CoinPostで今最も読まれています

「秒間48万取引を実現」JPモルガン出身者創設の米Kadenaがブロックチェーンをアップグレード

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Kadenaがアップグレードを完了

米ブロックチェーン企業Kadenaは20日、同社のブロックチェーンのアップグレードが完了したことを発表した。

複数のネットワークを接続するパラレルチェーン型のパブリックブロックチェーンを開発するKadenaは、ネットワークの数を10から20に倍増。それによって秒間48万トランザクションの処理を行えるようになった。Kadenaは世界最速のブロックチェーンだと主張している。

Kadenaは、JPモルガンや米証券取引委員会(SEC)での勤務経験を持つWill Martinoが創設。ビットコイン(BTC)や現在のイーサリアム(ETH)と同じコンセンサスアルゴリズムであるPoWを採用しつつ、大きな課題であるスケーラビリティ問題の解決に取り組んでいる。

関連大型プロジェクト「Kadena」、メインネットをローンチ

Kadenaの「Chainweb」というプロトコルは、複数のネットワークを並行で稼働させることによって、セキュリティを維持しながら高速処理を実現している。

またPoWはマイニングに莫大な電力消費が伴うことを批判されることが多いが、Kadenaのブロックチェーンは処理速度が向上しても、電力消費量は増えていないという。これもChainwebの特長の1つだ。

Martinoは、BTCやETHなどで懸念されているスケーラビリティ問題を解決するためにKadenaを創設したと説明。スケーラビリティがメイストリームへの普及の障壁になっていると述べている。

Kadena独自のブロックチェーンをローンチし、今回チェーンの数を20に増加できたことで、デジタル資産をメインストリームで普及させる水準に達したと自信を見せた。

Kadenaは今後もブロックチェーンの開発を進め、次のメジャーアップグレードではチェーンの数を50まで増やす計画だ。それによって処理可能な秒間トランザクション数は100万を超えるとされている。

さらにネイティブ通貨Kadena(KDA)を米国で正式に取引できる規制下の取引所を、2020年末までに発表する予定だという。KDAは昨年9月、コインベースが上場候補に上げている。

関連米コインベース、新たに17の仮想通貨上場を検討

Kadena Kuroのローンチも発表

今回は次世代のプライベートブロックチェーン「Kadena Kuro(以下、Kuro)」のローンチも発表された。オープンソースのプロジェクトで、無料で利用が可能だ。

Kuroは現在、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)やマイクロソフトのAzureのマーケットプレイスでも利用できるようになっている。Kadenaが開発するスマートコントラクト言語「Pact」の需要が高まっており、できるだけ多くの企業がKuroを利用できるようにしている。

共同創設者のStuart Popejoyによると、Kuroはブロックチェーンのエンジニアが必要に応じて自由にカスタマイズできるという。

参考資料 : Kadena

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る Glassnodeレポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧