はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン58000ドル回復、エンジンコイン高騰でNFTゲーム銘柄が全面高

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場

9日の暗号資産(仮想通貨)市場。ビットコイン(BTC)価格が前日比+2.7%の636万円に。58,000ドル水準を回復した。

8日には韓国市場の大口売りなどの影響で55,400ドルまで下落する場面もあったが持ち直した。イーサリアム(ETH)が前日比3.96%高の22.7万円まで回復したほか、急騰した反動で売られていたXRP(リップル)も前日比11.4%高の113円と、再び高値を伺う展開を見せている。

関連:市場不安定要因「キムチ・プレミアム」急落の背景、JVCEA2月出来高はネムが前年比14.2倍に

フィデリティデジタルアセットの責任者であるトム・ジェソップ氏は、新しい資産クラスとしてビットコインの成熟と金融セクターにおける採用事例は、今後数年間で急速に進むと述べた。

世界的な大規模金融緩和や財政出動を背景に、代替資産としてビットコインへの関心は高まり続けるとの見方を示している。昨今では、マイクロストラテジーやテスラを筆頭に、米ドルのインフレヘッジ手段として、財務準備金に組み入れる上場企業も増加傾向にある。

8日には、香港拠点の中国企業「Meitu(美図)」が、計1億ドル(110億円)相当の仮想通貨購入を完了し、31,000 ETH(5,050万ドル相当)と940 BTC(4,950万ドル相当)を保有したことがわかった。

開示資料で明らかとなった。

関連:香港上場のMeitu、11億円相当のビットコイン買増し

企業の決算報告でビットコインに言及される数は、20年11月以降急増している。

個別銘柄の動向

国内に上場するNFT関連銘柄のエンジンコイン(ENJ)が高騰。前日比20%高の350円で過去最高値を更新した。米最大手コインベース上場が材料視された。

関連:株式上場直前の米最大手コインベース、ENJ(エンジンコイン)など4銘柄新規上場

21年1月にコインチェックに上場。21年3月にはGMOコインでも取り扱いを開始している。

エンジンコインとは、ブロックチェーン技術を用いたエコシステムを展開するEnjin社が発行する仮想通貨のこと。同社の運営するEnjinエコシステム上で、NFT取引などに利用される。

すでに世界的人気を博す「マインクラフト」など、多数のオンラインゲームと提携しており、ゲーム内アイテム(デジタル資産)をNFTとして所持すること、メルト(Melting)機能でゲームアイテムをエンジンコインに変換することができるのが特徴だ。

1日には、ポルカドット(DOT)を使ったNFT専用のブロックチェーン開発のため、1890万ドル(約21億円)を調達したほか、イーサリアムブロックチェーンと互換性のある「Enjin JumpNet」立ち上げや開発中の「Efinity」も高い関心を集めている。

関連:初心者でもわかるエンジンコイン(ENJ)とは|NFTゲーム業界との連携と将来性

SANDが前日比15.7%高、MANAが前日比10%高となるなど、NFTゲーム関連銘柄が連れ高している。

またDeFi系銘柄では、バイナンススマートチェーン(BSC)基盤の分散型取引所(DEX)であるPancakeSwapの独自トークン「CAKE」が再上昇し、過去最高値の20.69ドルに達した。

世界最大手取引所バイナンスのバックボーンとイーサリアムのガス代高騰に伴い、追従する新興勢力として急速に台頭してきた。

従来の中央集権型取引所で見られる板取引のオーダーブックモデルの代わりに、自動マーケットメーカー(AMM)モデルを採用して注文を履行する。ETH基盤DEXの象徴的存在であるUniSwapのオープンソースコードを模倣したPancakeSwapは、BSC基盤であるため、ネットワーク手数料が非常に安価かつ高速だ。

流動性の提供で対価を得る「イールドファーミング」では、バイナンスコイン(BNB)との通貨ペアを預け入れることで年利に応じたCAKEを獲得できるほか、取得したCAKEでステーキングを行うことで、BSC基盤のBEP-20トークンを複利運用できる点も需要を集めているものと見られる。

DeFi Llamaのデータによると、PancakeSwapの預入総額は61.5億ドルに達し、Uniswapの74.3億ドルに迫っている。

出典:DeFi Llama

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/17 日曜日
19:37
金融庁、日本円建てステーブルコイン「JPYC」承認へ=日本経済新聞
金融庁が国内初の円建てステーブルコイン「JPYC」を承認へ。今秋にも発行開始予定で、3年間で1兆円分の発行を目標とする。JPYC代表の岡部氏は「ステーブルコインは巨大な国債消化装置」とコメントし、日本国債市場への影響を予測。国際送金やDeFi活用に期待が集まる
14:00
今週の主要材料まとめ、ビットコイン6年以内1000万ドル到達の可能性やリップル訴訟終了発表など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1750万円台で方向感欠く、ジャクソンホール会議が転換点に|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1750万円周辺で方向感を欠く展開。米CPI下振れで利下げ期待が高まるも、PPI上振れで大幅利下げ観測が後退。来週のジャクソンホール会議とパウエルFRB議長発言が相場の鍵を握る。テクニカルサポートも豊富な現在の市況を詳しく分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネットの大幅増益に高い関心
今週は、メタプラネットの決算発表、バリュークリエーションのビットコイン全売却、スコット・ベッセント米財務長官のビットコイン準備金に関する投稿のニュースが最も関心を集めた。
11:00
『守りの金(ゴールド) vs 攻めのビットコイン』資産配分における役割の違いを解説
相場暴落時に注目の集まりやすい金(ゴールド)とビットコインの比較を初心者にもわかるよう解説、インフレ耐性や政府の影響回避といった類似性と、安定性や価格変動要因の違いを比較、投資戦略や資産配分のポイントも提示する。
08/16 土曜日
13:45
トランプ一族支援のアメリカンビットコイン、日本・香港企業買収を検討
ドナルドJrとエリック・トランプ氏が支援する米仮想通貨マイニング企業アメリカンビットコインが、日本と香港の上場企業買収を検討中。マイケル・セイラー氏の戦略に倣い企業財務でビットコイントレジャリー企業を目指す。
13:18
仮想通貨取引所ジェミナイがIPO届出書公開 リップル社からの信用枠も設定
米仮想通貨取引所ジェミナイがナスダックへの上場申請書類を公開した。2025年上半期は純損失が拡大も、リップル社から信用枠も確保している。
11:20
ニューヨーク州議員、仮想通貨取引に0.2%課税法案を提出
ニューヨーク州議会のフィル・ステック議員が仮想通貨取引に0.2%の物品税を課す法案を提出。ビットコインやNFT取引が対象で年間1億5,800万ドルの税収を見込む。
10:15
米司法省、ランサムウェア攻撃容疑者から約4億円の仮想通貨を押収
米司法省がランサムウェア攻撃容疑者から280万ドル超の仮想通貨を押収した。トランプ大統領のビットコイン・仮想通貨準備金政策により、政府が備蓄資産に加える可能性もある。
09:50
ヒューマファイナンス、Eコマース販売者向け当日決済ソリューションを発表
ソラナ基盤のPayFiネットワークを運営するヒューマファイナンスがArf、Geoswift、PolyFlowと提携し、世界大手Eコマースプラットフォーム販売者向けの即時決済サービスを開始。
08:10
ETH財務企業ビットデジタル、25年2Qに黒字転換
ビットデジタルは2025年2Qの決算を発表。仮想通貨イーサリアムの保有量やステーキング量も報告し、今後もイーサリアムの買い増しを継続すると説明した。
07:30
DeFiデベロップメント、ソラナ保有量387億円相当に拡大
ソラナ特化型財務戦略企業DeFiデベロップメントが2200万ドルで11万SOL追加取得。総保有量142万SOLで1株あたり0.0675SOLに増加。
06:30
ビットマイン、186億円相当イーサリアムを追加取得
ETHトレジャリー企業ビットマインが過去2時間でギャラクシー・デジタルのOTCアドレスから大口ETH移転を受領。総保有量120万ETHから拡大継続。
06:00
イーサリアムトレジャリー企業シャープリンク、四半期決算で大幅赤字
仮想通貨イーサリアム財務戦略企業シャープリンク・ゲーミングが第2四半期決算で大幅赤字。ETHステーキングに関する8780万ドルの非現金減損が損失の大部分を占める。
05:35
米FRB、仮想通貨監督の特別プログラムを終了 トランプ政権の規制緩和受け
米連邦準備制度理事会が2023年開始の仮想通貨・フィンテック特別監督プログラムを終了し、通常監督へ統合。トランプ政権の規制緩和方針が牽引。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧