はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

次世代金融アプリのRevolut、WeWorkの代金をビットコインで支払い

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインでWeWorkに支払い

コワーキングスペースを提供する米大手企業WeWork(ウィーワーク) は16日、デジタルバンキングアプリRevolut(レボリュート)が会員として初めて暗号資産(仮想通貨)で新規スペースを契約したことを発表した。

レボリュートは、米国でウィーワークが提供する中で最大のダラスのオフィススペースの利用料として、ビットコイン(BTC)を支払った。従業員300人が働くスペースとして使用するという。

レボリュートは2015年に英国で開発された次世代フィンテックアプリで、企業価値は330億ドル(約3.6兆円)とみなされている。

レボリュート(Revolut)とは

英国発の次世代金融アプリ。複数の法定通貨への両替を安価・スピーディに提供する。ビットコインやイーサリアムをはじめとする仮想通貨や、DeFi銘柄の取引をアプリ内で行う機能も提供している。

▶️仮想通貨用語集

ビットコインを支払いに使用した理由

レボリュートの広報担当者は、契約料をビットコインで支払う理由について次のように説明した。

私たちは、仮想通貨が今後、決済において実用的に使用されるようになることを強く信じている。仮想通貨による決済の利点は、多額の国際送金手数料を請求する中間業者を介すことなく、ほぼ即時に支払いができることだ。

レボリュートは現在、ユーザーに仮想通貨を商品やサービスの支払いに充てる機能を提供していないが、今後前向きに取り組んでいく可能性も示した。広報担当者は「決済面で仮想通貨を日常的に使う未来に向けて取り組んでいる」とも話している。

レボリュートは、2017年からアプリ内で仮想通貨の取引を提供している。5月には英国の有料会員限定で、ビットコイン現物をアプリから個人のウォレットに出金するサービスも開始。また、ドージコイン(DOGE)など新たに取引できる銘柄を拡充中だ。

今回の支払いについて

広報担当者は、レボリュートがウィーワークへの支払いを実行した方法についても説明した。

レボリュートは、ダラスのワーキングスペース賃貸料のドル換算額に相当する、相互に合意した金額に相当するビットコインをウィーワークに送金した。企業から請求された料金を仮想通貨で支払うのは、初めてのことだったという。

そして広報担当者は次のように述べている。

同社は仮想通貨についての専門知識を持っており、1日に数百万ドル相当の仮想通貨を取引するトレーディングデスクも備えているので、提携する取引所を通じて、必要な量の仮想通貨を良いレートで容易に購入することができた。

レボリュートはどの仮想通貨取引所と協力したのかは明らかにしていない。一方、ウィーワークは4月に仮想通貨による決済受け付け開始を発表しており、その際にはコインベースとBitPayと提携したと報告している。

関連米大手コワーキングスペースWeWork、仮想通貨決済に対応

WeWorkと提携する背景

公式発表によると、レボリュートは柔軟性のある働き方を採用しており、2,000人以上の従業員の大半が、自宅と職場のどちらで仕事をするか、その頻度や時期を選択できるようになっている。

この計画の一環として、ウィーワークと契約してベルリン、ダラス、ダブリン、メルボルン、モスクワ、シンガポール、ニューヨークにコラボレーションスペースを重視したオフィスを構えているという。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/13 火曜日
08:25
トランプ大統領晩餐会コンテスト終了、TRUMPコイン上位220名が招待へ
トランプ大統領の公式ミームコイン「TRUMP」の運営チームが上位220名の保有者を対象とした晩餐会コンテストの終了を発表。参加者には限定NFTも付与予定だ。
07:55
ナスダック上場企業、ビットコインなど保有の1億ドル規模準備金創設へ
ナスダック上場のアンバーは、1億ドル規模の仮想通貨エコシステム準備金の創設計画を発表。ビットコイン、イーサリアム、XRPなどを保有することや、創設の目的を説明した。
07:40
コインベース株価9%超上昇、S&P500指数入りを好感
米最大の仮想通貨取引所コインベースがS&P 500指数に採用決定。5月19日から指数入りし、発表後に株価が9%超上昇。純粋な仮想通貨企業としては初のS&P 500入りとなる。
07:15
アーサー・ヘイズ「仮想通貨も株も全て買いだ」
著名トレーダーのアーサー・ヘイズ氏が「全て買え」と強気発言。米中が90日間の大幅関税引き下げで合意し、ビットコインは10.4万ドル突破したが、その後反落。
06:20
トランプ大統領のSNS、72時間以内にミームコイン発行か=報道
ドナルド・トランプ氏所有のTruth Socialが新たなミームコイン発行を準備していると報じられた。「次のTRUTHは最も重要なもの」との投稿がSNSで物議を醸している。
05:55
フランス上場企業、ビットコイン戦略強化のため20億円調達
フランスのThe Blockchain Groupは、仮想通貨ビットコインの保有量増加を目的とした20億円の転換社債発行を発表。戦略的投資家Adam Back氏による投資が含まれ、同社のBTC戦略が加速へ。
05:40
マイケル・セイラーのストラテジー社、2000億円相当のビットコインを追加購入
マイケル・セイラーのストラテジー社は、2025年5月5日から11日にかけて13390BTCを約13.4億ドルで購入し、ビットコイン保有額が590億ドルに達した。
05/12 月曜日
14:57
インフレ・送金コスト上昇・資本規制強化でビットコイン需要拡大=BISレポート
国際決済銀行(BIS)の最新調査で仮想通貨の国際取引が2021年に380兆円に達し、従来の地理的障壁や資本規制の影響を受けにくいことが判明した。
12:46
メタプラネット、エルサルバドル政府のビットコイン保有量を上回る
メタプラネットが1,241ビットコイン(約184億円)を追加購入し、総保有量6,796BTCでエルサルバドル政府を上回った。暗号資産(仮想通貨)投資戦略を加速させている。
12:30
米中関税協議の進展に期待感、ビットコイン過去最高値に迫るも不確実性残る
米中貿易協議で「大きな進展」も不確実性残る中、ビットコインは過去最高値に迫る水準まで上昇した。イーサリアムは2,700ドル近くまで急伸、ブラント氏が「月足もみ合いパターンが急騰を示唆」と分析した。クジラ(大口投資家)の買い集めやRWAトークン化の拡大も追い風に。
12:07
米民主党議員ら20名、トランプ政権関係者に対する「仮想通貨腐敗(汚職)防止法案」を提出
米民主党の上院議員20名が、大統領や政府高官による仮想通貨発行・後援を禁止する仮想通貨腐敗(汚職)防止法案を提出した。トランプ氏のミームコインであるトランプコイン(TRUMP)発行を批判し、規制強化を目指す。
11:41
日本ブロックチェーン協会開催の「web3基礎研修」7月開講へ 現役プロがテーマごとに解説
日本ブロックチェーン協会(JBA)によるWeb3基礎研修2025の概要が発表された。NECの深田彰氏やNext Finance Techの徳力創一朗・土田真也両氏が登壇し、Web3の基礎からDeFi、NFT、DAOまで実践的に学べる全6回のプログラムについて紹介。
09:43
ブラジルのベロオリゾンテ市がビットコイン法案を可決
ブラジルのベロオリゾンテ市議会がビットコイン法案を可決。多角的アプローチで、仮想通貨ビットコインの「首都」を目指す取り組みを推進していく内容だ。
05/11 日曜日
14:38
ミームコインとは?買い方・探し方 PEPEやWIF、FARTCOINをDEXで購入する方法
2024年の暗号資産(仮想通貨)市場で注目を集めるミームコイン。代表的なPEPE、FLOKI、WIF、BONKの購入方法を解説。DEXの見つけ方からリスク管理まで。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコイン10万ドル復帰やリップルとSEC裁判の和解合意など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧