はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米シティグループ、仮想通貨のデータ関連企業に出資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

シティグループがAmberdataに出資

暗号資産(仮想通貨)関連のデータを扱うスタートアップAmberdataは14日、金融大手シティグループが主導する1,500万ドル(約16億円)のシリーズA資金調達ラウンドを実施したことを発表した。

プレスリリースによると、この資金調達ラウンドには、大手仮想通貨投資企業Galaxy Digital、グローバル投資企業Franklin Templeton、資産運用会社GoldenTree Asset Managementの幹部や、ベンチャーキャピタルHWVPも参加したという。

Amberdataは、今回の資金を研究開発スタッフの増員、および米国や海外で市場を開拓するために使用すると述べている。

シリーズA資金調達ラウンドとは

一般的に、スタートアップ企業が事業の初期段階でベンチャーキャピタルなどから出資を受ける投資ラウンドのこと。事業が利益を見込める状態に成長した時点で行われることが多く、まだビジネスがアイデア段階である時のシードラウンドに続く資金調達として位置づけられる。

▶️仮想通貨用語集

Amberdataは2017年に設立され、ブロックチェーンネットワーク、仮想通貨市場、DeFi(分散型金融)に関するデータとその分析を提供している企業だ。毎日800万件以上の取引を分析し、金融機関をリサーチ、取引、法的遵守など様々な面でサポートしている。

特に、仮想通貨に参入する機関投資家のユーザーは、リアルタイムデータや過去データ、分析情報を統合して、参考基準レートや指数なども閲覧できるという。

シティグループの米国市場戦略投資部門責任者であるSiris Singh氏は、Amberdataへの投資について次のように述べた。

データと、それに対するインサイト(洞察)は、デジタル資産の透明性を高め、リスク管理の枠組みを強化する上で、今後も重要な役割を果たすだろう。シリーズAを主導し、Amberdataチームのさらなる成長をサポートすることができるのを嬉しく思う。

仮想通貨セクターに関心高める銀行業界

AmberdataのShawn Douglass CEOは、次のように話した。

ブロックチェーン技術は、まったく新しい金融商品を作り出し、はるかに低いコストでグローバル市場にリリースすることを可能にする。当社は、機関投資家の間で仮想通貨に関心と需要が高まっているのを目の当たりにしている。

Amberdataの資金調達は、仮想通貨分野のデータ企業が大手金融機関から資金を獲得した最新の事例となった。シティグループが投資ラウンドをリードしたことは、銀行業界も仮想通貨セクターに関心を持っていることを改めて示している。

5月には、米メガバンクのゴールドマン・サックスが仮想通貨デ-タ企業Coin Metricsの1,500万ドルの資金調達ラウンドを主導した事例もあった。その際、ゴールドマン・サックスのデジタル資産部門責任者Mathew McDermott氏は「伝統的な金融サービス業者や機関投資家が仮想通貨セクターに広く参入するためには、データが不可欠だ」と述べている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/18 木曜日
11:03
業界の行方を決める「天王山」に臨む──ビットバンク廣末氏が描く未来戦略
ビットバンク廣末紀之CEOが語る、預かり資産1兆円規模への成長と今後の展望。金商法への移行と分離課税実現に向けた2025年後半は業界の「天王山」。
11:00
ビットコイン・トレジャリー企業の勢い減速か、4社に1社が純資産割れで取引=K33報告
K33リサーチなどが報告したところによると、ビットコイン・トレジャリー企業の4分の1が純資産価値を下回る時価総額で取引されており、業界の統合が進む可能性が指摘された。
10:02
ヴィタリック、イーサリアムの開発計画をプレゼン
ヴィタリック・ブテリン氏は、仮想通貨イーサリアムの開発計画についてプレゼンを行った。大阪で開催されているイーサリアムのカンファレンスEDCONに登壇した。
09:40
フォワード・インダストリーズ、最大5900億円規模の資金調達でソラナ戦略を推進
米上場企業フォワード・インダストリーズが最大40億ドル規模のATM増資で仮想通貨ソラナトレジャリー戦略を推進する。DeFi Development Corpもソラナ買い増しを発表した。
08:45
トランプ・ジュニア出資のサムザップ、750万ドージコインを初購入
米ナスダック上場のサムザップメディアが750万ドージコインを200万ドルで公開市場から初回取得したと発表した。
07:20
米SEC、仮想通貨ETF上場手続きを大幅簡素化へ
米証券取引委員会が、ナスダック、Cboe BZX、NYSEアルカの3大取引所による包括的上場基準を承認。今後、仮想通貨を含むコモディティベース株式の上場プロセスが大幅に簡素化される見通しである。
07:10
SBI新生銀行、トークン化預金「DCJPY」の導入を検討へ
SBI新生銀行は、円建てトークン化預金DCJPYの導入を検討すると発表。JPモルガンらが参加するプラットフォームを活用し、トークン化預金での多様な外貨の取り扱いも検討する。
06:50
仮想通貨取引所Bullish、NY州からビットライセンス取得 米国展開へ
機関投資家向け仮想通貨取引所ブリッシュが17日にニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスと送金業ライセンスを取得したと発表した。
06:25
マネーグラム、ステーブルコイン送金サービス開始 
国際送金大手のマネーグラムが9月17日にクロスミントと提携しステーブルコインを活用した新たな送金サービスを南米コロンビアで開始すると発表した。
06:02
カルシ、予測市場エコシステムハブ開始 ソラナとベースと提携
予測市場プラットフォーム大手Kalshiが17日、ソラナとベースとの提携によるエコシステム支援ネットワーク「カルシエコ」の開始を発表した。
05:45
米CME、ソラナとXRPの先物オプション取引を10月に提供予定
世界最大のデリバティブ取引所CMEグループが10月13日にソラナとXRPの先物オプション取引を開始すると発表した。
09/17 水曜日
18:00
日本でステーブルコイン普及のハードルと可能性は?|WebX2025トークセッション
WebX2025で日本円建てステーブルコインの普及をめぐるパネルセッションが開催された。専門家がステーブルコインの課題やユースケース創出をめぐって徹底議論した。
17:43
メタプラネット、「Bitcoin.jp」ドメインを取得 「ビットコインジャパン」も設立
メタプラネットは「Bitcoin.jp」を戦略的に取得し、新会社を設立。国内ビットコイン事業の拡大と収益基盤強化を目指す。
15:15
ビットコイン・スタンダード著者、アルゼンチン・ミレイ政権の経済政策を「ポンジスキーム」と指摘
ビットコイン・スタンダード著者のサファディーン・アモス氏が、アルゼンチンのミレイ政権の経済政策を「国家規模のポンジスキーム」と痛烈に批判。キャリートレードによる金融システムの崩壊リスクと、自由主義政策の矛盾を解説した。
13:30
11年間休眠のビットコインクジラが1000BTC移動、170億円相当
11年以上休眠していたビットコインクジラが17日朝、1000BTCを4つの新しいアドレスに移動したことがオンチェーンデータで判明した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧