Fintertech、「ビットコイン担保ローン」を提供開始
株式会社大和証券グループ本社と株式会社クレディセゾンの合弁会社である『Fintertech株式会社』は、仮想通貨(暗号資産)ビットコインを担保に法定通貨を融資する「デジタルアセット担保ローン」を開始した。
Fintertechは、先端テクノロジーを活用した次世代金融サービスを提供する企業。このサービスは、長期保有者の資金需要のある法人もしくは個人事業者を対象に、ビットコイン(BTC)を担保で法定通貨を貸し出すものだ。
対応仮想通貨はビットコインで、貸付利率は年率4%〜8%。融資最低額は1000万円とするほか、担保となる財産評価に対する融資限度の割合である「担保掛目」は50%に設定される。
上場企業株式は80%〜90%、不動産は80%が一般的とされる中で、ビットコイン(BTC)の掛目も注目に値する。
なお、住宅ローンなど銀行が提供するものと異なり、このローンの使途は原則自由。返済方式は、元利一括返済方式(返済回数1回)に限られる。
国内でビットコインを担保とした融資サービス事例は今回が初めてではない。2018年に、株式会社アビックは、ビットコインによるローンサービスを開始した。
今回、大手証券会社と大手クレジットカード会社の手がける新サービス導入は、両社の培ってきた金融ノウハウと、Fintertechの保有する暗号資産管理テクノロジーを組み合わせることで、これまで国内では担保として取り扱われてこなかった暗号資産を対象とする、新しいローンサービスを実現した。
出典:Fintertech