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「ビットコインとゴールド、共存しない」 450億円のBTC投資を判断したCEOが語る理由

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインとゴールド

米ナスダック上場企業MicroStrategyのMichael Saylor CEOは、ビットコイン(BTC)とゴールド(金)を同種の資産とみなすのは危険であるとの見解を示した。

どちらも補完的な投資資産として共存することはなく、BTCが広く普及すれば、最初にゴールドへの投資が減少すると主張している。

MicroStrategyは総額4.25億ドル相当(約447億円)ものBTCを財務資産の一部として購入したことが話題になった企業。Saylor氏は先月、個人でも1万7732BTC(286億円相当)を所有していることを明かしている。

関連:米MicroStrategyのCEO、個人でも約180億円をビットコインに投資

今回ゴールドとの比較に言及した上記ツイートは、米デジタル資産運用会社Morgan Creek Digitalの共同設立者アンソニー・ポンプリアーノ氏(Pomp)が投稿した「ゴールドとBTCは最終的に共存しない」というタイトルの意見に反応したものだ。

ポンプリアーノ氏も投稿の中で、「デジタルゴールド」とも呼ばれるBTCとゴールドの比較には問題があると主張。Saylor氏はこの投稿を引用しポンプリアーノ氏に同意すると述べ、BTCとゴールドは種類の異なる性質の資産であるとの見解を示した。

BTCの優位性

上記ツイートでは具体的な根拠を示していなかったSaylor氏は10日、CoinDesk のオンラインカンファレンスに出席。事前に撮影された会話で、ゴールドを価値の保存手段として利用するのは時代遅れであり、BTCの方が「百万倍も優れている」と語っている。

その根拠として、ゴールドは供給量が少ないとされている点に疑問を感じると説明。「ゴールドはコモディティ(商品)として最も供給量が少ないと言われているが、今でも新たに産み出すことはできる」と述べ、プログラムで供給量が事前に決められているBTCとの相違点を指摘した。

Saylor氏は以前にも、ゴールドは毎年新たに採掘されており、その価格が上昇すると採掘にも資金が投入され、結果的に供給量が増える可能性があると述べている。

関連:BTC巨額投資のMicroStrategy社「長い時間軸であるほど投資先として適している」

また今回、採掘量が増えればゴールドの価値が下がるため、投資家と採掘者の利害が対立している点も指摘した。

別のツイートでは10日に、「ゴールドや米ナスダック、S&P500、10年国債、アップル社の株などよりも、今日はBTCのボラティリティの方が低かった」ともコメントした。2017年のバブル相場などと比較して、企業も資金を投じやすい市場環境になりつつある点も変化の一つとして挙げた。

Saylor氏はゴールドの投資家が、たとえ今はBTCを知らなくても、より優れた価値の保存手段とみなしてBTCに乗り換える日が来ると考えていると語った。

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