CoinPostで今最も読まれています

日本発のStake Technologies社、Kusamaオークションで33億円調達完了 Kusamaオークションにて33億円相当の資金調達完了

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Stake Technologies、資金調達に成功

日本発のパブリックチェーン開発を行うStake Technologies社は7日、独自のShiden(紫電)ネットワークがポルカドットの実験的ネットワーク「Kusama」にてオークションを実施し、約33億円(138,457 KSM)の資金調達に成功したと発表。また、ShidenネットワークがKusamaネットワークに世界で3番目に接続に成功し、同時にメインネットをローンチしたことを明らかにした。

Stake Technologiesとは

Stake Technologies社は日本のブロックチェーン開発企業。現在はシンガポールに本社を置いており、独自のブロックチェーンAstarネットワーク(旧Plasm)とShiden(紫電)ネットワークの開発や、ポルカドット(Polkadot)エコシステムへ貢献する。

▶️仮想通貨用語集

Stake Technologies社はポルカドットの実験的なネットワーク「Kusama」でKusamaオークションを実施。KusamaネットワークのネイティブトークンKSMをコミュニティメンバーから委任してもらい、集めたKSMを用いてプロジェクトが入札する仕組みとなっており、Shiden(紫電)ネットワークは33億円に相当する138,457 KSMを調達した。

Shidenネットワークとは

ShidenネットワークはAstar(旧Plasm)ネットワークのコピーで、Kusamaネットワークへの接続を目的に作られた実験的なメインネット。

Astarと同様に相互運用性とスケーラビリティ問題の解決を念頭に開発されており、イーサリアムやWebAssemblyベースのスマートコントラクトをサポートした分散型アプリケーションのハブを目指す。

▶️仮想通貨用語集

オークションの結果、ShidenネットワークはKusamaネットワークへの接続に成功し、Shidenのメインネットのローンチを完了した。

Shidenのアップデート

Stake Technologiesのリリースによれば、Shidenのアップデートを今後数週間にわたり、段階的に以下の機能を追加していく方針を示した。

  1. フェーズ1:オークション参加者へのリワード配布
  2. フェーズ2:ステーキングや取引、スマートコントラクト機能などの実装
  3. フェーズ3:クロスチェーン間でトークン・データの送受信

出典:Shiden Network Roadmap

Astarネットワークとは

Stake Technologies社はShidenネットワークの他にも、Astarネットワークの開発を行なっている。旧称はPlasmネットワークで、パブリックチェーンの大きな課題であるインターオペラビリティ(相互運用性)とスケーラビリティ問題の解決を目指すプロジェクト。

また、イーサリアム仮想マシン(EVM)にも対応しており、イーサリアム上のスマートコントラクトはAstarおよびShidenでも利用することが可能となる。

当時Plasmネットワークと呼ばれていたAstarは21年1月、世界で初めてポルカドットのテストネットへの接続に成功。また、2月には開発企業のStake Technologies社がバイナンスの出資部門「Binance Labs」や「Hashkey」など5社から約2.5億円の資金調達を実施した。

5月には、IT大手マイクロソフトのスタートアップ支援プログラム「Microsoft for Startups」に採択されたことを発表。ネットワークをより堅牢にしていく姿勢を示した。

関連:日本発のパブリックブロックチェーン「Plasm Network」強化へ──ステイク、マイクロソフトの支援プログラムに採択

その後、6月にはFenbushi Capitalなど10社以上がPlasmとShidenに対して11億円の戦略的出資を完了していた。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
10/07 月曜日
19:24
アラブ首長国連邦(UAE)が付加価値税制改正、仮想通貨取引の課税免除を発表
アラブ首長国連邦(UAE)が付加価値税(VAT)を改正し、仮想通貨取引の課税免除を発表した。仮想資産を伝統的な金融商品と同様の文脈で捉えていることを示唆し、2018年1月1日からの取引に対して遡及的に適用される。
16:55
イーサリアム改善案EIP-7782「処理速度向上とDEX効率化」で注目集める
イーサリアムの新提案EIP-7782はネットワーク処理速度33%向上を目指す。スロットタイム短縮でDEX効率22%改善、年間1億ドルのコスト削減につながる可能性も。
15:05
メタプラネット、ビットコイン保有量は639.5BTCに
メタプラネットは、10月7日に10億円分のビットコインを追加購入し、累計保有量は639.5BTCに達した。プットオプション取引で2億円超の利益も確保。
14:25
重要コアアップデート「Bitcoin Core 28.0」リリースへ、攻撃に対する脆弱性を解消
DoS攻撃などへの脆弱性対策を踏まえ、ビットコインコアの重要アップグレードである「Bitcoin Core 28.0」がリリースされた。なお、ビットコイン現物ETFは10月4日に純流入に転じ、約38億円の資金が流入した。
12:13
ビットコイン長期保有者が利益確定、短期保有者にリスク選好傾向 CryptoQuant分析
仮想通貨分析企業CryptoQuantが、ビットコインの長期・短期保有者の動向を分析。長期保有者の利益確定傾向から、新高値(ATH)到達までに時間を要する可能性を指摘した。
11:42
ビットコイン200MA上回る反発、中東リスク警戒もETF資金フローは改善傾向
中東の軍事的緊張が燻り9月3日以来最大の純流出を記録したビットコインETFだったがその後回復。ビットコイン(BTC)現物の市場価格も、200日移動平均線(200MA)の63,551ドルを超える反発を見せた。
09:39
TON、ミームコインを盛り上げる分散型プラットフォーム『Memelandia』ローンチ
テレグラム発のブロックチェーンTONが、ミームコイン特化の分散型空間Memelandiaを公開した。エコシステムの活性化を目指す。
10/06 日曜日
13:00
今週の仮想通貨市場、主要アルト材料まとめ アプトス日本進出やスイ「Walrus」発表
ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRP、スイなど主要仮想通貨銘柄の最新動向を解説。価格変動や市場の影響要因、中東情勢や米雇用統計、ETFの動きまで、今週の注目トピックをまとめた。
11:30
ビットコインは中東情勢不安定化で神経質な値動き、ETFへの資金フローに引き続き注目|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリストが、今週のビットコイン(BTC)相場と来週の展望を分析。中東情勢の不安定化すによりビットコインは神経質な値動きが続く中、機関投資家のビットコイン現物ETFへの資金フローが注目される。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|米SECのリップル裁判控訴に高い関心
今週は10x Researchによるビットコイン相場分析、金融庁による仮想通貨規制の抜本的見直し、米SECによるリップル裁判控訴に関するニュースが最も関心を集めた。
10/05 土曜日
14:30
Ubisoft新作「Captain Laserhawk: The G.A.M.E.」、アービトラムでNFTリリースへ
新ゲーム「Captain Laserhawk」 フランスの大手ゲーム会社Ubisoftは、近日中にイーサリアムレイヤー2のアービトラム上で1万体のNFTコレクションを発売する計…
13:00
26000以上のBTC保有 米マラソン、ビットコインHODL戦略を継続
米マイニング大手マラソンがビットコインHODL戦略を継続。9月に売却を行わず26,842BTCを保有している。9月の採掘実績も発表した。
11:30
ビットワイズ、ビットコインとイーサリアム先物ETFで戦略変更 米国債ローテーションを採用
ビットワイズが3つの仮想通貨先物ETFの戦略変更をSECに申請。独自の「トレンドワイズ」戦略で市場下落時に米国債へローテーション。
10:45
EigenLayer、8億円の仮想通貨EIGENが不正売却 公式側が調査
イーサリアムのリステーキングプロジェクトEigenLayerで約8億円相当のEIGENトークンが不正売却。投資家のメールが侵害され、攻撃者がトークンを売却。
07:40
IMF「エルサルバドルはBTC投資に制限を」
仮想通貨ビットコインへの公的な投資に制限を課すことなどをIMFはエルサルバドルに勧告。IMFの報道官が会見で、同国のビットコイン政策に言及した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア