はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

中国地方政府、ビットコイン採掘を電力で支援か 半減期後も中華系仮想通貨企業有利に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

中国地方政府、ビットコインマイニングを電力で支援か

中国四川省に位置する雅安市で、地元政府が過剰な電力を消費するために、ブロックチェーン企業に協力を要請していることがわかった。雅安市政府がガイダンスを公表した。

理由は、雨期にあたる豊水期「毎年の5月〜9月」に電力余りの状況に陥っているため。多くの電力は、長期間蓄電できないことから、ブロックチェーン(マイニングも含むか)などの電力に生かす方針を示しているという。

四川省では、過剰な電力を格安で利用できるため、仮想通貨マイニング(採掘)産業には最適な場所として、マイニング事業が盛んに行われてきた地域であるが、今回の要請を受け、さらに電力代が安くなる可能性が見えてきた。

半減期で、マイニング業者の淘汰が危惧される中、中国系マイナーの勢力図が世界シェアを確立する可能性もある。

実際、雅安市を含む地域は、中国におけるビットコインハッシュレートのおよそ5割も占めており、今後よりマイニングの重要拠点として位置付けられるかもしれない。

政府のガイダンスでは、「過剰な水力発電を消費してもらうために、ブロックチェーン業界との戦略的機会を模索するべきだ」としている。具体的にはビットコインマイニングといったワード自体は確認できないが、ブロックチェーン研究開発及び技術企業との枠組みには、「ブロックチェーンデータセンター」と登録されるマイニングファームも該当するとみられる。

電力の分配協力でブロックチェーン企業を招致するだけでなく、雅安市で『ブロックチェーンハブ』を構築することも政府の方針も示している。また、政府のプログラムに登録する場合は、ブロックチェーン企業は国営電力網を利用する必要があるという。

中国では、ビットコイン・仮想通貨の取引や交換業務は原則として禁止されている。しかし、マイニング業務は事実上国に認められ、国家発展改革委員会(NDRC)が昨年11月に発行した産業改革の最終計画書にある「淘汰産業リスト」から外された。

特に今年5月にはビットコインが半減期を控えているため、報酬減額後のマイニングコスト抑制のためにも、割安の電力で業務を続けられることは、中華系企業有利の状況にも繋がるほか、ビットコインのハッシュレートの急落を防止する要素にもなり得るだろう。

参考:雅安市

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:45
ソラナ、テストネットで耐量子署名を導入 量子コンピュータ対策で業界をリードか
ソラナ財団は量子コンピュータの脅威に備え、テストネットに耐量子署名を導入した。Project Elevenとの提携により実証実験に成功し、実用的な量子耐性が確認された。
13:15
仮想通貨詐欺対策強化 米上院議員、セーフクリプト法案を提出
米上院議員がビットコインなど仮想通貨関連の詐欺に対策する法案を提出した。米財務省や規制当局が連携するタスクフォース設置を目指している。
12:35
バイナンス、7つの個人・団体をブラックリスト入り
バイナンスが7つの個人・団体をブラックリスト指定。詐欺行為の通報者に最大500万ドルの報奨金。内部情報漏洩事件を受け、上場プロセスの透明性を強化。
11:55
ビットコイン一時9万ドル回復も急反落、市場の脆弱性露呈と日銀会合への警戒感が台頭
ビットコインがFRBハト派発言で9万ドルまで急騰後、88,500ドル付近に反落した。過去2日間でBTC・ETHのETFから10億ドル超の純流出を記録し、市場構造の脆弱性が露呈。日銀利上げ観測と米CPI発表を控え、短期的な下押し圧力が継続する見通し。
11:25
米SECが「仮想通貨証券」の保管規則を明確化、ブローカーディーラー向けに指針を提示
米SECが仮想通貨証券の保管に関する見解を発表しブローカーディーラーが物理的保管とみなされる条件を明確化した。分散型台帳技術の評価や秘密鍵の保護、緊急時の対応計画などが求められている。
10:53
イーロン資産が93兆円突破、トム・リー「CEO個人価値のトークン化」構想とは?
イーロン・マスク氏の資産が史上初の6000億ドル(約93兆円)を突破。スペースX急騰が背景に。一方、トム・リー氏が提唱する「CEO個人価値のトークン化」構想が注目を集めている。企業価値から経営者の影響力を分離して投資できる革新的手法とは。
10:45
ブータン、ビットコインを特別行政区「GMC」に拠出へ
ブータンの特別行政区GMCは、ブータンが国としてGMCの長期的な発展を支援するために最大1340億円相当の仮想通貨ビットコインの拠出を誓約したと発表。今後の計画について説明した。
10:30
「ビットコインは脆弱な構造の中で推移」グラスノードの最新レポート
グラスノードの最新レポートによると、仮想通貨ビットコインは需要衰退で脆弱な構造の中取引されている。今後は10万ドル回復が上昇の鍵だと分析している。
10:10
ビットコイン乱高下、日銀政策決定会合を控え警戒感高まる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは直近24時間で約80万円の乱高下となった。米株式市場の取引開始前、FRBのウォーラー理事が今後も利下げを継続すべきとの見解を示したことを受け、リスク資産全般が買われ、一時は9万ドルを突破した。
09:45
カリフォルニア州知事がトランプ大統領の仮想通貨関連恩赦を批判、CZ氏ら含む
米カリフォルニア州のニューサム知事がトランプ大統領による仮想通貨関連の恩赦決定を批判している。バイナンス創設者CZ氏やシルクロード創設者ロス・ウルブリヒト氏、ビットメックス共同創設者らへの恩赦が対象となっている。
08:35
米コインベースが株式・予測市場など新サービス展開、総合取引所へ移行
米コインベースが単なる仮想通貨取引を超えた大規模拡張を発表した。株式取引、予測市場、ソラナDEX統合、カスタムステーブルコインなど複数の新機能を導入し多様な資産を扱う総合プラットフォームを目指す。
07:50
米連邦準備制度理事会、仮想通貨関連銀行への制限的規制指針を撤回
米連邦準備制度理事会が2023年の仮想通貨関連銀行規制指針を撤回し、新たな政策声明を発表した。監督対象銀行が革新的活動に従事する道を開くが、リスク評価に基づく裁量権は維持。
07:30
XRPの実用性を拡充へ SBI Ripple AsiaとDopplerが提携
SBI Ripple AsiaとDoppler Financeがパートナーシップを締結。XRPL上で、仮想通貨XRPベースの利回りインフラやRWAのトークン化に関する協業を模索すると説明している。
07:30
メタマスクにログインできない時の対処法|パスワード忘れ・機種変更も解説
メタマスクにログインできない時の対処法を解説。パスワードを忘れた場合のリカバリーフレーズでの復元方法、機種変更時のウォレット移行手順まで、状況別にわかりやすく説明します。
07:05
ビットコインの長期保有者売圧は飽和点に接近か、K33が分析
K33によると、2024年以降に約160万BTCが長期保有者から市場に戻り、売却圧力は飽和点に近づいている。過去2年間で供給の20%が再活性化され、2026年には安定化する見込み。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧