マネックス松本会長「コロナ対策の資産インフレが起これば、ビットコインへ資金流入も」

資産インフレとビットコイン

マネックスグループの松本会長は12日、個人ブログ「松本大のつぶやき」で、資産インフレについて言及した。

今全く投資ポジションがないとしたら、何を買うか?との質問に対し、「私だったらゴールドとビットコインと、やはり米国株を買うのではないか」と回答したという。

その理由として、「新型コロナ対策で世界中の中央銀行が、リーマンショック時の比ではないほどお金を刷っている」ことを挙げ、「どうしても資産インフレが起きる」との見解を示した。その上で、ドルや円など法定通貨の信認が落ちればゴールドが買われ、デジタルゴールドとも呼ばれるビットコインにも資金は流れるのではないかと言及している。

大規模量的緩和に伴う物価の上昇などが起これば、日本円や米ドルなど法定通貨(現預金)の価値が相対的に目減りする。このようなインフレ局面では、希少性の高い金(ゴールド)やプラチナなどの貴金属類は値下がりしにくい資産とされ、発行上限があり供給制限のあるビットコインは、デジタル・ゴールドの性質を有するとされる。

一方松本氏は、ゴールドとビットコインだけでは「(市場規模などから世界金融市場の)受け皿として小さ過ぎる」と指摘。FED(米中央銀行)の流動性供給が、株価上昇につながるメカニズムについても詳しく解説した。

ビットコインの役割

新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、世界経済は高い不確実性と重大な下振れリスクにさらされている。

そのような状況にあるなか、伝統金融の投資家でビットコイン(BTC)に注目する事例も増加傾向にある。

直近では、380億ドル規模のヘッジファンドを運営する著名投資家Paul Tudor Jonesが「ビットコインは、インフレ局面で高騰した1970年代のゴールドを彷彿とさせる。その役割は大きくなっていく」と言及した。

1973年の第4次中東戦争でオイルショックが発生、日本でも物価が高騰し、消費者物価指数は20%を超えたとされる時期だ。日経平均株価の大幅下落に反比例するように金価格が高騰。地政学リスク上昇やインフレ時のヘッジ資産として機能した。

米コインベースのアームストロング氏は、「株式市場の低迷と金利引き下げにより、ビットコインなど仮想通貨が成長する可能性がある」と言及。「法定通貨のインフレヘッジとして、資金が仮想通貨に移動する可能性がある」との見解を示している。


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