CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨XRP・BNBが単独上げ、要因は? 最大規模の難易度調整もビットコイン採掘上向く

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

XRPが単独上げ 最大規模の難易度調整もビットコイン採掘上向く

仮想通貨市場は27日、ビットコインが73.7万円(8時:bitFlyer)と史上2番目の難易度易化調整後も前日比で同水準を維持。時価総額3位XRP(リップル)が一時20円目前まで迫り、前日比10%高に、9位バイナンスコインが1450円の前日比8%高と単独上げを記録した。

昨日には過去最大規模の難易度調整が実行されたビットコインネットワーク、結果は-15.95%と易化。平均ハッシュレートが1月水準まで後退するも、一旦の調整タイミングを終えた。ハッシュレートの続落は現時点で確認されず、次回の難易度調整(約11日〜13日後)に向けて、すでに難化予想に転じるなど、ハッシュレートの回復傾向に転じている。

難易度調整時期後の価格への影響は、上昇と下落で別れていたが、現時点で大きな影響はない。ハッシュレートの続落が止まったことを受け、難易度調整による「状況のリフレッシュ」を好感する見方が強いか。2ヶ月後の半減期に向けて、マイナーが再び活発になることが予想される。

一方、冒頭で述べた様に、アルトコインの単独上げが確認されるなど、市場の地合いも悪くない。ビットコインの上昇に明確な強気相場の様相が確認できないだけに、循環物色の思惑は弱いが、ファンダメンタルズ要因に影響した資金の流入は確認されている。

出典:Skew

skewのデータによると、ビットコインに対してイーサリアム、XRPの相関性は0.97、0.96と極めて高い数値。概ねビットコインの値動きと相互に作用しあう関係にあるため、主要アルトコインに資金が流れる状況は、上昇が続けば仮想通貨市場全体の牽引要因にも繋がる可能性はある。

XRPとBNBの材料について

XRPに関する明確な材料は確認されなかったが、Sologenicの上場事例から、XRPレジャーのエコシステム拡大に注目が集まった。

カナダ大手仮想通貨取引所CoinFieldが手がけるプロジェクトSologenicのネイティブ通貨SOROが、9つの仮想通貨取引所で上場することが新たに明らかになった。

SOLOは、XRPレジャーを利用したトークンで、昨年12月にトークンセールが行われた。適格投資家のみ参加できるセールで計4000万SOLOトークンを販売している。

新たに上場する取引所はHitBTCのほか、BitForex、Bilaxy、Tokenz.net、CoinTiger、CoinsBit、Probit、WhiteBit、SistemKoinにも上場する。

またSOLOのエコシステムでは、Q2〜Q3においてSOLOカードや独自DEX、およびデジタル証券取引サービスも計画している。

一方のBNBは、バイナンスが新たに発表した独自Visaカードの発行開始を受け、決済利用普及の思惑が強まった。

200地域・計4600万店舗で利用できるカードで、通常のVisaデビットカードとして利用できる。

Binance Cardはバイナンス取引所口座に紐づいており、BTCとBNBを対応通貨に世界的な利用普及を目指す。

バイナンス、仮想通貨ビットコインとBNB利用の独自Visaカードをローンチ
大手仮想通貨取引所バイナンスは、仮想通貨を利用するデビットカード『Binance Card』を正式にローンチ。グローバルで計4000万店舗で利用可能に。

米国株は続伸

なお、26日の米株式相場は続伸。米上院が25日、新型コロナウイルスに対応する2兆ドル(約220兆円)規模の経済対策法案を可決し、新型コロナウイルスの経済への打撃を和らげるとの観測が広がった。一方で、ドルは全面安に転じている。

米新規失業保険の申請件数が過去最高を記録するなど、予想を上回る数値だったが、買いが先行した。

CoinPostの注目記事

仮想通貨ビットコイン×機関投資家 機関マネー流入の見通しは【実態調査:CME協力】
デリバティブ市場の分析を行うAcuiti社がCMEとBitstamp協力のもと、仮想通貨取引に関する機関投資家の最新実態調査を行なった。人気ペアや銘柄選択、機関マネー再流入のポイントなどが明らかになった。
バイナンス、15の仮想通貨取引ペア廃止を発表
バイナンスは、新たに15の暗号資産取引ペアの取り扱い廃止を発表した。27日の21時に実施する予定だ。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
14:08
FOMC後に上昇加速したビットコイン相場をプロが解説|寄稿:仮想NISHI
米連邦公開市場委員会(FOMC)後に上昇した暗号資産(仮想通貨)相場の今後の展望は? ビットコイン相場とデリバティブの最新データについて、SBI VCトレードのアナリスト「仮想NISHI」が解説した。
13:20
ソラナスマホ「チャプター2」、「Solana Seeker」へと改名 Helium無料サービスなど搭載
ソラナラボ傘下のスマホ子会社「Solana Mobile」は19日、二代目のスマートフォン「チャプター2」を「Solana Seeker(ソラナシーカー)」へとリブランディングしたことを発表した。
12:55
Bitgetら2社、TONへの42億円の投資を発表
TONエコシステムの発展を支援することを目的に、BitgetとForesight Venturesが42億円の投資を発表。仮想通貨TONを大口保有者から入手することで投資を行うという。
11:20
三菱商事のDREAMが推進する不動産投資、トークン化されたSTファンドの新たな展開
ダイヤモンド・リアルティ・マネジメント株式会社、みずほリース株式会社、およびエムエル・エステート株式会社は18日に、適格機関投資家向け不動産STOファンドを組成した。
09:45
米SEC、仮想通貨DeFiプラットフォームRari Capitalと和解
SECがRari Capitalの利回りサービスの問題点を告発・和解。未登録ブローカー活動や誤解を招く宣伝などで和解に至った経緯を解説。
08:25
米FRB、0.5ポイントの大幅利下げを決定
米FRBはFOMCの会合で0.5ポイントの大幅利下げを決定。金融政策の転換がビットコインなどの仮想通貨相場の追い風となるか注目が集まっている。
08:05
米国初、ルイジアナ州政府 ビットコインライトニングに対応 
ビットコインの支払いの仕組みについては、政府間取引のための仮想通貨変換サービス「Bead Pay」によって米ドルに変換される。政府としては、ビットコインを直接保有したりしない。
06:55
トランプ氏、ニューヨークのバーで初めてのビットコイン決済
米国のドナルド・トランプ前大統領は18日、大統領選に向けたキャンペーンで、ニューヨーク市のバー「PubKey Bar」を訪問し仮想通貨ビットコインを使ってチーズバーガーを購入した。
06:20
仮想通貨ALEOとZETA、コインベースへ新規上場 価格高騰
仮想通貨取引所大手のコインベースは19日、2銘柄の新規上場を発表した。ZETAは価格が高騰している。
09/18 水曜日
16:52
「ビットコインはリスク資産ではない」ブラックロック幹部が指摘
ブラックロックのデジタル資産責任者が、ビットコインの誤った認識を指摘。リスク資産ではなく非相関資産であると主張し、機関投資家教育の重要性を強調した。
14:00
シンガポール最大銀DBS、仮想通貨オプション提供へ
年内に提供か シンガポール最大の銀行であるDBSは17日、2024年第4四半期(10〜12月)から機関投資家と富裕層向けに暗号資産(仮想通貨)のオプション取引と仕組み債を提供す…
12:50
Wintermute、米国選挙の予測市場開始へ トランプとハリストークンを上場
Wintermuteが米国選挙予測市場をまもなく開始する。イーサリアムなど複数ブロックチェーン対応。トランプ氏とハリス氏の勝利予測動向も解説。
12:16
大幅利下げ思惑でビットコイン急反発か、仮想通貨投資ファンドは週4.3億ドルの純流入へ
FOMCの金融政策発表が迫る中、FRBの大幅利下げ期待でビットコイン(BTC)が高騰し、6万ドル水準を奪還した。対してイーサリアム(ETH)は軟調な相場が続いている。
11:24
1行のコードでdAppsに統合可能、Googleクラウドがイーサリアムと完全互換性のRPCサービスを発表
Google Cloudは9月18日、Web3開発者向けの新サービス「ブロックチェーン RPC」の提供開始を発表した。このサービスは、ブロックチェーンデータとのやり取りを簡素化し、ノードインフラ管理の複雑さを軽減する、コスト効率の高いスケーラブルで信頼性の高いソリューションを提供する。
10:35
イエロー、リップル共同創設者らから14億円調達
リップル共同創設者クリス・ラーセン氏が主導し、イエローネットワークが14億円を資金調達。今回の資金を活用し、今後もDeFiの課題解決に取り組んでいく。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア