新バージョンUSDT
テザー社が高速ブロックチェーンのSolana(SOL)を採用し、ステーブルコインのUSDTをSolanaネットワークでローンチした。テザー社の公式発表でわかった。
Solana(ソロナ)はレイヤー1のブロックチェーンで、現在のイーサリアムブロックチェーンの処理能力を大幅に上回っている。テザー社によると、SolanaのネットワークでUSDTを送金すれば、1秒で約5万のトランザクションを処理することができる。
テザー社は、イーサリアムネットワークの渋滞と高い手数料を回避するために、他のネットワークでのUSDTローンチを実施している。Solanaを利用するほか、8月より、OMGネットワーク上でも正式に稼働するようになった。
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USDTはDeFi(分散型金融)で最も利用されているステーブルコインの1つ。TheBlockのリサーチデータによると、Curve、Aave、Uniswapの3大DeFiプラットフォームでロックされているUSDTの総額は9日の時点で、8.63億ドルに及ぶ。
Solanaの創設者Anatoly Yakovenkoは、テザー社による採用について、「テザーの統合がSolanaにとって必要不可欠で、USDTはDeFiセクターおよび仮想通貨コミュニティにおいて、活力のもとだ」、と語った。
テザー社のCTO Paolo ArdoinoはTheBlockに対し、今後も他のブロックチェーンでの対応を計画している、と言及した。