CoinPostで今最も読まれています

Zaifが商号変更の方針、親会社の「CAICA」ブランドに一新

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Zaifが商号変更

暗号資産(仮想通貨)取引所Zaif Exchangeを運営する株式会社Zaifは10日、臨時株主総会で「定款一部変更の件」が承認されることを条件として、2021年11月1日を目途に、関連会社の商号およびサービス名を変更する方針を発表。

親会社である株式会社CAICAの金融サービス事業における、CAICAブランドへの統一を目的とした方針であると説明した。

CAICAブランドに一新

Zaifの発表によれば、関連会社は以下のように商号変更される方針だ。

  • 株式会社Zaif Holdings → 株式会社カイカエクスチェンジホールディングス
  • 株式会社Zaif  → 株式会社カイカエクスチェンジ
  • 株式会社Zaif Capital  → 株式会社カイカキャピタル

なお、現在、株式会社Zaifが運営している仮想通貨取引所「Zaif Exchange」のサービス名は「Zaif」となる予定だ。関連会社の商号からは「Zaif」の表記はなくなり、親会社のCAICAブランドに一新されることになる。

CAICAは商号の変更方針について、以下のように説明している。

当社は、2021年3月に暗号資産関連ビジネスを手掛ける株式会社 Zaif Holdings(以下「Zaif HD」といいます。)を子会社化いたしました。当社子会社の株式会社CAICAテクノロジーズが持つシステム構築能力やeワラント証券株式会社という金融機能との相乗効果により、Zaif HDのポテンシャルを最大限生かすことが可能となり、当社のIT金融企業としての基盤の整備が整いました。

あらゆる事がデジタル化される未来、当社グループが事業を展開するIT金融の領域においても、中央集権型から分散型(DeFi)へ業界構造そのものが大きく変革していきます。そうしたなかで当社はその変革者となることを目指してまいります。

同社は2030年に向けたビジョンとして、売上高500億円の達成を目標にしているが、関連会社のサービスとの相乗効果によりZaifグループの能力を最大限に引き出すことが可能になったと説明。前述のビジョンを踏まえ、Zaifグループの商号をCAICAブランドに統一することで、更なる認知度の向上を図っていく狙いがあるという。

CAICAは、自社で発行しているCAICAコインを株主に優待として進呈するなど、CAICAコインの普及に努めている。今後、CAICAコインを使った様々な施策を検討・実行していくことも明かしている。

同社は3月に、NFT(非代替性トークン)の発⾏・流通が可能なプラットフォームのローンチもしており、仮想通貨・ブロックチェーン関連事業の拡大においても意気盛んであると言える。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

Zaifの歴史

Zaif Exchangeのもともとの運営元はテックビューロ株式会社であったが、2018年9月に株式会社フィスコ仮想通貨取引所に事業譲渡され、2020年11月に商号が現在のものに変更された経緯がある。

独自で発行しているZaifトークンは、2015年にZaifを運営していたテックビューロ社のブランディングを目的に発行され、Zaifブランドの評判の指標となっている仮想通貨。日本で初めて国内取引所にて取引ができる仮想通貨として発行された。

テックビューロ代表の朝山氏は2020年11月、ZAIFトークンの今後について発表しており、「既存のトークンホルダーの利益向上を目的として、決済手段としての採用」を推し進めていく方針を表明していた。

関連:テックビューロ朝山代表、ザイフトークンの今後の方針を発表

Zaif Exchangeは、サービス名を冠した「Zaif大根カレー」やビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、NEM(XEM)などをモチーフにした高級腕時計を販売するなど独自路線のブランディングを行い話題を集めている取引所でもある。

最近の事例では、5月に国内では初めて仮想通貨ネムの新通貨「Symbol(XYM)」の取引を開始した。

関連:仮想通貨取引所Zaif、国内初となるネムの新通貨シンボル(XYM)の板取引を開始

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。
07:35
ETHの証券性巡りConsensysがSECを提訴
仮想通貨イーサリアムは証券ではないとの判断などを裁判所に要請するため、 Consensysが米SECを提訴。同社は事前にウェルズ通知を受け取っていた。
07:15
米SEC、イーサリアム現物ETF申請を非承認する可能性高まる
イーサリアム現物ETFの米国での承認は不透明。SECとの一方的な会合や訴訟の影響で、2024年後半までの承認延期が予想されETH今後の価格に下落圧力がかかっている状況だ。
06:50
米Stripe、ソラナやイーサリアムでUSDC決済を導入予定
Stripeは2014年に初めて仮想通貨ビットコインの決済を導入した経緯がある。しかしその4年後の2018年にビットコインのバブル崩壊を受け同社はその取り組みを中止した。
05:50
モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討
最近の仮想通貨ビットコインETF資金流入状況に関しては昨日、ブラックロックのIBITが1月11日ローンチ以来初めて資金流入がゼロとなり、71日連続の流入記録が終了したことが確認された。
04/25 木曜日
17:42
ワールドコイン、仮想通貨WLDのトークンセールを計画
Worldcoinが個人認証に基づくベーシックインカムプロジェクトの拡大へ、機関投資家限定で暗号資産(仮想通貨)WLDのプライベートセールを計画。市場価格に近い価格で提供し、転売禁止やロックアップ措置を導入する。
15:00
ビットコイン強気相場継続の根拠、アーサー・ヘイズ氏語る
仮想通貨取引所BitMEXの創業者で元CEOのアーサー・ヘイズ氏は、世界各国で法定通貨の供給量が拡大し続ける中、ビットコインをはじめとする仮想通貨の強気相場は今後も継続するとの考えを示した。
13:20
2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
Bitwiseの最高投資責任者は次の半減期までにビットコインに起こる5つのことを予想。ビットコイン価格は約3,880万円以上になるとする予測も含まれる。
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧