GS、イーサリアムにも参入
米大手投資銀行ゴールドマン・サックスは機関投資家に仮想通貨イーサリアム(ETH)の先物・オプション取引の提供を計画しているようだ。
以上は、同社のデジタルアセット責任者Mathew McDermott氏がブルームバーグに話した内容だ。また、先物とオプション取引のほか、イーサリアムのETN(上場投資証券)取引の仲介役にもなることを検討しているという。
具体的な提供予定は明らかではないが、「今後数ヶ月」としている。McDermott氏は現在イーサリアムの商品に進出するタイミングについて、多くの投資家は5月の暴落を買いの良いエントリーと見ているとコメント、「相場調整はあっても、機関投資家による採用はこれからも継続するだろう。クライアントからの関心も減っていない」と話した。5月末に、中国の取締り強化などの影響を受け、相場は一時的に大暴落していた。
ゴールドマン・サックスは今年に入り、相場の好調に伴い、仮想通貨市場への再参入を進めてきた。4月には、今年の第2四半期に、ビットコイン(BTC)を含む仮想通貨の投資商品を富裕層向けの資産運用企業(自社クライアント)に提供することを検討していることが報じられたほか、5月に、ビットコインの差金決済型先渡為替取引(NDF)を提供することを開始した。
また、仮想通貨セクターへの投資も行っており、CoinMetricsやBlockdaemonへの出資事例が見られている。
さらに、今回のブルームバーグ報道では、ゴールドマン・サックスはまた別の仮想通貨関連投資を検討しているようだ。McDermott氏は「我々の戦略方向に合ういくつかの関連企業への出資を模索している」とコメントしている。