9月3回目の銘柄新規上場
米最大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースProは16日に、2銘柄の新規上場を発表した。今月3回目の新規上場イベントとなる。
新たに取り扱う対象は、Braintrust(BTRST)とHorizen(ZEN)。BTRSTのほうはすでに取引が開始しており、ZENは9日(9:00PT時間)以降取引が始まる予定だ。
取引ペアは、BTRST-USD、BTRST-USDT、BTRST-EUR、BTRST-GBP、BTRST-BTC;ZEN-USD、ZEN-BTC、ZEN-USDTとして提供される。
Braintrust(BTRST)はイーサリアム基盤のトークンで、分散型タレントネットワークのガバナンストークンだ。
そして、Horizen(ZEN)はプライバシー重視のdAppsにおけるブロックチェーンエコシステムで、ZENはネットワークのネイティブアセットとして使われている。
デリバティブ提供に向けて申請
また、米コインベースは16日、デリバティブ取引を提供するために、全米先物協会(NFA)に、「商品取引員」として登録する申請を提出したことを明かした。
Today, Coinbase filed an application with the NFA to register as an FCM → Futures Commission Merchant.
— Coinbase (@coinbase) September 15, 2021
This is the next step to broaden our offerings and offer futures and derivatives trading on our platforms.
👉 Goal: Further grow the cryptoeconomy.
全米先物協会は米国の先物業界における自主規制機関で、CFTC(商品先物取引委員会)の指定で先物業者の登録業務を行う組織となっている。
コインベースはSNSの発表で、「今回の申請は、今後先物とデリバティブ取引のオファーリングにおけるステップだ」と説明した。昨年11月、CFTCのガイダンスに沿って証拠金取引の提供を停止したが、上場企業となって再びデリバティブの提供を試みる格好だ。