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DeFiプロトコルHarvest Finance、2400万ドル相当が不正流出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Harvest Finance

分散型金融(DeFi)のイールドファーミングプロトコル「Harvest Finance」の流動性プールから2400万ドル(25億円)相当の仮想通貨が不正流出したことがわかった。

Harvest Financeは、DeFiの利回りアグリゲーターとして機能し、他のDeFiプールに流動性を提供して、流動性プロバイダー(LP)の利益を獲得する。

攻撃者は、無担保融資「フラッシュローン」の脆弱性を悪用し、DeFiのステーブルコイン取引プラットフォームであるCurveの「Yプール」にて、裁定取引による価格操作を行うことで、わずか7分足らずで不正に利益を引き出したとされる。

流出したトークンの一部は、すでにERC-20基盤のBTCトークン「renBTC(rBTC)」と交換されたほか、トランザクションをミックスして匿名性を確保する難読化ツール「Tornado Cash(トルネード・キャッシュ)」を使用して、ステーブルコインUSDCやUSDTに変換された。

これに伴い、ネイティブトークン「FARM」は、前日比65%安と暴落した。

Coingecko

DeFiPulseのTVL(Total Value Locked)データによれば、Harvest Financeのインシデント発生前、計10億ドル以上のトークンがロックされていた。DeFiエコシステム全体の脆弱性が露呈したことによる懸念も広がった。

defipulse.com

関連:DeFiブームの火付け役、イールドファーミングでは何が起こったのか

先月末には、構築中のブロックチェーンプロジェクト「eminence.finance」のコードの脆弱性が利用され、計1500万ドルに相当するステーブルコインDAIが流出している。

関連:仮想通貨1500万ドルが流出か、YFI関連最新プロジェクトの脆弱性で

一方、分散型取引所「Uniswap」の取引高は、1日で1億4800万ドルから20億ドルまで急増した。

内92%はUSDT/ETHとUSDC/ETHの通貨ペアであることが確認されており、etherscanのデータとも一致する。

etherscan

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