はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨市場の乱高下にクジラの影 大口イーサリアム投資家の最新動向=Santiment

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イーサリアムの大口動向

仮想通貨(暗号資産)イーサリアム(ETH)で、大口投資家が購入と売却を一定周期で繰り返していることがわかった。データ分析サイトSantimentの調査員が指摘した。

出典:Santiment

Santimentの報告によると、今回価格が乱高下したタイミングでも大口投資家の保有量に大きな増減が確認された。

最新のデータでは、ビットコイン(BTC)の急落に伴い、ETHも連れ安した2月中旬以降でトップ100の大口保有率が増加。一方、価格が上昇した後、5日間に渡ってクジラらは計40万ETHを売却し利益を得たという。

調査員は取引所のアドレスを分析、DeFiプロジェクトへの入金数を除き、純粋な売却量を算出。大口投資家が相場の乱高下にも影響している可能性を指摘した。例にあがった内容では、大口投資家の1アドレスで、約170ドルの時にETHを大量購入し、47日後の暴落タイミング(7日)に大手取引所に送金し売却。計96万ドルの利益をあげたという。

イーサリアムもビットコインや多くの仮想通貨と同様に、7日〜8日に約19%の下落幅を記録した。Santimentは、「クジラが現物売りで相場を傾けていたかどうかは明確ではないが、下落する直前や下落直後に取引所への送金が頻繁に行われたことは明らかだ」とコメントした。

イーサリアム投信のプレミアム

仮想通貨市場は2月中旬から軟調な推移を継続しているが、米グレースケールのイーサリアム投資信託商品「イーサリアムトラスト」が4倍を超えるプレミアムで取引されていることが新たにわかった。

出典:Bloomberg

「イーサリアムトラスト」は、グレイスケールが提供しているビットコイン投信GBTCなどと合わせて、機関投資家や適格投資家を中心に取引されていた仮想通貨投資信託商品で、現在では米FINRAから認可を受け、一般投資家への公開と取引も開始されている。

グレースケールが現物のETH保有するする投資信託商品であることから、直接的な購入、保管と管理を行わずに通貨の価格変動に伴う恩恵を受けられる点で人気を博している。

チャートによると、原資産であるイーサリアムの1シェア19.01ドル(3/10日水準)に対し、イーサリアムトラストは97ドルに達した。GBTCのプレミアムが20.89%に留まることを考えると、大きくプレミアムが発生していることがわかる。

イーサリアムトラストのプレミアムが拡大したのは、今に始まった事ではないが、最も拡大したETHが年初来高値を更新した当時の「約3倍」をも上回るまで、その差は拡大している。

参考:Santiment

CoinPostの注目記事

世界経済危機とビットコイン 「仮想通貨の逆転劇はこれから」=ヘッジファンド幹部
「仮想通貨が逆転する可能性はまだ十分にある」 ビットコインおよび全体仮想通貨(暗号資産)が下落に転じた中で、ヘッジファンドからから新たな見解が見られた。
仮想通貨イーサリアムが大台3万円に到達 ETH投資信託で290%のプレミアム発生
イーサリアムが日本円建て3万円に到達した。1ETH=3万円の値をつけたのは2019年7月以来初。年初からも115%高と100%水準を上回った。NEMとLiskの最新情報も。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/24 水曜日
10:20
ブラックロック、ビットコインETFを「今年の3つの投資テーマ」に選出
最大手資産運用会社ブラックロックが、仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」を2025年の上位3つの投資テーマに選出した。米国債などと並ぶ投資先として位置づけている。
09:46
コインベースがベース経由でSOL入出金に対応
コインベース取引所が23日、ベースネットワーク経由でのSOL入出金機能を開始。チェーンリンクとの協力により、外部ブリッジを使わずソラナとベース間の直接送金が可能に。ただし日本を含む一部地域では利用制限あり。
09:45
IMF「エルサルバドルのBTCプロジェクトに関する議論は継続中」
IMFは、エルサルバドルに関する職員の報告を公開。報告は40カ月間の中期融資制度のレビューに関する内容で、同国の仮想通貨ビットコインのプロジェクトにも言及している。
08:30
米Amplify ETFs、ステーブルコインとトークン化特化の新ETFを上場
米Amplify ETFsがステーブルコイン技術とトークン化技術に投資する2つの新ETFを発表した。ステーブルコイン市場は2030年に3兆7000億ドル、トークン化資産は3兆6000億ドルへの成長が見込まれている。
07:20
ロシア中銀、適格投資家以外の仮想通貨購入の認可を政府に提案
ロシア中銀は、仮想通貨規制のコンセプトを考案して政府に対して法改正の提案を行ったと発表。提案の内容や今後の計画を説明している。
06:55
ソラナ特化型ウペクシ社、シェルフ登録で柔軟な資金調達体制を構築
米上場のソラナ特化型企業ウペクシが米SECにシェルフ登録届出書を提出し、未使用のエクイティラインを解約する計画を発表した。資本調達の効率性向上とコスト削減を目指す動きとなる。
06:20
ビットコイン、金・銀と乖離し上昇に遅れ 大口売り圧力が要因に
仮想通貨ビットコインは金や銀と異なり最高値から30%下落したまま推移。8月以降ナスダックとの相関が乖離し、大口プレイヤーからの売り圧力が上昇を阻んでいると分析された。
05:35
米アリゾナ州、仮想通貨免税法案を提出
米国アリゾナ州で仮想通貨を州税から免除する法案が提出された。連邦レベルでは200ドル未満のステーブルコイン取引を非課税とする超党派法案の草案が発表された。
12/23 火曜日
18:30
CircleのStableFXとは?外国為替をステーブルコインで効率化する戦略を読み解く
1日1,400兆円超のFX市場に、Circle社がステーブルコインで挑む。StableFXの仕組み・強み・日本円ステーブルコインJPYC採択の背景まで、戦略を読み解きます。
18:16
ビットコイン、インフレ調整後の購買力ベースでは10万ドル突破せず=Galaxy分析
ギャラクシー・デジタルの研究者がインフレ調整後、ビットコインは「真の10万ドル」に未達と指摘。しかし日本の投資家は円安効果により米国投資家を大きく上回る実質リターンを獲得。円キャリートレードの典型例を分析。
18:00
edgeX(エッジエックス)とは?エアドロップ情報・使い方を解説
edgeX(エッジエックス)は累計取引高5,900億ドル超の永久先物DEX。独自トークンの発行やエアドロップも予定されています。本記事では特徴や使い方、流動性提供の方法、手数料・リスクまでわかりやすく解説します。
18:00
SBIホールディングス株式会社、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
SBIホールディングスが、2026年2月27日にザ・プリンスパークタワー東京で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX 2026」に共催企業として参画。通貨のデジタル化と社会実装をテーマに開催される。
15:46
予測市場カルシ、BNBチェーンでの入出金サポートを開始
CFTC規制下の予測市場カルシがBNBチェーンの入出金に対応。BSCユーザーはブリッジ不要で直接アクセス可能に。予測市場業界は2025年に急成長、取引高は400億ドル規模へ。
14:34
ソラナ財団、手数料代行サービス「Kora」を発表 SOL不要で取引可能に
ソラナ財団が12月23日に発表した「Kora」により、ユーザーはSOLを保有せずにUSDCなど任意のトークンで取引手数料を支払えるようになる。手数料代行の仕組みと応用例を解説。
13:15
仮想通貨ウォレット狙う情報窃盗マルウェア「Stealka」検出=Kaspersky
Kasperskyが仮想通貨ウォレットなどを狙う高度マルウェア「Stealka」を報告した。海賊版ソフトなどに偽装し100種類以上のブラウザやウォレットを標的に。被害を防ぐ対策も解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧