ビットコイン55,000ドル到達
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは20日、価格高騰が止まらず、初めて55,000ドル(約580万円)を突破。前日比+7.45%の上げ幅を記録している。(執筆時56,000ドル)
価格高騰に伴い、対ドルで時価総額が初めて1兆ドル(105兆円)に到達した。対日本円で100兆円を突破したのは、2月17日だった。
MicroStrategyの1,100億円資金調達
ビットコインの急騰背景には、米ナスダックの上場企業MicroStrategyの発表などがあるとみられる。
MicroStrategyは20日0:27時ごろに、ビットコインを追加購入するための転換社債販売が終了したことを報告した。
17日当初は6億ドル(約600億円)の転換社債の私募提案を発表したが、18日は9億ドル(950億円)に引き上げたことを報告した。最終調達金額としては、9億ドルではなく、計10.05億ドルを調達した。発表によると、調達した10.05億ドルのうちの10.03億ドルが正味手取額になると試算し、この資金をビットコインの購入に充てる予定だという。
同社は2月上旬にも約295 BTCを追加で購入し、現在計71,079 BTCを所有している。同社の更なる買い圧力は市場の好感材料となった格好だ。
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カナダ2つ目のビットコインETF上場
さらに、MicroStrategyの発表のほか、カナダの二つ目のビットコインETF(上場投資信託)が19日の23:30時より取引が開始したことも材料視されたと考えられる。
「EBIT」というティッカーシンボルで取引されるこのETFは2月16日にカナダのオンタリオ証券取引委員会に承認されたもので、その数日前に承認されたカナダ初のビットコインETF「BTCC」に次ぐ事例となった。
なお、直近のビットコイン好材料のまとめは以下となる。
ビットコイン、好材料まとめ pic.twitter.com/rl1mftPvGh
— 各務貴仁|CoinPost・Links (@coinpost_kagami) February 19, 2021