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ベースレイヤーBCプロジェクト、バーチャルイベント共同開催へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バーチャル・ブロックチェーン開発者会議の開催

パンデミックとなった新型コロナウィルス感染拡大の影響により、東京オリンピックを筆頭に世界中で各種イベントの開催が延期または中止となる中、プロジェクトの垣根をこえてブロックチェーン技術の発展を目指す、全員参加型のオンラインイベント「Ready Layer One」の開催が発表された。

5月4日から6日にかけて予定されるこのバーチャル・イベントは、ブロックチェーン開発に携わる開発者を対象としており、参加費は無料。ただし、これまでの開発経験やブロックチェーン・コミュニティへの参加・貢献を示す必要がある。

主催者とイベントの理念

「Ready Layer One」は、新しいブロックチェーンのベースレイヤー技術の開発を行うプラットフォームCosmos、 NEAR、Polkadot、Tezosに加え、次世代の分散型インターネットプロトコル開発を行うProtocol Labsが共同で開催する。

公式サイトでは、このバーチャルイベントについて、次のように説明している。

「分散型インターネット開発者や構築者のためのハッカソンであり、会議であり、マスタークラス形式のセミナーであり、そして微かに無政府主義者的な祭が交錯したものと考えて欲しい。」

単に業界の著名人の講演を聞くのにとどまらず、具体例や使用されているコードをライブ形式で紹介することで、参加者が実際に、次世代のベースレイヤープロトコルを使い、分散アプリケーション構築する方法を学ぶことができるという。

イベントの理念として「協業、共創、場の共有と即時的な参加」を掲げており、今ほど競争するよりも協力することの重要性が痛感される状況はないと公式サイトでは主張。コロナウィルスの感染拡大により、これまでブロックチェーン技術の普及・推進の役割も果たしてきた現実の各種イベント開催が中止される中、開発者がともに学び、構築し、成長する機会をオンラインで提供する。 オンラインイベントをライブ開催できるプラットフォーム、「hopin」上での開催となる。

プラットフォームにとらわれないアプローチ

最も著名なブロックチェーン専門家の一人で「マスタリング・ビットコイン」の著者、アンドレアス・アントノプロス氏(Andereas Antonopoulos)は、「1つのチェーンがすべてを凌駕する」のではなく、「一つのネットワークに多くのブロックチェーン」という方向性をデータは示していると述べている。 つまり、異なるブロックチェーンの相互運用性が重要になってくるという。

その意味で、主要なベースレイヤー開発を行うプラットフォームが共同で開催する「Ready Layer One」はアントノプロス氏の提唱するブロックチェーンの進化の行程に沿ったものだと言えるかもしれない。

NEARの共同創設者は、ブロックチェーン技術は、よりオープンで革新的な世界を構築するための公共の利益だと考えられると述べ、Tezosのマーケティング担当者は、一つのプロジェクトのみではなく、ブロックチェーン全体に貢献することが大切だと述べている。プラットフォームにとらわれず、問題点を共有し、全てのプロジェクトに役立つ解決策を探っていく方向性も、このイベントでは提案されているようだ。

ブロックチェーン技術は、社会を変革する大きな可能性を持っているとはいえ、現在、世界が直面している危機に具体的に対処するまでには至っていない。 この困難をチャンスに変えるべく、ブロックチェーン開発者コミュニティが結集し、協力体制を構築するために、「Ready Layer One」のようなバーチャルイベントが寄与することになるのか、注視したい。

なお、業界最大級の仮想通貨・ブロックチェーンイベント「Consensus 2020」も、バーチャル・イベントとしてオンラインで開催され、視聴は無料となることが先月、発表されている。

出典:Ready Layer One

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