機関投資家は水面下で動くか
米有力メディアCNBCのオプションアナリストJon Najarianが、機関投資家は水面下でビットコインを買い集めている、と見ている。
米デジタル資産運用会社Morgan Creek Digitalの共同設立者Pomp(アンソニー・ ポンプリアーノ)による取材で、Najarianは機関投資家の動向について見解を語り、自分自身の仮想通貨ポートフォリオも明かした。
知られたいくない機関投資家
Najarianがウォール街の「ビッグ・プレイヤーたち」の裏事情を明かした。
例えば億万長者投資家のMarc Lasryがポートフォリオの1%を仮想通貨に当てていること。
Najarianによると、ウォール街の「ビッグ・プレイヤーたち」は今後もビットコインを買い集めていくが、一定の規模になるまでは動きを「伏せようとしている」という。
多くの機関投資家・大口投資家はビットコインやその他の銘柄を買っていることを知られたくないと考えている。
短期間で価格を大幅に引き上げたくないわけだ。ウーバーやマイクロソフトの株を先に買っていたように。
彼らはビットコインの値動きを静かに見ているが、大量な資金を投じていることは個人投資家に晒されたくないだろう。
機関投資家の仮想通貨の買い方として仮想通貨取引所の注文板で買うと、数が多ければ激しい値動きを引き起こし得るため、機関投資家向けのOTCサービスなどを利用する傾向が高い。
Najarian自身のポートフォリオ
Najarianは自身の仮想通貨ポートフォリオについても話した。
月平均で自身のポートフォリオの5%〜10%をほぼ全部ビットコインに当てている。ビットコイン以外では少量のイーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ステラ(XLM)もあるという。
ビットコインの投資経歴について、「約300ドルの時に投資をはじめたが、途中で売ってしまって再び買いに入った時ビットコインは1700ドルまで上昇していた」と振り返り、「しかし、18,000ドル〜19,000ドルの時期に売り損なった」、と自分の失敗談を語った。
さらに今後ビットコインの成長について、すでに株式や先物、ゴールド市場のパフォーマンスを超えており、将来米ドルの墜落の可能性に備えビットコインを選択したことが正解になると信じているという。