555.55カラットのダイヤモンド
老舗オークションハウスのサザビーズは17日、記録的な重量の555.55カラットのダイヤモンド『エニグマ』を競売を発表した。暗号資産(仮想通貨)での支払いも受け入れる。
ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、米ドルステーブルコインUSDCの3銘柄による支払いが可能だという。
'The Enigma' – a treasure from interstellar space and the largest faceted diamond to ever come to auction is unveiled today in Sotheby's Dubai https://t.co/1nyUAsTe8j #SothebysDiamonds #blackdiamond #SothebysJewels pic.twitter.com/s713AVo14c
— Sotheby's (@Sothebys) January 17, 2022
今回の競売対象となる『エニグマ』はこれまで20年以上にわたって個人によって所有され、展示されたことも公に販売されたこともないものだ。サザビーズによると、エニグマは10億年前のダイヤモンド。また、2006年にはカットされた世界最大のダイヤモンドとしてギネスブックに認定された背景がある。
出品は2月3~9日にドバイで開催されるオークションで実施される。なお、競売における開始価格は発表されていないが、フォーブス誌によると、サザビーズは410万~680万ドルで落札されると予想しているという。
なお、今回はサザビーズが初めて仮想通貨支払いのオプションを提供する事例ではない。昨年にも、ハリーウィンストンのネックレスなどの競売でも同じオプションを提供していた。
また、サザビーズはNFT(非代替性トークン)事業にも力を入れている。デジタルアーティストPakのNFTを初め、「CryptoPunks」や「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」などのコレクションを通して、2021年にはNFTの累計販売額は約114億円に達したことが報告された。
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