伊銀行Banca Generali、仮想通貨カストディ企業Conioと提携

伊銀行がカストディ企業と提携

イタリアの銀行Banca Generaliは15日、暗号資産(仮想通貨)企業Conioとパートナーシップを締結したことを発表した。

Conioは現在、ビットコイン(BTC)に特化したカストディサービスを提供している。2021年にはBanca Generaliの顧客が、Conioのサービスを利用できるようにする計画だ。

今回のパートナーシップは、Conioの成長とプロダクトの提供をサポートするため、Banca GeneraliがConioに出資をする形態をとっている。同行は今回の発表で、「仮想通貨業界は、時価総額や取引量を見る限り、ますます規模を拡大し、成長を続けている」と説明。中でもBTCは時価総額の約3分の2を占めていると主張し、今回の提携の意義を解説している。

Conioは、2015年に米国で設立された。ウォレットプロバイダーとして、仮想通貨を安全に保管したり、カウンタパーティリスクを減らしたりするため、独自の技術を開発し、特許も取得しているという。現在はイタリアのユーザーに対し、15万超のポートフォリオをサポートしており、今後は取り扱うデジタル通貨を増やしていく予定だ。

Banca GeneraliのCEOは、「未来の金融市場ではブロックチェーンが利用されると予想している。その技術は仮想通貨や金融エコシステムの多くの領域でイノベーションを可能にした。Conioと提携することによって、業界をリードするソリューションで、オープンな銀行プラットフォームを開発し続けていきたい」と述べている。

またConioはセキュリティや規制にも大きな注意を払っている企業であることも強調した。

ConioのCEOは、「今回のパートナーシップは、従来の金融機関と新しい企業が金融システムで協業する新たな時代への大きな一歩だ。誕生から10年超の期間を経て、金融機関がサービスを提供するという新しいフェーズに仮想通貨は入っている」と述べた。

Banca Generaliの担当者は仮想通貨メディアCointelegraphに対し、同行が近い将来、仮想通貨取引所を開設する予定はなく、あくまでウォレットのサービスを提供すると説明している。

著者:S.Ninomiya
参考:Banca Generali

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します