CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ビットコイン一時前日比40%安、さらなる暴落も急反騰でセリクラなるか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン(BTC)市況

仮想通貨ビットコイン(BTC)は一時3000ドル台に突入。前日比40%を超えたが、その後急反発した。

3000ドル台を記録した地点

反発局面

海外の著名トレーダーのTraderX0は10日、ビットコインの週足移動平均線について分析。

過去チャートからも、21週平均線(EMA)を下回った場合は弱気相場を鮮明にすると言及。200週移動平均線(coinbase:5500ドル)は絶好の買いの機会だとしていたが、今回の急落でこれを下回っていた。

海外の著名トレーダーAlessio Rastani氏はビットコイン(BTC)が14,000ドルから急落した昨年9月、投資家心理は、天井を示す「陶酔(Euphoria)」から、「心配(Anxiety)→現状の否定(Denial)」→「恐怖(Fear)→自暴自棄(Depression)→パニック(Panic)」という推移を辿っていると解説。

出典:Alessio Rastani

投資家心理のサイクル的には、降伏(Capitulation)→落胆(Despondency)を経て、出来高急増のセリングクライマックスを引き起こし、底値圏から徐々に回復する傾向にある。

金融市場の動揺

一方、世界経済は混迷を深めている。

経済協力開発機構(OECD)は、世界経済がリーマンショック以来最大の危機に直面していると警告。米連邦準備理事会(FRB)は12日、コロナショックによる財務資金市場の混乱に対処するため、2日間で短期金融市場に1.5兆ドル(150兆円)規模の追加資金供給の実施を決めた。

流動性枯渇を抑制し、銀行の短期資金調達を円滑に行わせるため、短期債に限り、米国債の買い入れも対象を拡大。国債購入については、幅広い銘柄を買い入れの対象にする方針を示した。FRBすでに1750億ドルの資金供給のほか、今月3日に緊急の利下げを実施している。

これを受けダウ平均は一時急上昇するも、再び売り圧力が強まり、大引けまでに前日比2350ドル安と過去最大の下げ幅を記録。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のVIX指数はリーマン・ショック以来の水準に到達している。

日銀も市場の動揺を抑えるべく午前9時半、国債を買い入れる形で5000億円の資金供給を発表した。ETF(上場投資信託)の買い入れと合わせ、大量の資金供給で、市場の動揺を抑える狙いがある。

なお、BitMEX Researchは12日、投資家が米ドルに資産退避させようとしていると指摘。株式、コモディティ、社債、仮想通貨から資金流出しているとの見立てを示した。

コロナウイルスへの恐怖が触媒となったが、金融市場のクラッシュを引き起こしたのは、システムの根本的な脆弱性にあると言及。低金利やボラティリティの抑制、買い手側のレバレッジの増加が原動力にあるとしている。

レバレッジ取引のマージンコール(追証)回避のため、金(Gold)まで売られている点にも言及、負の連鎖にあることを指摘した。

CoinPostの関連記事

【速報】仮想通貨ビットコイン大暴落、68,000BTCの大規模ロスカット
12日19時半頃、仮想通貨ビットコインが一時5000台まで大暴落。フラッシュクラッシュが発生した。BitMEXでは、68,224BTCのロスカットが発生。金額にして545億円相当に上る。
マイニングコストから仮想通貨ビットコインの底値を予想する理論価格モデル 
仮想通貨ビットコインのマイニング費用から、BTC価格の下限値を予想する「理論価格モデル」について解説。興味深いことに、生産コスト(CoP)モデルの理論価格と過去のBTC価格比較は、ほぼ一致した。
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/11 月曜日
16:24
バイナンス・リサーチが挙げる、仮想通貨業界でフォローすべき「10のシナリオ」
仮想通貨取引所大手バイナンスのリサーチ部門は、「強気相場突入か?フォローすべき10のシナリオ」と題したレポートを公開。今後数ヶ月間を見通す上で、注目すべきシナリオと指標について解説した。
15:00
台湾中銀、CBDCと現実資産トークン化(RWA)の利点を強調
台湾中央銀行の副総裁は「バンキング4.0」を提唱し、その一環としてCBDCと現実資産トークン化(RWA)のもたらす利点を語った。
14:46
国内仮想通貨取引所ビットバンク、14日よりアービトラム(ARB)やIMXなど5銘柄を新規上場
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンク11日、暗号資産アービトラム(ARB)、オプティミズム(OP)、ダイ(DAI)、クレイトン(KLAY)、イミュータブルエックス(IMX)の5銘柄について、2023年12月14日(木)より取引所および販売所での取扱い開始を発表した。
13:18
『web3はインターネットの未来』インド政府、Web3スタートアップ支援を表明
インドの電子・技術担当大臣は、ブロックチェーンを重要分野として、Web3に取り組むスタートアップ企業の支援に力を入れると話した。
12:13
ビットコイン急落で400億円規模のロスカット、主要アルトも反動安
暗号資産(仮想通貨)市場では、過去数週間の過熱感の反動でビットコインが30,400ドルまで急落し、高騰していた主要アルトコインも利確売りが先行した。ボラティリティ(価格変動性)上昇が懸念される。
12/10 日曜日
15:00
新NISA特集
老後2000万円問題が話題になる中、仮想通貨業界でも注目を集める新NISAの特集ページをCoinPostが開設。税制優遇や「つみたてNISA」のメリット、SBI証券、楽天証券の特徴を比較した投資口座選びまで、初心者から上級者まで役立つ情報を整理した。
11:30
ビットコイン高騰も、値幅調整の可能性には警戒を|bitbankアナリスト寄稿
650万円まで回復するもやや軟化傾向で推移する今週のビットコインチャートを図解。国内大手取引所bitbankのアナリストが今後の展望を読み解く。オンチェーンデータも掲載。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|24年BTC125,000ドル到達予測に高い関心
今週は、Matrixport Researchの仮想通貨ビットコインの価格予想、米国におけるビットコイン現物ETFの動向、ビットコインの時価総額の上昇が最も関心を集めた。
12/09 土曜日
20:56
株式投資の「つみたてNISA」、今すぐ始めた方が良い理由
つみたてNISA(つみたて投資枠)は長期投資に向いており、多くの投資家にとって利用しやすい制度です。この記事では、つみたてNISAの概要や長期投資に向いている理由、具体的な投資戦略を解説しました。
20:47
年間投資枠3倍に、新NISAの「5大メリット」を解説
NISAとは少額投資にも適した非課税制度です。若い世代を中心に多くの層が利用しています。2024年から開始する新NISAとの違いや具体的なメリット、つみたて投資枠などを解説します。
16:20
2024年仮想通貨市場予測、アルトコインへのシフトや企業のトークン保有増
VanEck社が発表した2024年の仮想通貨市場予測を詳細に分析。ビットコイン半減期の影響、イーサリアムの市場ポジション、企業の暗号資産保有増加など、15の重要なトレンドを探求。仮想通貨業界の次の発展段階を見据えた包括的なレポート。
13:30
フリービットの格安スマホ、TONE Coin報酬と株主専用NFTでWeb3事業拡大
フリービット株式会社が格安スマホ市場に新たな一手。Web3の世界への進出と共に、「TONE Coin」報酬システムを導入し、株主に特別なNFTを提供。スマートフォンユーザーの参加を促し、非中央集権化ブロックチェーンコミュニティの拡大を目指す。
12:30
米国議会、国防権限法で仮想通貨関連条項を不採用
米国議会は2024会計年度国防予算の枠組みを決める国防権限法を発表。ビットコインなど仮想通貨やブロックチェーンに関する条項は採用されなかった。
11:20
コインベース、L2仮想通貨銘柄などの先物を提供へ
米仮想通貨取引所大手コインベースは、Optimism(OP)、Arbitrum(ARB)、Ethereum Classic(ETC)のパーペチュアル先物取引を新たに提供する予定を発表した。
10:25
大手銀BBVAスイス支社、リップル社傘下のMetacoと提携
欧州の大手銀BBVAのスイス部門は、仮想通貨のカストディで米リップル社傘下のメタコと提携すると発表した。現実資産トークン化も念頭に置いている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧