スマートアプリを子会社化
SBIホールディングス株式会社は30日、NFT(非代替性トークン)事業を運営する株式会社スマートアプリの株式を取得し、連結子会社化したことを発表した。日本経済新聞が報じた。
これに伴い、社名はSBI NFT株式会社に変更される。SBIグループの持ち株比率は80%となる。
スマートアプリのNFT関連事業
スマートアプリは今年3月、NFTマーケットプレイス「nanakusa」β版を提供開始した。
「nanakusa」とは、公認されたコンテンツホルダーやNFT販売事業者、クリプトアーティストが制作したNFTの販売(一次販売)及び、利用者同士が所有するNFTを売買(二次販売)できるプラットフォームサービスのこと。
同プラットフォーム内で発行されたNFTは、利用者同士の売買においても永続的に事業者・制作者にロイヤリティが還元される仕組みとなっている。
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そのほか、同社はイーサリアム(ETH)系トークンを管理でき、DEX(分散型取引所)やNFT取引所などが利用可能なデジタルウォレット「GO!WALLET 」やNFTに関するコンサルティングサービスも提供している。
また、今年2月には、日本暗号資産市場株式会社(現:JPYC株式会社)と業務提携契約を締結したことを発表しており、その際、共同でNFTに関する新サービスを開発・リリースすることを示唆していた。
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