ビットコインSV、半減期を迎える
仮想通貨ビットコインSV(BSV)は10日、実行ブロック630,000に到達し、半減期を迎えた。
ブロック報酬は、12.5BSVから6.25BSVに減額された。
半減期とは
PoWアルゴリズムを採用する仮想通貨で、ブロックチェーンのセキュリティを保つ「マイニング(採掘)」のインセンティブ報酬を減額するイベントのこと。ビットコインやビットコインキャッシュの場合、マイニングを行う事業者(マイナー)がブロック生成に成功したタイミングで得るインセンティブ報酬が、半分に減額される。
ビットコインの半減期は約4年に1度。誕生当時の2009年は50BTCの報酬が支払われていたが、現在は2回の半減期を経て、当初の4分の1である12.5BTCが支払われている。(次回3回目:約1ヶ月後)
BCHとBSVの2銘柄が半減期を迎えたが、最も注目されるビットコインの半減期は約1ヵ月後、5月12日前後を予定している。
マイナー動向
半減期の影響としては、マイニングハッシュレートの動向が直近の注目ポイントだ。
仮想通貨ビットコインキャッシュも、半減期を終えた8日からハッシュレートが断続的に下落した。
Coinwarz.comのデータによると、半減期を迎えた8日21時から下落したハッシュレートは1日半経過した10日7時時点でも下げ止まらず、785 PH/sを記録、1 EH/sを下回った。半減期前の3.977 EH/sと比較して80%減の水準、大幅なハッシュレートの低下に繋がっている。
一方、一部のマイナーの撤退を受け、ビットコインとビットコインキャッシュのマイニング収益性も均衡値まで戻ってきた、ビットコインキャッシュについては、この辺りがハッシュレートの底値となる可能性がある。