米マイニング企業Riot、4月にビットコイン売却で約13億円の収益

4月に採掘したビットコインの半分を売却

米ナスダックに上場する暗号資産(仮想通貨)マイニング企業Riot Blockchain(以下、Riot)は3日、4月のビットコイン(BTC)生産・運用状況を報告。250BTCを売却し、約13億円(約1,000万ドル)の純収益を得たとしている。

4月、Riotは508BTCを採掘した。前年同月の生産量203BTCと比較して、約150%増加している。今回508BTCのうち、約半分を売却した格好だ。 22年4月30日現在で、同社は自社事業で採掘した約6,320BTCを保有している。

テキサス州で大規模施設を開発へ

Riotは4月、米テキサス州ナバロ郡で、ビットコインのマイニングとホスティングを行う1ギガワット(1,000メガワット)規模の施設を開発するとの計画を発表したところだ。

送電線や建物の建設など、拡張工事の第1段階にかかる総費用を約430億円(約3.3億ドル)と見積もっており、2022年から2024年の第1四半期にわたって投資していくという。液浸冷却式のマイニングとホスティングは2023年7月から運用開始される見込みだ。

第1段階では、400メガワットを拡張。第1段階完了後に、さらに600メガワットから1,000メガワット(1ギガワット)の電力容量拡張が可能となる予定だとしている。

このことについて、Riotのジェイソン・レスCEOは次のように述べた。

当社は、高品質で大規模なデジタルインフラを開発する実証済みの能力を基にして、経験豊富な人材を活用し、ナバロ郡の新たな雇用と経済的機会への扉を開くことができて、大変うれしく思う。

またレスCEOは、「今回の拡張工事が完了すると、Riotの電力容量は合計1.7ギガワットとなり、世界最大のビットコインマイニング事業者の仲間入りをすることになる」とも話している。

第一段階では、ナバロ郡で約270人の雇用が創出される見込みだという。

Riotの完全子会社Whinstoneのチャド・ハリスCEOは、「この拡張プロジェクトは、ビットコインマイニングが米国の低開発地域に、社会、経済面などで良い影響を与えることができるという重要な例だ」と述べている。

マイニングマシンを拡充中

Riotは過去一か月で、新たにビットメイン社のマイニングマシンS19j Proを5,070台受け取り、約3,456台のS19j Proを施設に配備した。

ビットメイン社からは、さらに1,702台のS19j Proの出荷が開始されており、5月中に受領する予定だという。

これらのマイニングマシンが配備された暁には、Riotは合計55,317台のマシンによる、約5.6 EH/s(エクサハッシュ/秒)のハッシュレート能力を持つことになると予測される。なお、エクサハッシュは1秒間に100京回の計算能力のことだ。

ハッシュレートとは

マイニングの採掘速度のこと。日本語では「採掘速度」と表現される。単位は「hash/s」。「s」は「second=秒」で、「1秒間に何回計算ができるか」を表す。マイニング機器の処理能力を表す際や仮想通貨のマイニングがどれくらいのスピードで行われるかを示す指標として用いる。

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