CoinPostで今最も読まれています

韓国:新しい金融監督院長が仮想通貨に対し肯定的な姿勢を見せる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

改革への期待
新たに金融監督院の院長に任命されたYoon Suk-heun氏は仮想通貨には肯定的な姿勢を見せており、仮想通貨市場を改善するための改革が期待されています。

FSC、Financial Service Commission(金融委員会):とは

公正な金融取引の慣行を確立し、金融需要者の保護を目的とした国家行政機関。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

新金融監督院長は仮想通貨に肯定的な姿勢

新たに韓国のFSS(金融監督院)の院長に任命されたYoon Suk-heun氏(以下、Yoon氏)は、韓国における最高金融監督機関は仮想通貨の規制を緩和していく方針を考えている、と述べました。

Moon Jae-in大統領からの金融監督院長任命のあとYoon氏は「仮想通貨の肯定的な部分を見出している」と記者に発言しました。

先週の金曜日、韓国のFSC(金融委員会)の指名には、Yoon氏がこの業界に「イノベーションを起こしてくれる」理想的な人物であるとの期待が込められていました。

「様々な政策や金融機関を精査する際には、それぞれの分野で違った構造に対応しなければならないため、FSC(金融委員会)と協力していきたいです。

FSS(金融監督院)はFSC(金融委員会)の監督下にありますが、金融機関の検閲および監督を行っており、FSC(金融委員会)は政策の査察を行っています。」

Yoon氏の着任により、FSS(金融監督院)の職員は規制の枠組みの構造的改革がなされるのを予想していました。

なぜなら、Yoon氏は彼の前任者の、官僚上がりではないChoe Heung-sik氏とKim Ki-sik氏を慕っているためです。

今年の初めには、仮想通貨市場への投機的な投資を弾圧するためにFSC(金融委員会)は匿名の仮想通貨取引口座を禁止する規制を新たに施行しました。

必然的に、反マネーローダリングの規則の効力を強め、匿名の仮想口座の新規開設を禁止し、また18歳未満の韓国人や非居住外国人の取引も禁止になります。

この規制が取り入れられるとたちまち仮想通貨の取引活動がスローダウンしてしまい、1日の取引量が規制施行前のおよそ4兆ウォン(約4061億円)からおよそ4000億ウォン(約406億円)と1/10に急落したと、大手仮想取引所Bithumb(ビッサム)の副社長Lee Jeong-ah氏はコリアタイムズに述べました。

去年の9月には、韓国の規制当局はICOをきつく取り締まりました。

韓国の立法府はこの慣習を法律化する議案の作成に取り組んでいます。

100万人のユーザーを抱える韓国の仮想通貨取引所のUpbitの代表はコリアタイムズに次のように述べました。

規制に反対ではありません。

しかし、ただ規制を設けるだけでは完全に仮想通貨市場を取り締まることはできません。

FSS(金融監督院)の委員長が考えるべきことは、仮想通貨取引やブロックチェーンテクノロジーをより良いものにするための救済策です。」

韓国の巨大インターネットKakaoをバックにもつスタートアップのDunamuがUpbitを運営しています。

3月、Dunamuは今後3年間で1000億ウォン(約101億円)をブロックチェーンのベンチャー企業に投資することを明らかにしました。

DunumaのCEOであるChi-hyung氏は、韓国国内で仮想通貨やブロックチェーンに対する関心は高まっており、この貴重なチャンスを掴むのは今が最適、「韓国がブロックチェーンテクノロジーのメッカになる。」と述べました。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/08 金曜日
14:26
米大手ベンチャーキャピタルa16z、「2024年に期待する9つの仮想通貨トレンド」を発表
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツは、2024年に仮想通貨領域で期待されるトレンドのリストを発表。分散化、人工知能(AI)、顧客体験の向上などの9項目に言及した。
12:30
米下院エネルギー委員会、ブロックチェーン促進法案を可決
米国の下院エネルギー・商業委員会は、ブロックチェーン技術や分散型台帳技術を促進する法案を可決した。米国の競争力強化が期待される法案となる。
12:23
ビットコイン上昇一服、主要アルトはイーサリアム前日比5.6%高、ソラナ(SOL)12.1%高に
暗号資産(仮想通貨)市場では高騰していたビットコインが一服し、アルトコイン相場ではイーサリアムが上昇した。ソラナ(SOL)エコシステムではエアドロップされたJito Networkのガバナンストークン「JTO」が高騰するなど反響を呼んだ。
11:45
サム・アルトマン支援のMeanwhile Group、1億ドルのビットコイン運用ファンドをローンチ
Meanwhile Advisorsが仮想通貨ビットコインに焦点を当てたプライベートクレジットファンドを立ち上げ。BTCで5%の利回りを提供し、2024年第1四半期までに1億ドル調達の計画。OpenAIのサム・アルトマンが支援するMeanwhile GroupはBTCベースの生命保険ビジネスも展開。
11:00
ブロック社、BTCのセルフカストディウォレットをローンチ
米ブロック社は、仮想通貨ビットコインのセルフカストディウォレットBitkeyをローンチ。ウォレットの特徴や仕組み、出荷時期などが明らかになった。
10:40
ソラナDeFi「Kamino Finance」、将来エアドロップ向けのポイントシステムを開始予定
仮想通貨PYTHやJTOなどソラナプロジェクトの無料配布が注目を浴びる中、ソラナDeFi「Kamino Finance」は将来のエアドロップに向けてポイント制システムを導入すると発表した。
10:15
バイナンス、UAEアブダビでの投資ファンドライセンス申請取り下げ
大手仮想通貨取引所バイナンスは、UAEアブダビにおける投資ファンドのライセンス申請を取り下げた。グローバル戦略見直しの一環とみられる。
08:25
米国株AI銘柄上昇 日銀総裁発言で円高進む
米国株は来年の米利下げへの行き過ぎた期待との指摘が散見される中、AI関連株ではグーグルのGemini発表や、AMDの新たなAIチップ発表などがAI相場上昇への追い風となった。
07:50
仮想通貨Jito(JTO)、バイナンスやBybitにも上場 価格高騰
ソラナの大手リキッドステーキングJitoのガバナンストークン「JTO」は昨夜、仮想通貨取引所大手コンベースやバイナンス、Bybitに上場し価格が暴騰していた。
07:40
Uphold、補助型のセルフカストディウォレット提供へ
Web3金融プラットフォームUpholdは、補助型のセルフカストディウォレットをローンチ。まずは仮想通貨XRPに対応し、今後はビットコインなどにサポートを拡大する。
07:05
SECのビットコインETF審査 最終段階か=ロイター報道
米証券取引委員会(SEC)と申請企業の間で重要な技術的な詳細について協議が進んでおり、近く仮想通貨現物ビットコインETFを承認する可能性があることが示唆された。
12/07 木曜日
17:00
「Beyond The Price」、未公開内容や過去のまとめを配信
第11回のGM Radio:Beyond The Priceは2日に公開。仮想通貨ビットコインなどについて過去の配信をまとめ、未公開の内容も追加した。
15:00
「ビットコインETF承認は機関投資家を後押しする決定打となる」米ARKのウッドCEO
米ヘッジファンドARK Investのキャシー・ウッドCEOは、米証券取引委員会によるビットコイン現物ETFの承認は、仮想通貨投資を検討している機関投資家に対し、「確定的なお墨付き」を与える可能性があると述べた。
14:30
仏大手銀行がイーサリアムでステーブルコイン「EURCV」を初発行
ソシエテ・ジェネラルがイーサリアムでユーロ連動ステーブルコインEURCVを発行。暗号資産(仮想通貨)取引所Bitstampに上場。入出金時にはKYC(顧客確認)およびAML(資金洗浄防止)コンプライアンス手続きが適用される。
14:20
IEO後に高騰したアイドルトークン「NIDT」の裏側|関係者インタビューvol.1
関係者インタビュー NIDT(Nippon Idol Token)は、web3時代の女性アイドルを創造する「IDOL3.0 PROJECT」の独自暗号資産(仮想通貨)です。 I…

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2023/12/08 12:00 ~ 13:00
その他 オンライン
2023/12/12 14:00 ~ 16:00
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧