はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「ビットコイン売らずに資金調達」米フィデリティ、顧客に担保融資サービスを提供へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

フィデリティの新たな施策

世界的大手金融機関フィデリティ傘下の仮想通貨関連企業Fidelity Digital Assets(FDA)が貸付サービスのBlockFiと提携し、ビットコインを担保資産とした融資サービスを提供することを発表した。

新たな融資サービスの主なターゲットは、ヘッジファンドや採掘業者、OTCデスクなどの企業や機関投資家だ。株式の証券担保ローンに近いサービス設計で、ビットコインを売らずに資金を融資してもらうことができるメリットがある。

FDAの公式発表によると、同社のカストディサービスを利用する機関クライアントに対し、預けているビットコインをBlockFiに送金することなく、FDAのプラットフォーム上で融資する仕組みを整える。融資を行うするのは、BlockFiであるため、BlockFiの口座は別途必要になるとしている。

融資条件の設定については、総資産有利子負債比率(ローン・トゥー・バリュー)は60%で、600ドルを借りるためには、1,000ドル相当するビットコインを担保として預ける必要がある。BlockFiのZac Prince CEOは、「基本設定は、60%だが、より規模の大きいクライアントでは比率を調整することも検討中だ」と説明した。

機関投資家の流動性を高める

機関投資家による仮想通貨市場の参入は、規模を拡大している。フィデリティの直近の調査によると、調査に応じた機関投資家の36%は実際、仮想通貨に投資しており、60%が仮想通貨をポートフォリオに入れることに対して前向きな姿勢を見せている。

FDAはBlockFiとの提携が、ビットコインの長期的可能性を見込む機関投資家に現金の流動性を提供する一つのソリューションになると説明。機関投資家はより総合的な仮想通貨関連ソリューションを求めているとして、今後の投資規模がより拡大を後押しする可能性に期待感を示している。

参考:公式発表

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。
12:55
メタプラネット支援コンソーシアム、タイ上場企業買収でビットコイン戦略を東南アジアに拡大
メタプラネット支援者らが筆記るコンソーシアムがタイ上場企業DV8の買収計画を発表した。日本で成功したメタプラネットのビットコイントレジャリー戦略をタイで再現し、さらに東南アジアに展開する第一歩として注目される。
12:36
オルタナ信託、BOOSTRY・ALTERNAと連携しデジタル証券の管理体制を強化
デジタル証券特化の「オルタナ信託」設立。BOOSTRYとALTERNAが協業を深化し、STの取得から販売まで一貫した新たな枠組みを構築する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧