はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ダウが08年以来の弱気相場入り 相関高まるビットコイン、目線が変わる価格帯は?|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

8600割れのBTC、これからのサポートライン

仮想通貨(暗号資産)ビットコインは12日深夜、一時7600ドルを下回り3月の安値を更新した。(Coinbase)

米国株式市場が再び大幅反落したことを受け、ビットコイン市場でも売りが先行した。ダウ平均は、2月12日に付けた最高値からの下落率が20%を超え、2008年の金融危機以来初めてベア相場入りした。(終値での直近高値から20%下落したケース)

新型肺炎の世界的なアウトブレイク(WTOのパンデミック宣言)に伴う経済への打撃が露呈するに従って、投資家心理が悪化。株や為替市場がパニックとなり、リスク回避姿勢を強めたことで、ビットコイン市場にも波及した。

直近では、為替市場やダウ先物にも影響を及ぼす「指数売り」との相関が強まっているビットコイン市場。相関については、先ほどのBTCチャートに株価推移を落とし込むと一目瞭然だ。

ビットコイン市場で軟調な値動きが続く中、著名アナリストJacob Canfieldは「冷静になろう」と呼びかけている。Canfieldは2月末にBTCが8500ドルまで大幅下落した際、相場格言でもある「落ちるナイフを掴むな」と注意喚起を行なっていた。(落ちるナイフを掴むな:魅力的な銘柄でも(ナイフが床に落ちてから)、底を打ったのを確認してから投資すべきという格言)

関連「落ちるナイフは掴むな」ビットコイン急落局面で、仮想通貨アナリスト

今回もCanfieldは、乱高下する相場に囚われずに、主要サポートラインを見極めて買いと売りに入ることを推奨した。

注目しているポイントは主に2つ。

1つ目が週足100日平均線ラインに関連した「7200〜7500ドル(75.3万円〜78.4万円)」をマイナーサポートラインに。2つ目が、週足200日平均線に関連した「5000〜5500ドル(52.3〜57.5万円)」をメジャーサポートラインに見ているという。

サポートラインにおけるメジャーとマイナーについて:メジャーは、トレンドの停滞または反転の可能性が相当高いと見込まれるもの。一方でマイナーは、大きなトレンドの中にあり、一時的な停滞や斑点を見せつつも、決定的な力はないと見込まれるもの。マイナーのラインについては、突破の後にサポートとレジスタンスの役割が変わるということが往々にして起こりえる。

一方、著名経済学者のAlex Krugerは、世界経済の危うい現状を踏まえ、ビットコインの短期的相場感のシナリオを指摘。「7700ドル(80.5万円)を下回っていたら、ビットコインは2020年の上昇トレンドは終了する」と語り、その次のサポートラインを、「7200〜7400ドル(75.3〜77.4万円)」、「6400〜6800ドル(66.9〜71.1万円)」と分析。

また、その一方で8500ドル(88.9万円)に戻れば、上昇トレンドが継続する可能性は高まると説明。しかし、「現時点では、テクニカル分析よりも、今はマクロ要素がより重要になっている」と指摘している。

CoinPostの注目記事

株の歴史的急落と相関強まる仮想通貨ビットコイン市場、意識されるマイナー損益分岐は
直近では、株や為替の影響や指数売りとの相関が強まっている仮想通貨ビットコイン市場。半減期を前にしたBTC価格の急落で、BTCマイナーの損益分岐点についても再び関心が集まっている。
世界経済危機とビットコイン 「仮想通貨の逆転劇はこれから」=ヘッジファンド幹部
「仮想通貨が逆転する可能性はまだ十分にある」 ビットコインおよび全体仮想通貨(暗号資産)が下落に転じた中で、ヘッジファンドからから新たな見解が見られた。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
05:40
米SEC委員長が仮想通貨向け「イノベーション免除」導入へ、資金調達環境の改善を重視
米SECのアトキンス委員長が仮想通貨セクター向けの「イノベーション免除」導入を表明した。新たな法律を待たずにイノベーションを促進する方針で、2005年以降改革されていない開示規制の包括的見直しも発表した。
12/02 火曜日
18:36
AIがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見 防御活用にも期待=レポート
Anthropicの研究で、AIエージェントがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見。2025年3月以降の34件で460万ドル相当の攻撃に成功し、新たに2件のゼロデイ脆弱性も発見。攻撃収益は1.3カ月ごとに倍増しており、防御活用が急務に。
18:00
イーサリアムの買い方|初心者向け取引所比較とリスク・税金まで解説
米国初のビットコインETF承認の影響でBTC価格が過去最高値を更新し、仮想通貨投資による資産運用の注目度が急上昇しています。本記事では初心者向けに高騰するイーサリアム(ETH)の買い方、アルトコイン投資のメリットやデメリット、リスクなどを解説しています。
17:42
FRBが3年半にわたる量的引き締め(QT)終了、仮想通貨市場に流動性改善の可能性
米FRBが12月1日、3年半にわたる量的引き締め(QT)を終了した。約2.4兆ドル規模の資産縮小後、仮想通貨市場への流動性改善が期待される。2019年QT終了時はビットコインが短期下落後に上昇した経緯があるが、専門家は政策効果の遅延やインフレ動向など不確実性に慎重な見方も示している。
16:04
走行映像でGARコインを還元 ドラレコアプリ「セトラス」が地方創生DXモデルを始動
セトラスが市民のドラレコ映像を行政業務に活用し、専用暗号通貨「GARコイン」で報酬を還元する地方創生モデルを発表。実証実験に参加する自治体を3枠限定で募集している。
13:55
コインベースへの情報開示請求が過去最多の1.2万件、欧米で協力要請急増 実態判明
コインベースが2025年透明性レポートを公開し、60カ国以上から12,716件の情報開示請求を受領し、前年比19%増加となったと報告した。米国の件数がトップだが、米国外からの請求は53%を占め前年比2%増加した。
13:15
米FDIC、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」運用規則案を12月下旬に公表予定
米FDIC代行議長がステーブルコイン規制「ジーニアス法」の運用規則案を今月に公表する予定だと表明。トークン化預金や仮想通貨業界のデバンキング問題についても対処を説明した。
12:29
カルシ、ソラナ上で予測市場トークン化を開始 仮想通貨の流動性取り込みへ
米予測市場カルシがソラナ上で予測市場契約のトークン化を開始。オンチェーン取引により匿名性が向上し、開発者のサードパーティ構築も可能に。評価額110億ドル、約3500市場を運営する同社は仮想通貨ユーザーの流動性獲得を目指す。
12:00
ソラナ(SOL)のおすすめ取引所|将来性・買い方・リスクも総まとめ
トランプ新政権で今後のソラナ(SOL)の価格分析。買い方やおすすめ取引所、投資の注意点を初心者にもわかりやすく解説します。
12:00
金価格に合わせて動く仮想通貨とは?市場の広がりとこれから
金(ゴールド)トークン市場が急成長。パクソス(PAXG)・テザーゴールド(XAUt)の時価総額・取引量、金価格の見通し、国内発行の金連動型仮想通貨ジパングコイン(ZPG)を解説。デジタルゴールド投資の最新動向。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧