再び凍結事例
ステーブルコインUSDTを発行するテザー社は13日、180億円以上相当のUSDTを保有するアドレス(口座)を凍結したことがわかった。
Etherscanによると、凍結されたのは3つの口座で、テザーのブラックリストに加えられた。
テザーは昨年12月にも1.1億円相当のUSDTを保有する1つのアドレスを凍結した事例があり、2017年以来合計563ものアドレスをブラックリストに入れていた。
テザーはアドレスの持ち主及び凍結した理由については明かしていないが、CoinDeskの問い合わせメールでは「法執行機関のリクエストの上で凍結を行なった」と説明。また、過去の事例から、今回凍結された資金も盗難や詐欺、資金洗浄に関わったと考えられる。
また、ステーブルコインUSDCを発行するCircle社も以前、テザーと同じように法執行機関関連でアドレスの凍結を実施した事例があった。
テザー(USDT)とは
テザー社の発行する、米ドルの価値に1:1で裏付けられたステーブルコインのこと。テザー社が発行するUSDTの量と同量のドルを同社が保有することによって価値が担保される。価値が安定しているため、バイナンスなどの大手仮想通貨取引所で基軸通貨としても利用されている。
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