Cream、Polygon上で登場
レンディングプロトコルのCream(C.R.E.A.M. Finance)はPolygon上でローンチしたことを発表した。
ローンチに伴い、USDC、USDT、DAI、MATIC、WETH、LINK、SUSHIの供給と貸し出しが可能になる。
C.R.E.A.M(Cream)はDeFiのレンディングプロトコルであり、トークンを貸し借りすることができるプラットフォームになる。
トークンを貸し出し、流動性を提供することで、ガバナンストークンであるCREAMを獲得できる仕組みだ。
また、Polygon(旧Matic)はイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決すべく生み出されたプロジェクトで、ガス代の低さや高速な取引を特徴とする。
イーサリアムやその他ブロックチェーンとの相互運用性を提供しており、TVLは94億2000万ドル(約1兆400億円)に達している。
CreamはPolygon上でのローンチに伴い、以下のようにコメントした。
C.R.E.A.M.は、複数のブロックチェーン上で幅広い資産に資本効率をもたらすというゴールに向かい続ける。またC.R.E.A.M.が提供するIronbankでは13.1億ものTVLを記録した。Polygonとの統合はより高速なトランザクション、低いガス代、ユーザーに違うマーケットへのアクセスをもたらす。
Polygon上でも流動性マイニングでインセンティブが提供される予定だが、詳細については追って公開するとした。
複数ブロックチェーン上でのレンディングへ拡大
これまでCream Financeが対応してきたブロックチェーンはEthereum、Binance Smart Chain(BSC)、Fantomの3つ。
6月15日には、新たにArbitrum上でもマーケットをローンチすると発表している。
ArbitrumはPolygonと同じくイーサリアムのレイヤー2ソリューション。
オプティミスティック・ロールアップを利用していることを、Ethereum Virtual Machine(EVM)との完全互換性を備える。