「Hangzhou」アップグレード
暗号資産(仮想通貨)テゾス(XTZ)のブロックチェーンは12月3日(UTC)に大型アップグレード「Hangzhou(杭州)」を予定している。
アップグレードは、ブロック番号1,916,929、日本時間12月4日1:20ごろに発動する見込みだ。
これに伴い、テゾス(XTZ)の取り扱いのあるbitFlyerでは以下のような対応をアナウンスしている。
テゾス(XTZ)のハードフォークが 2021 年 12 月 4 日(土)頃に予定されています。
— bitFlyer status (@bitFlyer_status) November 30, 2021
これに伴い、12 月 3 日(金)午後 5 時頃より XTZ のお預入/ご送付を停止する予定です。また、12 月 4 日(土)より XTZ の積立を停止予定です。
再開日時につきましては、@bitFlyer_status でお知らせします。
このアップグレードは、テゾスにおける8回目のアップグレードで、中国の著名都市浙江省の省都である「杭州」という名前を用いている。命名については、杭州が中国のテックイノベーションハブであることから、テゾスにとって「分散型ネットワークの新時代が拓かれる」との意味が込められているという。
今回のアップグレードがもたらす主な改善点には、Views、Timelock、Cache、Global Table of Constants、Context Flattening、Liquidity bakingという数点があり、主にスマートコントラクトの機能改善や流動性ベーキングというインセンティブの周期延長が盛り込まれている。
前回のアップグレード「Granada(グラナダ)」は8月に実装された。当時、流動性ベーキングという新たな機能、ブロックタイムの短縮およびスマートコントラクトのガス消費削減を導入していた。
テゾスは「杭州」を2022年に来たる「Tenderbake」というコンセンサスアップグレードの布石としている。
なお、テゾスはアップグレードの際に、分岐チェーンが生じぬことを特徴としており、ネットワークの安定性を保ちながらアップグレードできるという。