日本開発者関連のDEXがコインベースなどから資金調達
暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)基盤の分散型取引所「Orca」は22日、シリーズAで、複数の機関投資家から20億円(1,800万ドル)を調達したことを発表した。
資金調達ラウンドを主導したのは、シンガポール大手仮想通貨ヘッジファンドのThree Arrows Capital、仮想通貨VCのPolychain、およびPlaceholder。ほかには、米コインベースベンチャーズやJump Capital、中国のSino Global Capital、Solana Capitalなどの名も挙がっている。
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Orcaは、Yutaro Mori氏(@rawfalafel)とGrace “Ori” Kwan氏(@oritheorca)が立ち上げたソラナブロックチェーン上のDEX/AMM(分散型取引所)。今回の資金調達は、OrcaのネイティブトークンORCAの販売によるもので、Kwan氏はThe Blockの取材で、新たに調達した資金を開発者とマーケティングスタッフの拡充、及びプラットフォームの更なる開発に充てる予定だと話した。
Orcaは8月にORCAトークンをローンチする際、トークンセールではなく、これまで流動性を提供してきた流動性プロバイダー、トレーダー、及びチームとアドバイザーに無料配布(エアドロップ)の方法で配布していた。
Mori氏はSNSで、「コミュニティが参加できるように、ORCAトークンの配布が終わるまで、資金調達を行わないポリシーをとっている。その段階が無事終了したため、パートナーシップを開始した」と、説明した。
1/ When @oritheorca and I started building @orca_so , it was important to us that Orca could succeed as a legitimate, community-focused project.
— Yutaro Mori (@rawfalafel) September 22, 2021
The first step was committing to not raising any money until after our token launch, so the community could be first to participate. https://t.co/96o3AdLHaa
Orcaが現在預かっている総資産(TVL)は約330億円で、ソラナエコシステムにおいては8位に位置する。なお、1位はSaberというDEXで、約3,200億円に達している。(DefiLlamaデータ参照)
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