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ビットコインが韓流ドラマに、来年5月に放映予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

世界初の仮想通貨ドラマ制作決定

仮想通貨(暗号資産)ビットコイン価格が最高記録を更新する中、エンターテインメント界も仮想通貨を放っては置かないようだ。クリスマスが明けた26日、世界初となる仮想通貨ドラマ「Pumping Time」(仮題)の制作が発表された。

仮想通貨に特化した韓国のコンテンツ制作会社「K-Play Contents」が出資し、企画・制作の指揮を執るが、中国ならびに米国の制作会社も参加し、世界的なコラボレーションによりプロデュースされる作品になるとしている。

ドラマは全10シーズンで、各シーズン30分のエピソード20話で構成される予定。

特筆すべきは、制作側が「Pumping Time」を単なるエンターテインメントとしてではなく、一般の人々に仮想通貨の仕組みをわかりやすく伝えるためのエデュテインメント(教育+娯楽)として捉えていることだろう。その内容は、ビットコインをはじめする仮想通貨やブロックチェーンのエコシステム、各国政府が発行を検討しているデジタル通貨などについて、詳細に網羅することになるという。

人気ドラマの脚本家が参加

ドラマの脚本を担当するのは、これまでに数多くのヒット作を手掛けた崔万奎(チェ・ワンギュ)氏。同氏は、2017年から仮想通貨ならびにブロックチェーンを研究しており、仮想通貨業界における「多様なドラマ要素」の重要性に注目しているという。

また、このドラマシリーズでは、仮想通貨についてわかりやすく伝えるため、通常の1話あたり30分のエピソードに加えて、100分の特別編集版や、劇場版など、異なるフォーマットが用意する予定だとしている。さらに、主要な仮想通貨の取引市場についての紹介や、仮想通貨の創設者など業界を代表する人物のカメオ出演も視野に入れているとのことだ。

韓国の状況と韓流が選ばれた理由

韓国では、今年、仮想通貨規制の明確化が進んだ。2021年3月から「特定金融情報法」が施行され、仮想通貨取引所の金融庁登録が義務付けられるとともに顧客は実名で取引所に登録することが必要となる。

また改正税法により、仮想通貨は資産価値のある「商品」とみなされ、取引益に対する課税方針も定められた。2022年1月から導入され、250万ウォンを超えるキャピタルゲインに対し20%が課税される。韓国では長らく仮想通貨は課税されてこなかったが、税制の枠組みに入ることで、仮想通貨の地位も向上したと考えられる。

元来、韓国における仮想通貨への投資熱は高く、他国との価格差が生まれやすい状況であったため、業界では「キムチプレミアム」と呼ばれていることは周知の通りだ。すでに仮想通貨に馴染みのある韓国の視聴者の間で、「Pumping Time」の人気が出る可能性も高い。

また、韓国ドラマはもとより、そのポップカルチャーは「K-Wave」と呼ばれ、世界でも人気が高まっていることから、その支持層に韓流の仮想通貨ドラマがアピールすることも考えられるだろう。まず興味を持ってもらうことが仮想通貨の普及を推進する第一歩かもしれない。

今年、多くの著名な機関投資家が市場に参入し、仮想通貨の認知度は高まったかにも見えるが、社会全体への普及率で見ると、その規模はまだまだ限定的だ。エンターテインメントの力を活用することで、より多くの人々へ、仮想通貨の魅力と特徴を効果的に伝え、正しい知識を広めることが期待できそうだ。

「Pumping Time」は2021年5月から放映される予定だ。

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