はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

4年後までに世界人口の1/4がメタバースで1日1時間以上過ごす=Gartner予測

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

メタバースを活用する人々・企業の増加を予測

リサーチ・アドバイザリー企業Gartnerは7日、メタバースについての研究結果を発表。2026年までに、世界の人々の25%が、メタバースで1日1時間以上過ごすことになると予測している。また、ビジネスでも活用されていくだろうと述べた。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。例えば、『The Sandbox』というゲーム内のメタバースでは、ボクセルアート制作ツールやゲーム制作ツールが提供されており、ユーザーはそのなかで自作のゲームや施設を作ることができる。

▶️仮想通貨用語集

Gartnerのリサーチ担当責任者マーティー・レスニック氏は、企業がすでに様々なデジタル世界を構築していると指摘し、次のように述べた。

バーチャル教室への出席から、デジタル世界での土地購入、仮想住宅の建設などの活動は現在、別々の環境で行われている。しかし最終的にこうしたことは、様々なテクノロジーを横断し、多様な経験を提供する一つの環境、すなわち「メタバース」で行われるようになるだろう。

さらにレスニック氏は、「2026年までに、世界の組織の30%がメタバースに対応した製品やサービスを提供するようになるだろう」とも予測した。

メタバースは単一のベンダーが所有するものではなく、暗号資産(仮想通貨)やNFT(非代替性トークン)によって実現される、一種の経済圏として展開されるとも続けている。

関連大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性を解説

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

「ビジネスモデルの拡大・強化が可能」

レスニック氏によると、企業は、デジタル事業をメタバース事業へと移行させることにより、これまでになかった方法でビジネスモデルを拡大・強化できるようになるという。

具体的な例とては、まず、バーチャルオフィスを構築することによって、従業員がつながりを持ち、共同作業を行いやすくなることを挙げた。また、バーチャルイベントも、よりコラボレーションが行いやすく、没入感ある環境で、ネットワーク作りや、ワークショップ開催を可能にするとしている。

そうした時には、共有空間であるメタバースが、環境のフレームワークを提供するため、企業が独自にインフラを構築する必要もないだろうと指摘した。

さらに現時点での注意事項として、特定のメタバースに多額の投資をすることについては時期尚早だとした。

メタバース技術はまだ始動したばかりであり、長期的にどのような投資が有効かを判断するのは難しいとする格好だ。ただ、製品開発者は、競争力を維持するためにも、メタバースについて学んでおくべきだとしている。

関連ブロックチェーンゲームで遊ぶメリットと自律分散型の将来性|廃猫

グレースケールの予測

メタバースについての楽観的な市場予測としては、仮想通貨資産運用会社グレースケールが21年11月に発表したものがある。

同社は、メタバース関連事業の市場規模は、将来に年間収益で1兆ドル(約116兆円)以上となる可能性があると予測した。一方、その市場規模に達する時期を特定はしていない。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
11:10
KLab、ビットコインとゴールドを購入開始 「岐路に立つBTC」と分析
東証プライム上場のKLabが25日にビットコインとゴールドの購入を開始。AIを活用した市場分析レポートの不定期発刊も開始した。
10:05
ミームコイン市場は2025年に60%下落、「TRUMP」発行から始まった一年を振り返る
ミームコイン市場は2025年に60%下落した。トランプ氏による独自仮想通貨「TRUMP」発行や、ドージコインETF誕生など変化の激しかった一年を解説する。
09:10
イーサリアム、2026年の主要アップグレードで並列処理とプライバシー機能強化へ
仮想通貨イーサリアムが2026年に2つの大型アップグレードを計画している。Glamsterdamは並列処理とガスリミット拡大で性能向上を、Hegotaはプライバシー保護と検閲耐性の強化を目指す。
07:45
BNBチェーン、Fermiハードフォークを1月14日実施へ 
BNBチェーンが2026年1月14日にFermiハードフォークを実施する。ブロック間隔を750ミリ秒から450ミリ秒に短縮し、時間依存型アプリケーションへの対応を強化する予定だ。
07:00
プーチン大統領「米政府はザポリージャ原発でのマイニングに関心」
プーチン大統領は、ウクライナにあるザポリージャ原子力発電所で仮想通貨のマイニングを行うことに米政府が関心を持っていると述べたことがわかった。今後の和平交渉に注目が集まる。
06:35
米政府、1月末に再び閉鎖の可能性浮上 仮想通貨市場構造法案の審議に影響も
米政府が1月末に再び閉鎖される可能性が浮上した。再び発生すれば1月に審議入りが予定されている最重要な仮想通貨市場構造法案の議決がさらに延期されてしまう。
06:05
アーサー・ヘイズ氏がDeFiトークン買い増し、3億円以上のLDOとPENDLE
著名投資家アーサー・ヘイズ氏が185万ドルのLDOトークンと97.3万ドル相当PENDLEトークンを追加購入した。イーサリアムを売却して割安なDeFiトークンへの買い増しを加速。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧