CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン高騰──ダウ・S&P過去最高値更新でリスクオンムード広がる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

ビットコイン(BTC)が日本円建で176万円に達し、再び年初来高値を更新した。

16日のニューヨーク株式市場では、新型コロナウイルスのワクチンへの期待から幅広い銘柄に買いが入り、ダウ工業株30種平均やS&P500が史上最高値を更新。リスクオンムードに乗じてビットコイン市場も騰勢を強めた。

米医薬モデルナが新型コロナウイルスのワクチンの治験結果について、3万人超が参加した治験で94.5%の有効性が確認したと発表。先週発表したファイザーPFE.Nも開発中のワクチンの有効率が90%を超えたと発表しており、米国におけるワクチンの緊急使用の開始に対する期待感が高まっている。

株式市場の値動きは、ファイザーが公表した際に値上がりした景気敏感株中心の相場とは異なり、コロナ禍で買われたハイテク株を中心とするナスダックも上昇。投資マネーのリスクオンムードを映した。

なお、依然として世界経済や景期のリスクは大きく、国境をまたぐヒトやモノの動きが制約を受ける中、持続的な市場の成長性を維持する点には将来的な不透明性も強い。

仮想通貨マーケットと関連ニュース

仮想通貨のマーケットでは、市場内の資金循環も活発で、仮想通貨市場では資金流入に出遅れ感があった主要アルトも高騰。XRPが節目の30円に達したほか、PayPal銘柄に含まれたライトコイン(LTC)も前日比10%高と大きく値上がりした。

関連ニュースでは、ビットコイン価格の高騰で取引が活況となった日本時間5時30分に、米大手Coinbaseでウェブサイトとモバイルアプリがダウンする問題が発生した。

問題は約2時間に渡って調査が行われ、7時台に復旧したが、仮想通貨市場では度々取引停止がきっかけとなって市場の方向性が転換する場面が見られてきただけに、警戒感も高まった。

Coinbaseでは、過去に取引が活況なタイミングで取引が停止するケースが確認されており、最近では10月27日にも停止したばかりだった。

ツイッターでは、米国のテクノロジートレンドでCoinbaseがランクインするなど、米国において個人投資家を中心とした短期資金の商いも活発化している可能性も指摘された。

SkyBridge Capital

米Forbesによると、仮想通貨ヘッジファンドStrix LeviathanのJesse Proudman CEOは好調な相場を支えているのは、業界にとっていいニュースが続いていることが影響していると見ている。

例に、大手ヘッジファンドSkyBridge Capitalが仮想通貨への投資を検討している事例を挙げた。

関連「ビットコインに限定しない」 SkyBridge Capital、仮想通貨投資の可能性を示唆

Proudman氏は、「今朝、SkyBridgeがビットコインのマネージャーを募集しているとの報道は、伝統投資企業による高い関心度を証明した」と語った。運用額は92億ドル(約9620億円)に上るSkyBridge Capitalは、SECへの目論見書の中で、仮想通貨への投資機会を提供するファンドに投資することを模索していると16日に発表した。

また、投資企業Digital Capital ManagementのTim EnnekingマネージングディレクターもProudman氏と同意見を示し、ビットコインに対する市場センチメントが改善されているとした。現在の強気相場において、個人投資家でなく、主に機関投資家が活発に動きつつある点を指摘している。

仮想通貨取引所OKCoinのJason Lau COOは機関投資家マネーの流入について、「相場ラリーが主に平日に起きているため、機関投資家による動きが示唆されている」と指摘、「PayPalやJPモルガン、Citiバンクなどの企業は大規模で、ビットコインを資産クラスとしての認識を広めている」と説明した。

関連ビットコイン21年末までに3000万円超え予測=Citiレポート

また、ビットコインのオンチェーンデータを用いて、「過去24時間でアクティブアドレスは124%ほど増加したが、2018年1月の規模には及んでいないことから、個人投資家を中心とした相場ではなく、機関投資家の活発な動きが示されている可能性が高い」とした。

出典:forbes

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
03/29 金曜日
17:08
HSBC銀行がトークン化されたゴールド商品を香港で提供開始
HSBCは香港の個人投資家に向けて、オンラインバンキングとウェブサイトを通じたトークン化されたゴールド商品のアクセスを提供開始した。トークンはHSBC Orionプラットフォームで発行され、リテール向け、HSBCオンラインバンキングおよびHSBC香港モバイルアプリを通じて提供される。
15:30
Filecoinステーキング大手、Glifがポイントプログラム開始
暗号資産(仮想通貨)ファイルコイン(FIL)の、ステーキング・プロトコルGlifがポイントプログラムを開始した。FILトークン保有者は流動性プールにFILを預けることで、Glifのネイティブ・リキッド・リース・トークンである「iFIL」を受け取り、運用できる。
14:34
イーサリアム共同創設者ブテリン氏、Dencun後の改善点を語る
仮想通貨イーサリアムの共同創業者ヴィタリック・ブテリン氏は、Dencunが完了した今後の技術的な改善点を提案した。
14:11
CoinTradeがソラナ含む4銘柄の取扱い開始、ステーキングサービスにSOL追加
暗号資産(仮想通貨)販売所CoinTradeがソラナを含む4銘柄の取り扱いを開始。ステーキングサービスにSOLを追加した。条件をクリアすることでSOLをプレゼントするキャンペーンを開催中。ジパングコイン(ZPG)など三井物産デジタルコモディティーズも新規で取り扱う。
12:55
日本DAO協会4月1日に立ち上げ 府令改正も同日公布
日本DAO協会が4月1日に設立される。DAOの自主規制や健全なエコシステムづくりを推進していくもので、協会自体の運営もDAOで行う計画だ。
12:24
ビットコイン7万ドル台で高止まり、ブラックロックの新規ファンド好調でRWA関連銘柄買われる
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが7万ドル台新高値をうかがう展開。アルト相場ではブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」絶好調の影響で、ONDOなどのRWA関連銘柄が買われた。
11:30
Googleサーチ、ビットコインやArbitrumなどのアドレスで資産残高を確認可能に
全ての資産を表示するわけではなく、残高は各ネットワークのネイティブトークン(ETHやARB、OPなど)のみを表示。
10:50
5月のローンチ目指す、香港でビットコイン現物ETF申請のVSFG
仮に香港で承認された場合、アジア初の事例となり、今後日本でのビットコインETF上場や発行にも追い風になりうるとみられる。
10:00
FTXのサム前CEOに懲役25年の判決 カリフォルニアで服役へ
米国地方裁判所の判事は28日、破綻した仮想通貨取引所FTXのサム前CEOに対して懲役25年、および最大1.7兆円の資産没収という判決を言い渡した。
08:40
2.6兆円相当のBTC保有数到達、ブラックロックのビットコイン現物ETF
純流入再び加速 ブラックロックのIBIT・ビットコイン現物ETFの運用資産は初めて、250,000 BTC(2.6兆円)を超えた。1月11日の取引開始からわずか11週間で2兆円…
08:10
Wormholeの仮想通貨「W」、取得開始日明かす
Wormholeは、今月7日に、Wトークンのエアドロップアロケーションや適合対象アドレスを公開。ソラナ、EVM系、Sui、Aptos、Osmosis、Injectiveといったネットワークでのユーザーや、ソラナNo.1NFTコレクションである「Mad Lads」のホルダーを対象としている。
07:40
米投資会社、マイクロストラテジーの株はBTCより割高と指摘
マイクロストラテジーの株価から概算する仮想通貨ビットコインの価格は17万ドル超であると米ケリスデールが分析。同社の株は、ビットコインに対し正当ではないプレミアムがついて取引されているとの見方を示した。
07:20
アバランチ財団「Codebase」、最初の支援プロジェクト15社を選出
アバランチではすでに「Colony Lab」という分散型アクセラレーターが活動しているが、今回Codebaseと連携し支援対象への資金提供を拡大し、1プロジェクトにつき、100万ドルを超える金額を提供する可能性がある。
06:45
5月承認の可能性低いもBitwiseらがイーサリアム現物ETFの上場申請行う
イーサリアムETFが現在の多くの申請の最終期限となる5月に承認される見込みは、SECがイーサリアム財団を調査しているとの報道などを受け大幅に後退している。1月には70%あったが、現在は20%程度まで低下してきた模様だ。
05:50
Bybit、ソラナミームコイン「POPCAT」の永久先物提供
ソラナの仮想通貨ミームコインへの需要は未だ高い。代表的な犬系ミームコイン「WIF」は29日過去最高値を更新し、前日比で20%上昇している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/06 ~ 2024/04/09
香港 香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター3FG
2024/04/09 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
2024/04/13 ~ 2024/04/14
東京 東京都港区
2024/04/13 10:00 ~ 17:00
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧