市場供給数から消滅させている(バーン)したが、大口アドレスの割合に大きな変化は見られていない。

出典:Coin Metrics

出典:Coin Metrics

大口比率一覧

以上の情報をまとめると、各通貨における大口アドレス比率一覧は以下のように示される。(大口アドレスには、関連企業および機関投資家、仮想通貨取引所も含まれる)

通貨名大口比率
BTC 11%
ETH 40%
LTC 46%
BCH 29%
BSV 24%
XRP 85%
XLM 95%

参考:Coin Metrics

CoinPostの関連記事

仮想通貨市場を翻弄する「クジラの正体」史上最大のBTC詐欺に関連か
仮想通貨市場全体の弱気相場を先導するビットコイン(BTC)価格の不調。中国の動向への指摘も相次いだが、仮想通貨データ分析を行うErgoは、とある「売り圧力」を指摘した。
仮想通貨BTCバブルのクジラ説を否定 ロングハッシュが独自分析
2017年のビットコインの高騰は価格操作によるものであり、それにテザーが利用されたという指摘が一部の研究者からなされている。LongHashは18日、この論争の経緯と上記論文のレビュー、さらに独自の分析を加えて発表した。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/25 土曜日
13:10
米国務省、ビットコイン政策研究所やパランティアと提携
米国務省が官民人材交流の新制度を発足させ、ビットコイン政策研究所やパランティア等が創設パートナーに加わった。デジタル自由やAIガバナンスの政策形成に業界の知見が反映される可能性がある。
11:16
サッカークラブ鎌倉インテル、スタジアムNFT関連特許取得
鎌倉インターナショナルFCが、スタジアムの区画とNFT保有者をブロックチェーンで紐づける仕組みの特許を取得した。他クラブとの連携拡大にもつながる動きとして注目される。
10:25
BitMEXが集団訴訟に直面、622ビットコインの返還請求
仮想通貨取引所BitMEXが集団訴訟に直面し、原告は内部デスクによる強制清算操作を理由に622.66BTCの返還を求めている。同社は9月23日の閉鎖を予定している。
09:55
米ラトニック商務長官ら、ジーニアス法をテザー社有利に進めた疑い浮上=報道
ラトニック米商務長官と元政権高官ハインズ氏がステーブルコイン規制「ジーニアス法」をテザー社有利に導いた疑いをブルームバーグが報じた。テザー社は否定している。
08:50
ワールド財団が86億円調達、AI時代の人間ID基盤拡大へ
ールド財団はAIエージェント時代に人間であることを証明するID基盤の拡大に向け、パンテラ・キャピタル主導で86億円を調達したと発表した。
08:10
リップル、RLUSDの新プラットフォーム「Ripple Mint」をローンチ
リップルは、米ドルステーブルコインRLUSDの機関向けプラットフォームRipple Mintをローンチ。RLUSDを利用する機関に柔軟性を提供する。
07:10
ストラテジー、ビットコイン保有価値の新指標公表
最大手ビットコイントレジャリー企業『ストラテジー』が、負債と優先株を控除した純ビットコイン保有価値を示す新指標を導入した。株主にとっての実質的な保有価値がより明確になると主張。
06:20
米クラリティー法案、年内成立の確率が30%まで低下=ギャラクシー・リサーチ
仮想通貨市場構造法案クラリティー法について、ギャラクシー社が2026年中の成立確率を30%に引き下げた。上院共和党の賛成票は50票程度にとどまり、採決の見通しは不透明だ。
05:50
米上院版クラリティー法案、7民主党議員が反対 全米警察友愛会は支持
仮想通貨市場構造法案「クラリティー法」の米上院修正草案について、民主党7議員が反対姿勢を示す一方、全米警察友愛会が支持を表明し、法案審議は正念場を迎えている。
05:00
海外仮想通貨取引所29社、韓国グーグルプレイで新規インストール非対応に
韓国のグーグルプレイストアで、OKXやバイビットを含む海外仮想通貨取引所29社が新規インストール不可となっていることが判明した。
07/24 金曜日
18:00
伝統金融とDeFiの融合、新しい金融商品が問う市場の境界線|WebX2026
WebX 2026のパネル「伝統金融×DeFi」をレポート。Wintermute、Gauntlet、イタリア中央銀行が、トークン化やボールト、非ドル・ステーブルコインを軸に、DeFiと伝統金融が交わる市場の境界線を論じた。
17:14
仮想通貨マイニングのプーリン破産申請、負債1億7300万ドル超
プーリンが米ニュージャージー州の裁判所に連邦破産法11条を申請。負債は1億7,300万ドル超に上り、資産売却を経て清算計画の承認を目指す。2021年の中国採掘禁止令や2022年のウォレット危機からの経緯を読む。
16:49
円ステーブルコイン決済の実装期、5社が語る現在地|WebX2026
WebX2026「円ステーブルコインの実装期」セッションレポート。Binance Japan・HashPort・Slash Vision・ネットスターズ・トレーダムが決済実績と普及への課題を議論。
15:47
コンヴァノ、保有仮想通貨87億円分を全量売却へ
コンヴァノが臨時取締役会で、保有する仮想通貨の全量売却方針を決定した。株主優待分を除く全銘柄が対象で、2026年3月末時点の帳簿価額は87億6,674万円。BTCトレジャリー戦略からの転換で、売却資金の使途と今後の展開を読む。
14:38
バウンドレス、AI推論参入 コスト最大50%減目指す
バウンドレスがZK証明用に構築した約4000基のGPU網をAI推論向けに転用すると発表。ハイパースケーラー比で最大50%低コストの推論実現を目指し、ZKCトークンをステークする運営者制度も導入。今夏に本格ローンチする計画。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧