ビットコイン58000ドル回復、エンジンコイン高騰でNFTゲーム銘柄が全面高

ビットコイン相場

9日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)価格が前日比+2.7%の636万円に。58,000ドル水準を回復した。

8日には韓国市場の大口売りなどの影響で55,400ドルまで下落する場面もあったが持ち直した。イーサリアム(ETH)が前日比3.96%高の22.7万円まで回復したほか、急騰した反動で売られていたXRP(リップル)も前日比11.4%高の113円と、再び高値を伺う展開を見せている。

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フィデリティデジタルアセットの責任者であるトム・ジェソップ氏は、新しい資産クラスとしてビットコインの成熟と金融セクターにおける採用事例は、今後数年間で急速に進むと述べた。

世界的な大規模金融緩和や財政出動を背景に、代替資産としてビットコインへの関心は高まり続けるとの見方を示している。昨今では、マイクロストラテジーやテスラを筆頭に、米ドルのインフレヘッジ手段として、財務準備金に組み入れる上場企業も増加傾向にある。

8日には、香港拠点の中国企業「Meitu(美図)」が、計1億ドル(110億円)相当の仮想通貨購入を完了し、31,000 ETH(5,050万ドル相当)と940 BTC(4,950万ドル相当)を保有したことがわかった。

開示資料で明らかとなった。

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企業の決算報告でビットコインに言及される数は、20年11月以降急増している。

個別銘柄の動向

国内に上場するNFT関連銘柄のエンジンコイン(ENJ)が高騰。前日比20%高の350円で過去最高値を更新した。米最大手コインベース上場が材料視された。

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21年1月にコインチェックに上場。21年3月にはGMOコインでも取り扱いを開始している。

エンジンコインとは、ブロックチェーン技術を用いたエコシステムを展開するEnjin社が発行する仮想通貨のこと。同社の運営するEnjinエコシステム上で、NFT取引などに利用される。

すでに世界的人気を博す「マインクラフト」など、多数のオンラインゲームと提携しており、ゲーム内アイテム(デジタル資産)をNFTとして所持すること、メルト(Melting)機能でゲームアイテムをエンジンコインに変換することができるのが特徴だ。

1日には、ポルカドット(DOT)を使ったNFT専用のブロックチェーン開発のため、1890万ドル(約21億円)を調達したほか、イーサリアムブロックチェーンと互換性のある「Enjin JumpNet」立ち上げや開発中の「Efinity」も高い関心を集めている。

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SANDが前日比15.7%高、MANAが前日比10%高となるなど、NFTゲーム関連銘柄が連れ高している。

またDeFi系銘柄では、バイナンススマートチェーン(BSC)基盤の分散型取引所(DEX)であるPancakeSwapの独自トークン「CAKE」が再上昇し、過去最高値の20.69ドルに達した。

世界最大手取引所バイナンスのバックボーンとイーサリアムのガス代高騰に伴い、追従する新興勢力として急速に台頭してきた。

従来の中央集権型取引所で見られる板取引のオーダーブックモデルの代わりに、自動マーケットメーカー(AMM)モデルを採用して注文を履行する。ETH基盤DEXの象徴的存在であるUniSwapのオープンソースコードを模倣したPancakeSwapは、BSC基盤であるため、ネットワーク手数料が非常に安価かつ高速だ。

流動性の提供で対価を得る「イールドファーミング」では、バイナンスコイン(BNB)との通貨ペアを預け入れることで年利に応じたCAKEを獲得できるほか、取得したCAKEでステーキングを行うことで、BSC基盤のBEP-20トークンを複利運用できる点も需要を集めているものと見られる。

DeFi Llamaのデータによると、PancakeSwapの預入総額は61.5億ドルに達し、Uniswapの74.3億ドルに迫っている。

出典:DeFi Llama

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