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DeFiプロトコルCream Finance、Moonbeam統合でポルカドットエコシステム参入へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Cream Finance、Moonbeamと統合

DeFiプロトコルのCream Financeは、ポルカドット上のイーサリアム互換スマートコントラクトプラットフォーム、Moonbeamと統合を行うことを発表した。

Cream Financeの貸し借りサービスがポルカドットのエコシステムでも利用できるようになるという。

また、ユーザーは、MetaMaskのようなイーサリアムのウォレットでMoonbeam、Moonriverトークンを保有できるだけでなく、ポルカドット上の他のパラチェーンの資産にもアクセスすることが可能になるとしている。

まずは、Moonbeamの姉妹チェーンであるMoonriver上に拡張する計画だ。Moonbeamはポルカドットのパラチェーンであり、MoonriverはポルカドットのカナリアネットワークであるKusamaのパラチェーンとして実装されている。

ポルカドットは、メインのリレーチェーンと各プロジェクトであるパラチェーンから構成されている。Moonbeamはポルカドット上でイーサリアム互換の環境を提供するパラチェーン。また、姉妹チェーンとされるMoonriverは、Moonbeamの新機能等をテストするカナリアネットワークとなっている。

カナリアネットワークとは

カナリアネットワークは慣用句の「炭鉱のカナリア」に由来し、プロジェクトの実験的なバージョンを指す。本番に近い環境で新たな機能、サービスをテストすることで、不正流出や悪用等のリスクを減らす狙いがある。同時に、野心的・実験的なサービス等を呼び込む役割も持つ。

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Cream Financeの共同創設者、Leo Cheng氏は次のようにコメントした。

ポルカドットエコシステムは、MoonriverとMoonbeamコミュニティと共にDeFiの新たなフロンティアを拓き、イーサリアム互換のスマートコントラクトプラットフォームとしての地位を築いた。私たちはそのような強力なパートナーと共に働き、ポルカドットエコシステムに参入できることを楽しみにしている。

また、Cream Financeは現在、Open DeFiと共同でオープンソース開発の支援を行っている。過去には、Gitcoin上でCreamエコシステムを網羅したダッシュボードのハッカソン(賞金24,000ドル)などが実施された。

Cream Financeについて

Cream FinanceはDeFiレンディングプロトコルで、暗号資産を貸し出したり、借り入れを行い、資産を有効活用することができる。現在、合計TVL(預け入れされた資産価値)は10億ドル(約1100億円)を超えており、ポルカドットエコシステムへの参加で更なるサービス拡大を進める。

なお、8月30日には、Cream Finance上でハッキング被害が起きたことが明らかになった。流出したのはイーサリアム(ETH)、AMPトークンなどで、流出当時の価値で計2,500万ドル(約27億円)に及んでいる。

流出直後、Cream FinanceはAMPトークンなどの流出によってユーザーが資産を失うことはないとの声明を出した。また、プロトコル料金の20%を失われた資産に充てるとの対応を表明している。

Cream Financeにテキストでのインタビューを行ったところ、今後、 IronBank上でFantomとAvalancheのローンチを予定しているほか、 NFTのレンディングサービスを提供予定とのことだ。

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