Meituの11億円分買増し
香港証券取引所に上場する中国企業「Meitu(美図)」は8日、完全子会社Miracle Visionを通して、約11億円(1,000万ドル)相当の暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を買い増ししたことを発表した。
今回、ビットコインは175.67 BTCを購入したが、イーサリアムは購入しなかった。これまでの購入と合わせ、計1億米ドル(約110億円)分の仮想通貨を購入したことになる。1億ドルとは、以前取締役会に設定された「仮想通貨投資計画」における上限金額だ。
今回を含めた計3回の購入を経て、ビットコインの所有数は940 BTC、イーサリアムのほうは31,000 ETH。また、以前の2回は3月7日および3月17日に実施されていた。
以前にも紹介したように、美図がビットコインおよびイーサリアムを購入するのは、企業資産の分散化が目的だった。また、テスラやMicroStrategyなどの米国上場企業と違ってイーサリアムも購入している点においては、dApps(分散型アプリ)のローンチも視野に入れており、以降必要になるネットワーク手数料(ガス代)を用意し、今後イーサリアム関連のブロックチェーンプロジェクトへの投資も検討しているといった狙いがある。
一方、今回の購入で、「仮想通貨投資計画」における上限金額に達したため、今後さらに買増しする可能性があるかどうかについては今回の報告書類では言及されていない。