米SEC、XRPの販売巡り提訴か
リップル社のBrad Garlinghouse CEOは米時間月曜日、証券取引委員会(SEC)が仮想通貨XRPの販売を理由に、リップル社に対して提訴する方針であることを伝えた。Fortune誌が報じた。
報道によると、訴訟は、リップル社やGarlinghouse CEO、共同創設者のChris Larsen氏も相手方に行われる。Garlinghouse氏はFortune誌に対し、「残念ながら、SECのJay Clayton長官はリップル社を訴えることを選んだ。後始末は、次期長官に任せるつもりだろう」と話した。
また、WSJの報道では、「訴訟は、デジタル資産のXRPがSECに登録するべき有価証券かどうかをめぐる内容だ」としている。
これらの報道に続き、Garlinghouse氏はSNSに事実確認として投稿し、「Clayton長官は仮想通貨セクターのイノベーションをBTCとETHに限定したいようだ。。。我々は真正面から戦うつもりだ」と譲らない姿勢を見せいている。
Today, the SEC voted to attack crypto. Chairman Jay Clayton – in his final act – is picking winners and trying to limit US innovation in the crypto industry to BTC and ETH. (1/3) https://t.co/r9bgT9Pcuu
— Brad Garlinghouse (@bgarlinghouse) December 22, 2020
報道を受け、XRP価格が下落。一時、米ドル建0.5ドルを下回った。
22日10時20分時点の対ドルXRP相場は、ビットコインの地合いの悪化の影響も受け、前日比12%安で推移している(Fortune誌の報道は10時前後)。
追記:北尾社長のコメント
リップル社の株主であるSBIホールディングスの北尾社長は訴訟の報道を受け、このようにコメントしている。
日本の金融庁はXRPが証券ではないと既に明言しています。米国においても、Ripple社が最終的に米国で勝利を勝ち取ると強く信じています。SBIホールディングスは引き続きRippleの確固たるパートナーとして、共にアジアで事業拡大に取り組みます。 https://t.co/MFRxLLAZdG
— 北尾吉孝 (@yoshitaka_kitao) December 22, 2020