WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

bZxの被害額に保険 DeFi保険プロジェクト、初の補償を実施へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

攻撃を受けたbZxに対しリスク分散プラットフォームにより保険が適用

先日計2度に渡って攻撃を受けたDeFiプロジェクトのbZxの事例に関して、被害者などへの補償を行うことがわかった。

DeFiプロジェクトによる被害者に補償プロセスを整備するNexus Mutualが初の補償事例として実施する。

Nexus Mutualは、DeFiプロジェクトにおけるバグやハッキングなどによって利用者が被害を被った際、補償を受けることができる制度を設計している。いわばDeFi業界における“保険”の役割を果たすプロジェクトだ。

実は、今回の補償、一回棄却された経緯がある。

今回議論の対象となったDeFiレンディングサービスのbZxは、直近で15日、19日の2度に渡って攻撃を受けた。

DeFi関連の被害額が出たことから、Nexos Mutualにおける補償を実施を決定する投票が行われたが、コミュニティの判断は補償をしない判断で決定した。

請求が却下された理由は、今回のbZxの攻撃はあくまでサービスの設計の穴をついた悪用されたもので、プログラムのバグを悪用するようないわゆるハッキングには当たらないと大多数により判断されたためだ。

bZx側の新レポートにより状況が変化

状況が変化したのは、bZx側が攻撃に関する レポート が公表されたタイミング。プログラムにエラーが引き起こされていたことが明らかになり、被害者は再びNexus Mutualで請求を行なった。

2回目の請求に関する投票では、Nexos Mutualのコミュニティは今回の攻撃被害を、補償の条件にある「Nexus Mutualはスマートコントラクトの失敗にのみ補償を行う」というルールに該当しているとみなし、最終的にbZxの被害者に対する補償を行う決定をした。

Nexus Mutualの仕組みについて

Nexus Mutualでは独自トークンNXMを差し出すことで、だれもが補償するかどうかの判断を下す投票権利を得る。自らがトークンをステークすることで、判断者は正しい判断を下さないとコミュニティの評判、ひいてはトークンの価値を下げることになり、正しい判断を下すインセンティブが生まれる仕組みだ。

補償のプロセスは以下のようになる。

  1. 被害者が補償を請求
  2. 補償するか否かの投票を実施(12時間〜48時間)
  3. 投票結果が補償を決定(条件次第ではフルメンバーによる投票を実施)

今回の事例では、1回目の請求は却下されたが、bZx側によるレポートで新たな情報が出たため、再び請求が行われ、2回目の請求は承認された。

bZxの事例により、Nexus Mutualはその設計思想が正しく働くことを証明できたことになる。

参考: Nexus Mutual

CoinPostの関連記事

bZxで再び攻撃被害 被害額は約7000万円の仮想通貨イーサリアム
DeFiのレンディングプロトコルであるbZxが再び攻撃を受けた。今回の攻撃によって想定される被害額は2388ETHで約64万5000ドル(約7000万円)になる。
システムの穴を突いて仮想通貨ETHを大量に獲得した方法:元GoolgeエンジニアがbZx不正利用問題を解説
分散型金融(DeFi)のレンディングサービスbZxでシステムの穴をつく攻撃が発生。元グーグルエンジニアが、仮想通貨イーサリアムを獲得した攻撃者の手法を解説。
Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/02 月曜日
14:55
米上場企業、5833BTCのビットコイン売却か担保化を検討 バイナンス事件受け
米ナスダック上場のネクスト・テクノロジーが、保有する約5,833BTCの売却または担保設定を取締役会で承認した。バイナンスの不正流出事件を受け、カストディリスクの高まりを理由に挙げている。
14:10
DeFiサイトなど15ドメインに不正リダイレクト 訪問者の資金抜き取り
Name.comは顧客ドメイン15件が不正にリダイレクトされたと発表した。DeFiサイトでのEVM系流出額は約13.8万〜20.2万ドルと推計されている。
13:05
SBI VCトレードのJPYSCレンディング残高、100億円を突破
SBI VCトレードは2日、円建てステーブルコインJPYSCのレンディング(貸コイン)残高が100億円を突破したと発表した。取扱残高も300億円を超えた。利用料の計算方法と、貸出中のJPYSCが分別管理の対象外となる点など、利用者が負うリスクを整理する。
11:40
カルダノ団体、Linuxの重大欠陥でプール運営者に更新呼びかけ
カルダノのガバナンス組織インターセクトが、Linuxカーネルの重大な脆弱性についてステークプール運営者(SPO)に更新と再起動を要請した。深刻度は10点満点中9.8。委任されたADAへの影響と主要ディストリビューションの修正状況をまとめた。
10:10
トランプ氏、北朝鮮関与なら対話の意向 バイナンス攻撃でFBIが関与発表
米FBIはバイナンスから63億ドル規模の仮想通貨が流出した件は北朝鮮系ハッキング集団の犯行だと発表した。トランプ大統領は関与が確認されれば北朝鮮と協議する意向を示した。
09:35
BTCPay Server、ホットウォレット不正流出の報告受けサーバー停止を要請
ビットコイン決済ソフトBTCPay Serverは2日、複数のサーバーでホットウォレットの資金が不正に抜き取られているとの報告を受け、運営者にサーバー停止を呼びかけた。原因や被害規模は明らかにしていない。
08:31
北朝鮮の仮想通貨窃取累計約1.9兆円、GDP45%相当=アナリスト
バイナンスから60億ドル超が流出した事件を受け、北朝鮮ラザルスによる仮想通貨の累計窃取額は118.7億ドルに達したとアナリストが試算した。北朝鮮のGDPの45%に相当する。FBIは今回の事件を北朝鮮の犯行と発表している。
07:44
バイナンス出金再開、9時間半で純流出約5700億円 預かり資産の2.1%
バイナンスは、ハッキング被害で停止していた出金を11月1日から段階的に再開した。約9時間半で出金は約46億ドル、入金は約10億ドルで、純流出は預かり資産の2.1%にあたる。新たなプルーフ・オブ・リザーブ(PoR)は近く公開される見込み。
11/01 日曜日
11:30
ビットコイン、急落し1200万円台に AI関連決算と雇用統計が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は、AI投資採算性への懸念とバイナンスからの大規模不正流出が重なり、1200万円台まで急落した。目先はAI関連企業の決算ラッシュと米雇用統計が相場の方向感を左右する焦点となる。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/30)|バイナンス流出・BTC価格予測・リップルの発表のまとめ
今週は、リップルによる年間プロダクト収益のランレート発表、グーグルのセキュリティツール限定公開、ビットワイズによる仮想通貨ビットコインの価格予測、バイナンスの不正流出に関する記事が関心を集めた。
10/31 土曜日
14:02
仮想通貨犯罪追跡大手チェイナリシス、不正アクセス被害に
仮想通貨分析大手チェイナリシスが30日、顧客のユーザーIDや氏名などへの不正アクセスを公表した。10月には日本の佐川急便や米国のオラクル・ヘルスを含む数百件の個人情報漏えいも確認されている。
13:45
米クラリティー法案が再び焦点に、バイナンス被害で資産凍結の法的保護めぐり論争広がる
仮想通貨取引所バイナンスで約63億ドル(1兆円超)の被害が出たハッキングを受け、ルミス上院議員は、クラリティー法案が成立していれば不審な取引を凍結できたと主張した。これに反論も出ており、業界団体は取引所の連邦監督を議会に求めている。
13:10
テザー社、USDT準備金の超過分が1兆円超えに回復 6月末から約2倍に
ステーブルコインUSDTを提供するテザー社は、7~9月期の準備金保証報告書を公表した。9月末の超過準備金は79.5億ドルで6月末から約2倍になっている。
11:02
ハイパーリキッドの収益源多角化、USDC準備金利回りなどの割合増加=レポート
グレースケールによると、ハイパーリキッドのコア取引手数料は9割超から約6割に低下し、HIP3や準備金利回りなど様々な部門からの収益が前年から倍増している。
10:20
東証上場イオレ、保有151.21ビットコインを全量売却へ AIデータセンター投資に充当
東証上場のイオレは30日、ビットコイン151.21BTCの全量売却を決議した。売却見込額は18億3,100万円、売却損は約2億5,400万円の見込みで、代金はAIデータセンター事業関連投資に先行して充てる。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧