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米ブラックロックCEO「仮想通貨は、長期視点の機関投資家需要はまだ低い」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

BlackRock社、ビットコインの評価

世界最大の資産運用会社BlackRock社のLarry Flink CEOが15日、四半期決算でビットコイン(BTC)など暗号資産(仮想通貨)に言及した。

BlackRockは、およそ9兆ドル(約990兆円)の顧客資産を運用する最大手資産運用企業だ。今年1月には米SEC(証券取引委員会)に提出した目論見書で、ファンドを通じてビットコイン先物に投資していることが示唆された。

また、年初に公開した投資家宛ての書簡では、気候変動に対処すべく、サステナビリティに重点を置いた投資戦略に移行していく方針が示されていた。

関連:資産運用最大手ブラックロック、既にビットコイン先物を取引していたことが判明

15日の四半期決算でLarry Flink CEOは、顧客からも「ポートフォリオにおけるデジタルアセット、及び仮想通貨に関する質問を受け取っている」と言及。「通貨のデジタル化」の可能性はあり得ると述べ、CBDC(中銀デジタル通貨)の実用性は認めたものの、仮想通貨関連の投資商品の提供は、顧客の需要次第であるとした。

また、「ブラックロック社の成功の裏には、一貫して長期投資に焦点を当ててきた実績が関わってる」と説明。「ビットコインなど仮想通貨を取り巻く話題はマーケットを魅了している」と評価しつつも、現在の仮想通貨市場は、短期的な利益に比重が置かれていると慎重姿勢も示した。

顧客からの需要は

その上でFlink CEOは、世界中の顧客との対話の中で、「現時点ではビットコインなどがポートフォリオにどのように構成されていくかについて、主要題目ではない」とした。

対照的にサステナビリティに関する会話は年初時点より増えていると言及、サステナビリティにはモメンタムと機会はあり、長期的な資産としての仮想通貨よりか関心が高いと語った。

その一方で、「仮想通貨やデジタル通貨のアイデアには目を瞑りたくない」と述べ、「素晴らしい資産クラスになるかもしれない」としつつ慎重な姿勢も見せた。

気候変動>ビットコイン

またFlink CEOは同日、米大手メディアCNBCのインタビューにも登壇。米国の仮想通貨規制を考慮して仮想通貨に関心は持っているものの、投資するまでには至ってないと説明。「法定通貨に取って代わる存在」にまではならないとの見解を明かした。

ここ最近でモルガン・スタンレーやゴールドマン・サックスなど機関投資家の参入が相次ぐ中、ブラックロック社としては仮想通貨に関する関心はさほど高くないと説明。

「完全に情報を網羅しているわけではない」としつつ、同社が関わる「政府系ファンドや年金基金、退職金ファンドやファミリーオフィス」など、長期投資に重きを置く機関投資家からは、仮想通貨に対する関心はまだ低いと語った。

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