CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨の価格が上昇する要因5選

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

価格上昇理由とは
仮想通貨の価格が上昇する要因、理由として、上場、エアードロップ、フォーク、バーン、パートナーシップ提携などがありますが、それぞれどういった形で上がっていくかを掲載しています。
目次
  1. 取引所上場の価格影響
  2. エアードロップの価格影響
  3. フォークの価格影響
  4. Burn(バーン)の価格影響
  5. パートナーシップの価格影響

取引所上場の価格影響

最も単純に大きく価格上昇をする時は、有名な主要取引所に上場することで仮想通貨の流動性が高まる場合です。

通貨価格が上昇することで、仮想通貨を保有している開発者側の資金が潤沢になり、開発力も高まることで成長に繋がるメリットがあります。

日本仮想通貨取引所

日本国内の取引所は、bitFlyer・Zaif・Coincheck・GMO・DMM・bitbank・QUOINEXなどがありますが、その中で日本国内で1番上場した際に価格に影響力を与えるのは、国内最大手取引所のbitFlyer(以下、ビットフライヤー)だと考えられます。

昨年の10月2日にビットフライヤーでモナコインの取り扱い開始のアナウンスがあり、50円台で推移していた価格が、13日には620円付近まで暴騰しました。

また、bitFlyerにはLisk(LSK)も上場しました。

1月31日には2,400円付近を推移していましたが、bitFlyerから上場のアナウンスがあったことで、最高3,600円付近まで暴騰しました。

海外仮想通貨取引所

海外の仮想通貨取引所は、多くの取引所があり、大手主要取引所に上場すれば価格に影響を与える可能性が高く、逆にマイナー取引所(流動性が低い)だと価格への影響は少なくなります。

海外取引所で価格に影響を与えるのは、Bittrex・Poloniex・Binance・Bitfinexなどが挙げられます。

中堅取引所は、主要通貨ではなく、マイナー通貨の上場先として注目されます。

大手主要取引所

  • Bittrex
  • Poloniex
  • Binance
  • Bitfinex
  • Coinbase
  • Upbit
  • OKEx
  • Bithumb
  • Coinone
  • Huobiなど

中堅仮想通貨取引所

  • HitBTC
  • CoinExchange
  • Cryptopia
  • Bit-Z
  • Biboxなど

エアードロップの価格影響

エアードロップとは、簡単に言えば、無料でトークンが貰える方法です。

エアードロップには特定の通貨をウォレットに入れていると新たな通貨が付与される方法や、アカウント登録、フォーム入力やSNSとの連携などによって、仮想通貨やトークンを無料で入手することが出来る方法があります。(プロジェクトに依存する)

例えば、アカウント登録をするだけで一定の通貨を貰えたRebellious(REBL)というトークンは、最大で4000 REBLが配布されました。

上場後に最高値で売り抜ければ、約17万円程度が手に入ったということになります。

特定の通貨をウォレットに保有していると新たな通貨が貰える場合、エアードロップ当日までその通貨価値が上がっていく傾向があり、エアードロップされる日にちを把握しておく必要があります。

最近あったエアードロップでは、eBitcoin(EBTC)が3月17日の21:00 GCTに、EBTC保有者に対し、ePRXトークンが付与されるとアナウンスがありました。

11日あたりでは価格が下向きになっていましたが、12日付近になると価格が上向きに上昇しだし、エアードロップ当日まで価格が上昇していく可能性が高いです。

加えて、ZClassic(ZCL)で、ZCLかBTC保有者に対し、Bitcoin Private(BTCP)が付与されました。

Zclassicからのハードフォークが発生した際に、すべてのZCLとBTCの保持者のスナップショットを取ります。

ZCLかBTCをウォレットに保持している人、もしくはハードフォークをサポートする取引所に保持している人は、BTCPを1:1の割合で受け取ることができます。

例えば、11.4ZCLを保有していれば11.4BTCPが貰える形です。

2月10日2pmESTにニューヨークで、Bitcoin Privateのカンファレンスが開かれ、そのタイミングで価格が急騰し、3月1日にスナップショットが行われた後、価格が暴落しました。

秘密鍵を求めてくるような、詐欺エアードロップもあるので、正確な情報を調べてから登録するように気をつけてください。

フォークの価格影響

フォークというのは”分岐“という意味で、ハードフォークというのは、簡単にいうと仮想通貨のアップデートです。

詳しくは下の記事を確認ください。

ソフトフォークとハードフォーク問題/両者の意味と違いを解説
「ソフトフォーク」と「ハードフォーク」、ビットコイン分裂の話題でよく登場する二つの単語の意味と違いを詳しく解説します。

例であげると、イーサリアムのアップデートで、Frontier(フロンティア)、Homestead(ホームステッド)、Metropolis(メトロポリス)、Serenity(セレニティ)があり、昨年の10月頃からMetropolis(メトロポリス)のアップデートの噂が流れていて、10月中旬にはその情報により価格が暴騰しました。

(メトロポリスハードフォークの1段階目Byzantiumはすでに終了しています。)

イーサリアムは将来的にProof of WorkからProof of Stakeにアルゴリズムが変更予定で、その情報が出た瞬間には同じ様に価格に影響を与えることが予想されますので、いち早く情報を掴めれば利益を出すことが可能だと思います。

フォークやエアードロップ後は付与目的の投資家が付与確定のタイミングで売り切ることがほとんどなので、利益だけを求める場合、付与タイミングの数日前には売ることをおすすめします。

Burn(バーン)の価格影響

バーンとは、ある程度の量の通貨を永久に使えないようにして、市場に流通する通貨量を下げることで、通貨価値を上げることを目的とした行為です。

通貨によって発行枚数が異なっていますが、例えばビットコインだと発行上限枚数が2100万枚に設定されています。

現在で約1690万枚発行されていますが、バーンで発行上限枚数が30%減るとすると供給量が減るため、通貨価値が上がります。

他の例であげると、Triggers(TRIG)は昨年の9月にバーンが行われ、その日の前後に価格が暴騰しています。

9月1日頃にコミュニティー内でバーンのアナウンスがあり、そこから価格が上昇しだし、9月15日付近にバーンが行われ価格が暴落しています。

バーンは短期的には上昇する傾向がありますが、その後価格は暴騰する前の価格に戻っていることが多いと思われます。

仮想通貨市場の相場にもよりますが、バーンを狙って投資をされる方は、総供給量のどれくらいの割合バーンされるかも前もって調べて買うことが重要となります。

バーン情報をいち早く仕入れることが出来れば、殆どの場合で利益を出すことが可能なので、情報を仕入れる速度が重要となります。

パートナーシップの価格影響

大手企業などとのパートナーシップを結ぶと価格に大きく影響を与えることが多いです。

例を挙げると、今年の1月にTRON (TRX)創業者が大手上場企業パートナーシップを予告した直後、TRONコイン(TRX)の価格は94%高騰しました。

大手企業とのパートナーシップ予告で仮想通貨TRONが高騰
仮想通貨TRONの価格が数倍以上に急騰しています。上昇要因としては、TRON創業者が大手上場企業とのパートナーシップを予告したことが挙げられます。

CoinPost考察

仮想通貨が上昇する要因5選を紹介しました。

新規取引所に上場“、”エアードロップ“、”フォーク“、”バーン“、”パートナーシップ提携“という5つが仮想通貨の高騰要因となることを説明しましたが、これらはまだ不安定な仮想通貨市場ならではの要因とも言えます。

今後は各国の規制や法整備などが進むごとに、それらの情報が仮想通貨市場の相場にも影響しますので、相場状況をしっかり確認しながら投資の参考にしてください。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11:25
「いちご・レジデンス・トークン」第5号販売開始と資産譲渡の発表
いちごオーナーズ株式会社は、デジタル不動産事業の一環として「いちご・レジデンス・トークン」第5号の販売を開始した。
09:55
米大統領選ハリス氏勝利で「ビットコインに限り」強気か=レポート
米大統領選の結果が仮想通貨市場に与える影響をVanEckが分析。ハリス氏勝利はビットコインに限って有利との見方も。
08:00
フランクリン・テンプルトン、ソラナ上で投資信託の立ち上げを計画
米フランクリン・テンプルトンは20日、ソラナの大型カンファレンス「Breakpoint 2024」で、ソラナブロックチェーン上で投資信託の立ち上げを計画していることを明かした。
07:25
ソラナ「ファイアダンサー」、初期版がローンチ
仮想通貨ソラナのバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」の最初のバージョン「フランケンダンサー」がメインネットにローンチ。開発を主導するJumpの最高科学責任者がBreakpointで発表した。
06:52
米SEC、ブラックロック提供のビットコインETFのオプション取引を許可
米証券取引委員会(SEC)は20日、金融大手ブラックロックによるビットコイン現物ETFのオプション取引の上場申請を承認した。
06:30
米マイクロストラテジー、660億円相当のビットコインを買い増し
米マイクロストラテジーは20日に仮想通貨ビットコイン(BTC)をさらに追加購入したことを発表した。
09/20 金曜日
17:50
ソラナ「Breakpoint 2024」で注目のトピックは?
ソラナ(SOL)保有の個人投資家や機関投資家の注目を集める中、Solana Breakpoint(ソラナブレイクポイント)2024がシンガポールで開催される。Solana 2.0やFiredancerの進展など、新たな発表や進捗報告が期待される。
17:15
仮想通貨NEIRO(ねいろ)が注目される理由 ドージコイン後継を巡る競争
暗号資産(仮想通貨)「NEIRO(ねいろ)」は、ミームコイン市場で新たな注目を集めています。ドージコインの後継とされるトークンの乱立やバイナンス上場、供給集中問題について詳しく解説します。
14:56
米マイニング企業Hut8とBitmainが提携強化、次世代ASICマシン販売へ
米ナスダック上場の仮想通貨マイニング企業Hut 8は、ビットメイン社と提携して開発したビットコイン(BTC)の次世代ASICマイナー「U3S21EXPH」の発売を発表した。
14:29
イーサリアムの大型アップグレード「Pectra」 第1段階は2025年初頭に実施予定
イーサリアムの次期アップグレード「Pectra」が2段階で実施決定。第1段階は2025年初頭、8つのEIPを含む機能改善を予定。
12:41
ワールドコイン、アプリユーザー向けの顔認識技術を試験導入へ
ワールドコインが顔認識技術をWorld Appに導入。アプリ使用時のセキュリティ強化が目的だ。各国当局のプライバシー懸念も継続。
12:20
米地裁、ConsensysがSECを提訴した裁判で判決
米地裁は、メタマスクなどを手掛けるWeb3ソフトウェア企業ConsensysがSECに対して起こした訴訟を棄却。この裁判は仮想通貨イーサリアムの証券性などを争っていた。
12:13
ビットコイン続伸、オンチェーンデータは需給好転を示唆
暗号資産(仮想通貨)市場ではFRBの大幅利下げを追い風にビットコイン(BTC)が200日移動平均線に迫る水準まで続伸。トレンド転換が視野に入る。
07:15
キヨサキ氏「米利下げで金・銀・BTCの価格は上昇へ」
『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は、米FOMCの会合に合わせ、ゴールド、シルバー、仮想通貨ビットコインの価格が上昇しようとしているとXで予想。改めて購入を呼びかけている。
07:00
ソラナ(SOL)おすすめ取引所、手数料・ステーキング・出庫機能を徹底比較
2024年に高騰している仮想通貨ソラナ(SOL)。投資家にとって重要な取引所選びとステーキング比較、メリットを解説。ソラナの基本知識、取引所と販売所の違い、手数料の種類、買い方の注意点に至るまで、初心者から上級者まで網羅しています。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧