はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

創業2周年のPhemex(フェメックス)CEOが語る、仮想通貨業界の今

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CEOインタビュー

暗号資産(仮想通貨)取引所Phemex(フェメックス)は設立から2周年を迎えた。今回同取引所の共同設立者でもあるJack Tao CEOに過去2年間で業界がどのように変化してきたか、そしてフェメックスがどのように変化を遂げてきたかを語ってもらった。

過去2年間の業界の変化をどう捉える

過去数年間の動向は間違いなくポジティブなもので、今後のさらなる盛況を示唆していると思います。機関投資家からの関心の増加や導入事例は間違いなく業界の成熟の表れです。

また、数えきれない改善を経て、DeFi(分散型金融)基盤も引き続き改良しており、既存金融と遜色のないプロダクトやサービスの台頭につながっています。

さらに、NFT(非代替性トークン)やゲームファイ(GameFi)、プレイトゥーアーン(Play-to-Earn)、メタバースなどの新たな領域では急速的な成長が見られています。これらのコンセプトは我々の遊び方、働き方、強いては生き方さえも再定義していると言えるでしょう。

関連:大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性を解説

注目するカテゴリーとは

我々はメタバースに強い関心を持っています。

人々が自分の資産を完全に所有し、より良い経済的機会を得つつ、全体的に公平なシステムを享受しながら、新たなスタートを切ることができるデジタルな世界というアイデアは弊社のコアバリューと共鳴しています。今後もこの領域への投資や開発を通して経済的自由をエンパワーするデジタル革命の到来に貢献していきたいと思います。

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

ユーザー数や関心度の変化は?

弊社のプラットフォームのアクティブユーザーは継続して増加しています。一つの理由は仮想通貨への関心と知識が自然と増えた結果であると言えるでしょう。

しかし、弊社が継続してユーザーが経済的自由を得る過程をサポートすべく、新たなサービスやプロダクトを提供し続けている点が最大の要因だと思います。例えば、「Earn Crypto」預金口座では、仮想通貨を保管するだけで高いイールドを得ることができます。

機関投資家からの需要

対照的に、機関投資家の参入においてはまだまだ初期段階にあると考えています。事実、非常に有名な金融機関が我々の業界に関心を示している一方で、全面的な導入が実現する為にはより良い規制が必須だと思います。

詐欺プロジェクトから投資家を保護しながら、イノベーションを妨げるような過度な規制を避ける良いバランスが必要です。

いずれにせよ、フェメックスでは個人投資家と機関投資家トレーダーの権利の為に信頼のあるリーダーとして立ち上がることにコミットしています。

グローバル規制について

先程申し上げた通り、我々は規制が根本的には仮想通貨業界にとって悪いものではなく、むしろ全面的な採択を実現する為には必要不可欠だと捉えています。しかし、イノベーションと自由を阻まない規制の整備が課題となっています。

これに加え、各国政府も異なるモチベーションの下、それぞれ独特のアプローチを取っている為、世界中で断片化された仮想通貨政策が進んでいます。恐らく最適解は国連(UN)のようなグローバル機関が共通の政策を作ることだと思います。

しかし、最も重要なことは法律の策定を左右する政策立案者らが無知な意見に左右されるのではなく、ブロックチェーン技術に精通している事です。

Phemexは過去2年間でどう変化

当初は3つのデリバティブ取引ペアで開始しましたが、現在は39の契約ペアと40の現物取引ペアを提供しています。また、150万人のユーザーを対象に、デリバティブ領域ではTOP10の取引所に早々と上り詰めました(CoinMarketCap参照)。

弊社の理想は自由なメタバースの理念と一致しています。我々は全てのユーザーが既存のシステムに縛られることなく、経済的機会に満ちたより良い世界へと突破できるよう、全力でサポートしていきます。

また、今後数ヶ月間から数年にかけて、この目的を支援する為に、より多くのツールやサービスを開発します。弊社の最大の目標はユーザーの目標達成を支援することなのです。

投資初心者が気をつけるべき事

全ての新規投資家がまず尽力すべき事は教育(学習)だと思います。マーケットは非常に複雑で多数の異なる概念やデータを理解する必要があります。幸い、弊社はこの分野でサポートできます。

我々は100%無料で仮想通貨やブロックチェーン、トレードなど様々なトピックに関する500以上の記事を提供するアカデミーを提供しています。また、基本的なコンセプトを紹介する短い動画を試聴するラーンアンドアーンプログラムもあります。

Phemexとは

フェメックスは2019年に設立され、シンガポールに拠点を置く仮想通貨取引所。

開設当初から「個人のエンパワーメント」を企業理念として掲げており、世界のおよそ200ヵ国にいる200万人以上のユーザーに仮想通貨取引サービスを提供してきた。

共同設立者の一人であるJack Tao氏はモルガン・スタンレーで11年間勤めた経歴を持ち、伝統金融業界の限界を実感。限られた少数派に有利に働く銀行エコシステムと違い、全ての人に平等な機会を提供する仮想通貨という新たな金融パラダイムに共感したという。

第4回トレード大会も開催へ

また、Phemexは創業2周年を記念してトレード成績を競う第4回目となるトレード大会 「Phemex Trader’s Arena」の開催を発表。

コンペ期間中は、10名のトレーダーで構成されるチーム全体のROI(投資利益率)によって順位が決定される。賞金総額はトレード大会への参加者数によって決まる仕組みで、最大750,000ドル分のビットコイン(BTC)が配布されるチャンスがある。

詳細情報は以下の通り。

  • 登録期間:11月25日17時〜12月9日17時
  • 開催期間:12月9日17時〜24日17時
  • 賞金配布期間:12月24日〜1月7日
  • 詳細:公式発表
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/01 火曜日
17:40
メタプラネット、ビットコインを696 BTC追加購入
メタプラネットが696BTCを追加取得した。キャッシュ担保付きプットオプションで第1四半期に7.7億円の収益を計上し、長期的なビットコイン蓄積と安定収益を同時に狙う戦略を公開した。
15:02
オリコン調査 ビットコイン取引所満足度ランキングbitbankが首位【現物取引】
オリコン顧客満足度調査2025で暗号資産取引所を徹底比較。現物取引ではbitbankが2年連続の総合1位を獲得し、手数料・システム安定性で3年連続首位となった。GMOコインはステーキング・レンディングで高評価。6,260人の利用者の声から見る信頼性の高い取引所選びに。
14:15
エックスモバイルがWeb3参入 暗号資産モバイルサービスを今年度中に開始
マジモバ・ホリエモバに続く展開 格安携帯電話サービスを提供するMVNO「エックスモバイル」は1日、暗号資産(仮想通貨)を含むWeb3事業への本格参入を発表した。今年度中に、ブロ…
13:45
テザー、1Qに8888BTC追加購入
ステーブルコイン最大手テザーが2025年第1四半期に約1,100億円相当のビットコインを追加購入。総保有量は92,647BTCとなり世界第6位のホルダーに。
13:10
イーサリアムL1の手数料収益が大幅減少 目標達成も課題浮上
仮想通貨イーサリアムのDencunアップグレード後、L1の手数料収益が大幅に低下。ガス代削減という目標は達成したものの、ETHのインフレ課題が浮上していることを解説する。
12:11
トランプ関税発表控え緊迫するビットコイン市場、ETF資金流入とマイニング課題の狭間で
4月2日のトランプ関税発表を控え、ビットコイン市場は複雑な状況に直面している。一方ではETFへの資金流入が9営業日連続で続き回復の兆しを見せる一方、マイニングコストは87,000ドルまで上昇。さらにハッシュレートは史上最高の8億5,000万TH/sを記録するという矛盾した状況だ。市場のリスク回避姿勢が強まる中、投資家とマイナーの動向から見える業界の今後を分析する。
11:25
ヘデラ関連企業ハッシュグラフ、企業向けネットワーク「HashSphere」発表
仮想通貨ヘデラ関連企業ハッシュグラフは、プライベートな許可型ネットワークHashSphereを発表。開発目的や想定するユースケース、今後の開発計画が明らかになった。
11:00
米上院議員、退職金での仮想通貨投資を可能にする『金融自由法案』を提出
米国のトミー・タバービル上院議員が退職金プランでの仮想通貨投資を許可する金融自由法案を提出。旧バイデン政権の規制に対抗し、トランプ大統領の仮想通貨支持政策を後押しする内容に。
10:10
REDXがBingXへの上場発表 モバイルサービス「REDX MOBILE」でユーティリティ拡張へ
ブロックチェーン×エンターテインメントを融合させたWeb3プロジェクト「REDX(レッドエックス)」は、2025年4月1日より、トークン還元型の次世代モバイルサービス「REDX…
10:00
トランプ大統領の仮想通貨活動に共和党内から異例の苦言
米下院金融サービス委員会のヒル委員長が、トランプ大統領の仮想通貨事業がステーブルコイン規制議論を複雑化させていると発言した。民主党からの批判を招いていることが背景だ。
08:40
トランプ家、ビットコインマイニング事業参入 Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立
Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立 米国の上場企業Hut 8(ハット・エイト)は、ドナルド・トランプ大統領の息子エリック・トランプ氏とドナルド・トラ…
08:01
ブラジル金融当局、主要年金基金の仮想通貨投資を全面禁止
ブラジル国家通貨評議会が年金事業体による仮想通貨投資を禁止。高リスクを理由に規制強化する一方、英国のカートライト社や米国複数州の年金基金はビットコイン投資を進めており、国際的な規制姿勢の違いが鮮明に。
07:30
ブラックロックCEOが見解、ビットコインが米ドルの支配的地位を奪うリスク
ブラックロックのCEOは、米国の債務が増加している現状に警鐘を鳴らし、債務を制御できなくなれば、ドルの準備通貨の地位が仮想通貨ビットコインのようなデジタル資産に奪われるリスクがあると指摘した。
07:00
ビットコイン、S&P500との相関性低下か クジラ数は3ヶ月ぶりの高水準
仮想通貨ビットコインはS&P500が下落する中でプラス推移し相関性の低下を示唆。1,000BTC以上保有のクジラウォレットは3月から11増加し1,991に到達。Cryptoquantアナリストは2020年の強気相場と類似したパターンを指摘した。
06:30
2880億円規模のビットコイン買い増し、ストラテジー社
米ストラテジー社は3月31日、22,048の仮想通貨ビットコインをさらに追加購入したことを公表した。今回の購入規模は2880億円相当のもので、このニュースが好感されビットコイン市場は一時83,757ドルまで反発。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧