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米議員、仮想通貨の自主管理を保証する法案を提出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨の自主カストディ権を保護

暗号資産(仮想通貨)推進派として定評のある米Warren Davidson上院議員は15日、仮想通貨ウォレットの自主管理を保護する法案を提出した。

法案名は「Keep Your Coins Act」。国民自身で仮想通貨を保有する権利の保護を目的としており、ウォレットの自主管理を可能にする形でのKYC(顧客確認)業務を導入する。

法案の主な条項は以下の通りだ。

  • 商品やサービスの購入において仮想通貨を利用する権利を保証する
  • 自主ホスト型ウォレットを利用した取引を可能にする

Davidson議員は米民主党のElizabeth Warren議員が仮想通貨ウォレットの自主管理を規制する法案を再度提出している動きを懸念して同法案を提出したという。

カナダ情勢を意識

法案はカナダ政府が今週発令した緊急事態法を考慮したものだとDavidson議員は説明。Bitcoin Magazineとのインタビューに対して、以下のようにコメントした。

トラック運転手らのデモ活動で、言論の自由に注目が集まりつつある。

仮にこのような事態がアメリカで起きたなら、賛成する声もあれば、反対の声もあるだろう。私はこのような判断は公平であるべきだと思う。

無論、犯罪活動が起きているなら、それは追求されるべきだ。しかし、BLMへのクラウドファンディングが阻止されたらただ事では済まされないだろう。カナダの状況も同様だ。

カナダではトラック運転手らによるデモ活動が1月下旬より続いており、トルドー政権は物流の阻害になるとして、緊急事態宣言を発令。

これにより、政府の権限は一時的に拡大され、デモ参加者の銀行口座を凍結することも可能になった。一部クラウドファンディングサイトのGoFundMeでは、デモ参加者に向けた寄付活動がプラットフォーム側に阻止されたため、ビットコイン(BTC)などのPSP通貨を利用した寄付にも注目が集まりつつある。

しかし、その一方でそもそも仮想通貨の自主カストディが認められていなければ、米国でも同様の事態が起きかねないと指摘。同法案を提出することで、米政府による過度な仮想通貨規制を避ける狙いがあると説明した。

Warren Davidson議員は米共和党所属のオハイオ州代表議員。これまでにも仮想通貨を独自の資産クラスとして定義付ける「トークン分類法案」など、仮想通貨やブロックチェーン企業を推進する政策の実現に向けて尽力してきた米国の政治家の一人だ。

関連:米仮想通貨の明文化法案、3度目の正直になるか──「トークン分類法」

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