CoinPostで今最も読まれています

XRPの広がる多様性|3〜5日掛かる国際送金がxRapidにより数秒で完了

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

消費者にも使用されるリップル社の技術
2018年4月にサンタンデール銀行は、リップル社のxCurrentを使用することで、顧客が国際送金を迅速に行えるOnePay FXというアプリをリリースしました。このサービスは、世界初の取り組みとなっています。
金融機関でも広がるXRP
イギリスで銀行為替仲介業を行うCurrencies Directも先日xRapidを使用した国際送金テストに成功し、金融機関での国際送金として利用も着々と進められています。
xCurrentとは
xCurrentはRipple社が提供する金融機関向けソフトウェア(国際送金システム)であり、金融機関とRippleNetを接続するためのソリューションのことです。これにより、中央集権型ネットワークを介することなく、リアルタイム送金が可能になります。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

xRapidとは
xRapidは流動性コストを最小化したい送金業者や金融機関のためのソリューションです。XRPをブリッジ通貨とすることで、新興国市場への支払いにおける流動性コストを最小限にすることができます。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

仮想通貨市場において時価総額第3位を誇るXRPは、銀行間の国際送金の効率化を目指して作成されましたが、その取引スピードの速さと、取引手数料の安さから、金融機関だけでなく、個人に至るまで、より幅広く採用されてきています。

消費者にも使用されるリップル社の技術

2018年4月に、サンタンデール銀行は、リップル社のブロックチェーン技術を使用し、国際送金を迅速に行うことを目的とした”OnePay FX”と称するアプリをリリースしました。

このアプリは、現時点で、スペイン、イギリス、ブラジル、ポーランドの4カ国のサンタンデール銀行顧客に対応しており、リップル社のxCurrentを使用することで、1日という短期間での国際送金を可能にしています。

このサービスは、リップル社のブロックチェーン技術を使用した世界初の消費者向け国際送金サービスアプリとなっており、リップル社の技術が個人にまで及ぶ良い事例となりました。

そして、5月28,29日に、ドイツのベルリンで行われた BLOCKSHOWでリップル社の暗号作成責任者を務めるDavid Schwartz氏は、以下のように主張しました。

「私達は、すでにデジタル化された法定通貨を使用することができ、銀行に行って、同銀行内に口座を持つ人に数秒でお金を送金することができます。

しかし、革命的なのは、デジタル資産を使用することで、国境をまたいで数秒のうちに、資金を動かすことができるということなのです。」

金融機関でも広がるXRP採用

イギリスの銀行為替仲介業を行うCurrencies Directも先日、仮想通貨XRPを使用し、効率的に高い流動性を実現させ、リアルタイム、低コストで取引を実現させるxRapidを使用した国際送金のテストを行い、通常であれば、3〜5日かかる国際送金を数秒で完了させることに成功しています。

Currencies Directの最高商品責任者であるBrian Harris氏は、今回の国際送金テストに対し、以下のようにコメントしました。

「今回のXRPを使用したテストは、圧倒的な成功を収めました。

私達は、次なる段階を模索している段階ではありますが、今回の結果から、XRPの使用は劇的な変化をもたらし、即時支払いに近づけ、顧客へのサービスを飛躍的に高めることを証明しました。」

さらに、彼は、仮想通貨を”価値の保存(Store of Value)”ではなく、”価値の移動(Transfer of Value)”として使用することが、金融業界の発展を担うと考えています。

そして、リップル社は、今月5月に、XRP及び、XRPレジャーのさらなる普及を目的として、有望だと判断された企業や、プロジェクトに対し、技術的、資金的支援を行うXpringプロジェクトも発表しました。

このプロジェクトでは、現時点で、金融分野に限らず、貸出サービスや、エンターテインメントなど多種多様なプロジェクトへの援助を発表しています。

リップルの新プロジェクト「Xpring」で拡大するXRPの可能性
リップル(Ripple)社は、XRPやXRPレジャーのさらなる普及を目指し、それらを使用した企業やプロジェクトに対し、経済的、技術的な支援を行う「Xpringプロジェクト」を発足させました。

このように、今後XRPが国際送金分野だけでなく、それ以外の多様な分野でも採用され、企業向けだけでなく、消費者向けのサービスにも採用されていくことが期待されています。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア