はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米SEC長官「既存決済の非効率性がビットコインの需要高める」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

クレイトン長官の見解

米SEC(証券取引委員会)のJay Clayton長官が19日、仮想通貨ビットコインの需要について、意見を述べた。SEC長官が市場について具体的なコメントを行うのは、過去の例からも異例だ。

CNBCの経済番組SquawkBoxに出演し、「現在、国内および国際の決済システムにおける非効率性が明らかになっている。このような問題は、ビットコインへの需要増加を加速させている」と従来の決済システムを引き合いに、BTCの需要増加を指摘した。

この発言を行ったきっかけは、番組MCがClayton長官にビットコイン・仮想通貨の有価証券性について質問をしたことにある。

以前にも長官はビットコインが有価証券に該当しないと表明したが、今回その考えを改めて示し、「ビットコインは有価証券でなく、一種の決済手段および価値の保存だと考えている。SECは決済領域を規制する管轄権を持たないが、他の政府部門が監督している」とコメント。「将来、決済分野における規制が強化される可能性もある」と続けた。

有価証券について

仮想通貨の有価証券問題について、Clayton長官はSECの犯罪を取り締まるプログラムの強化にも注力してきた人物で、違法有価証券と判断した仮想通貨プロジェクトに対し制裁金を課した事例も多くある。

特に2017年〜2018年のICOブームの時期に、ICOを通して資金を調達していた一部のプロジェクトや企業を事実上、有価証券を販売していたと指摘し、SECは有価証券の違反に対して取り締まりを行っていたとしている。

Clayton長官の見解としては、ビットコインとイーサリアムについて有価証券に該当しないとの結論を出しているが、その他の主要アルトコインに関しては明確な方針を示していない。

SECは有価証券に該当する基準となるガイダンスを発行を行うなど、規制方針こそ示しているが、明確さに欠けるとして、ビジネス普及の足かせになっているとの指摘もあるなど、より具体的な法律の線引きが求められている状況にある。

Clayton長官は、21年6月までの任期を前倒し2020年12月末までに退任すると発表しており、SECの後任人事でこの辺りの規制方針が注目されつつある。現時点で、具体的な人事は未だ発表されていないが、次期政権が発足するまでの委員長代行は、共和党のヘスター・ピアース(クリプトママ)SEC委員が候補に挙がっているという。

関連米SEC長官が年内退任へ──仮想通貨に係る有価証券問題にも注力

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/27 木曜日
15:07
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」、アブダビADGMが正式認定
中東での企業利用が加速へ リップル社は27日、同社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」が、アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)により「法定通貨参照トークン」として正式…
14:02
Xapo Bank、ビットコイン信用ファンドの提供範囲を拡大
ジブラルタルのXapo Bankがビットコイン建て信用ファンドを全会員に拡大。初期段階で1億ドル調達。2022年の業界崩壊後、厳格なリスク管理で市場回復。長期BTC保有者向けに安定利回りを提供。
14:00
ビットコイン需要の低迷続く 市場は横ばいか=Glassnode分析
Glassnodeが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの需要低迷を指摘した。新たな資金流入が回復するまで市場は狭いレンジで推移する可能性が高いと分析している。
13:55
タイ当局、サム・アルトマンのワールドコインに120万件の虹彩データ削除を命令
タイ個人情報保護委員会が、生体認証プロジェクトWorldに対し、仮想通貨と引き換えに虹彩スキャンデータを収集した行為が個人情報保護法違反として、120万件のデータ削除と業務停止を命令。世界各国でも同様の規制措置が相次いでいる。
13:35
世界取引所連合が米SECに書簡、仮想通貨企業への免除措置見直しを要請 トークン化株式に懸念
世界取引所連合が米証券取引委員会にトークン化株式を提供する仮想通貨企業への包括的な免除措置の見直しを求める書簡を送付した。ナスダックやCMEグループなどが加盟する同連合は、適切な規制遵守なしに仮想通貨プラットフォームが証券取引所の役割を果たすことへの懸念を表明。
11:10
「BTCが74000ドルまで下落しても転換社債に対する価値は5.9倍」ストラテジー
ストラテジー社は、仮想通貨ビットコインの価格が同社の平均購入価格である74,000ドルまで下落しても、転換社債に対して5.9倍の資産を保有していることになると投稿。債務の安全性を強調した。
10:30
韓国最大級仮想通貨取引所Upbit、ネイバーと合併 約1.5兆円規模の株式交換で傘下に
韓国IT大手ネイバーが仮想通貨取引所Upbit運営のドゥナムを1.5兆円規模で買収。韓国国内シェア7割超のUpbitとネイバーペイを統合し総合デジタル金融エコシステムを構築。2025年6月の合併発効を目指す。
10:15
BTCマイナーのクリーンスパーク決算発表、売上高が過去最高に AIインフラを拡大中
ナスダック上場のビットコインマイナー、クリーンスパークが決算報告。過去最高の売上高を記録した。AIとビットコインの両ワークロード対応の包括的プラットフォームへ進化中だ。
09:55
ソラナ特化型ウペクシが最大35億円調達、SOL財務戦略などに利用
ナスダック上場のウペクシが普通株式とワラントの私募により最大2300万ドルを調達すると発表した。調達資金は仮想通貨ソラナ財務戦略と運転資本に充てられる予定だ。
08:45
セキュリタイズがEU取引決済システム認可を取得、アバランチで展開へ
セキュリタイズがスペイン国家証券市場委員会からEU全域での取引決済システム運営認可を取得した。同社は米国とEUの両方でライセンスを持つ唯一の企業となり、欧州システムはアバランチ上に展開される。
08:00
S&P、USDTのドルペッグ能力を最低評価に引き下げ
S&Pは、テザー社の米ドルステーブルコインUSDTに対する評価を最も低い「5」に引き下げた。仮想通貨ビットコインを準備資産として保有する割合などに触れ、判断の根拠を説明している。
07:02
大口投資家の売りが加速、ビットコイン平均入金額が1年ぶりの高水準に=クリプトクアント
クリプトクアントが報告したデータによると、ビットコイン価格が8万ドルまで下落した後、大口トレーダーによる取引所への送金が増加している。最近では9000BTCが送金され、その45%が100BTC以上の大口入金だった。
06:25
ビットワイズのドージコインETFも取引開始、グレースケールに続く
ビットワイズがドージコインETFの取引を米ニューヨーク証券取引所で開始した。管理手数料は0.34%で最初の1カ月間は資産5億ドルまで免除され、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
05:55
ビットコイン、売りは飽和領域に近づくか K33が長期的な買い場と分析
K33リサーチは仮想通貨ビットコインが過去最高値から36%下落した現在の相場を「感情主導の行き過ぎ」と分析している。現在の価格乖離が長期投資家にとって魅力的なエントリーポイントと見ている。
05:35
グレースケール、米国初でジーキャッシュETFの登録申請を提出
グレースケールが仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)を対象としたETFの登録申請を米SECに提出した。実現すればジーキャッシュに特化した初のETFとなり、同社は過去1カ月間でXRP、ドージコイン、ソラナの投資信託もETFに転換している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧